ニコン F3はその名の通り、３番目のフラッグシップ機で1980年に発売、1988年のＦ4発売まで実に8年間ニコンの頂点にあったカメラです。実はＦ4発売以降もF4・F5とも並行して発売され続けた銘機でもあります。

F3の人気は、交換式の明るく見やすい視野率100％のファインダーや、MD-4をはじめとするフラッグシップならではの拡張性、ボディ内露出を採用し電子シャッターを組み込むことで、絞り優先AEが手軽に使える事が出来るようになったのが大きな要因でしょう。

また 、ジウジアーロの独特なデザインも大きな要因になったと思います。

F3はその歴史の中で、多くのバリエーションを出しています。

F3をベースにファインダーをハイアポイント化した「F3HP（ハイアポイント）」、報道限定モデルの「F3P」、そのモデルを一般販売した「F3Limited」、外装をチタンにして耐久性を高めた「F3/T」のチタンカラー、それを黒塗装したモデルなど、多彩にラインナップしています。

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