リバーサルフィルムについて。
リバーサルフィルム。
フィルムには大きく分けて2種類。
ネガフィルムとリバーサルフィルムというものがあります。
今回はリバーサルフィルムの「FUJIFILM PROVIA100F」というフィルムをご紹介いたします。
対して、右上と右下のものリバーサルフィルム。
「スライドフィルム」や「ポジフィルム」とも呼ばれ、反転された補色(その色と正反対の色)が現れるネガフィルムとは異なり、
フィルム自体にそのまま色がのっています。(すごく簡単に説明していますが…)
左下のものがネガフィルム。
こちらの方が馴染みがあるかもしれません。
リバーサルフィルムは現像に出す際にマウントとスリーブとを選ぶことができます。
「マウント」とは一コマずつプラスティックなどのホルダーに入れられた状態のこと。
「スリーブ」はマウント化しないもの。通常のネガなどと同じように数コマ毎に分かれネガシートに入っているもの。
リバーサルフィルムと聞くとマウントされたものを想像される方が多いかもしれません。
スライドプロジェクター等で鑑賞する際にはマウントを使用します。
スリーブで受け取って自分でマウントに入れるのもの一興。
プロジェクターで投影するのもこれまた一興。
最初はとりあえず試してみようかな。という気持ちではじめたリバーサルフィルムですが、
仕上がったフィルムを光を通して見たら、
一コマ、一コマの綺麗かつ繊細な描写の虜になってしまいました。
なによりネガフィルムと異なり、
スキャンせずともどんな仕上がりかをすぐ確認できるのは嬉しいポイントでもあります。
さてさて、そろそろ肝心の写真の話をば。
今回使用したカメラはこちら!
「minolta repo(レポ)」です。
これはハーフカメラと呼ばれるカメラです。
35㎜判フィルムを使用するカメラですが、
35㎜判を半分ずつ区切るため、撮影可能な枚数が約2倍になります。
フィルムはいつもリバーサルフィルムの「FUJIFILM PROVIA 100F」を使っています。
今回のPROVIA 100Fは36枚撮りなので撮影可能枚数は2倍の約72枚!すごい!
フィルムは以前はとても高価なものでした。
そんな時代に現れたのがこのハーフカメラ。2枚ずつセットでスキャンすると実に可愛らしいのです。
なかでもOlympus PENシリーズはとても有名。
最近よく使っている方を見かけるようになりました。
かく言う私も各シリーズ合わせて5台ほど持っていたり…。
余談ですが、このminolta repoはよくOlympus PENシリーズと間違えられます…。
ここら辺の話はまた次の機会に。
以前にも登場したCONTAX RTSⅡとminolta repo。
じっくり撮る時はRTSⅡ、それ以外はrepoで撮影することが多いです。
いつも私が使っている組み合わせ。
リバーサルフィルムは本当に綺麗です。
最近ではフィルムもスキャンし、データ化することによって楽しむことができるようになりました。
そんな時代になったからこそ、もう一度アナログの方法によって写真を楽しんでみるのもいかがでしょうか。