【マップカメラ鉄道倶楽部RailMap】中央線201系最後の春
昨年の12月に投入された中央線の新型車両E233系の増備がかなり進んできました。
E233系は早くも、今秋の京浜東北線、来年の常磐線各駅停車への投入が発表され、今後も速いペースで投入が進むと思われます。
ひょっとしたら、満開の桜と中央線で主力車両201系の姿が同時に見られるのも今年で最後かもしれないと思い、中央線沿線に桜の木を求めて撮影に行ってきました。
菜の花と桜が満開の外堀を走る201系(飯田橋-市ヶ谷間)
外堀の桜越に201系中央特快(写真左)と新型E233系(写真右)(飯田橋-市ヶ谷間)
新宿御苑の壁は菜の花が満開でした。(千駄ヶ谷駅ホームより)
(使用機材:Nikon D200+Tokina NewAT-X270AF PRO)
201系は昭和54年(1979年)に中央線でデビューしました。
減速時にモータを発電機として使用し、発電した電気を架線に戻す回生ブレーキシステムを採用した、国鉄初の省エネ電車です。
省エネ電車である反面製造コストが高かった為、生産数量が限られ、結果として中央線・中央総武緩行線・東海道山陽緩行線の3路線のみへの投入で生産を終了することになりました。
その後は配置転換先の他の路線で、その姿を見るようになります。
昭和63年10月中野駅にて(使用機材:Nikon F501)
特別快速のヘッドマーク付き201系(写真左)と中央総武緩行線(写真右)
中央線以外でも活躍中の201系ですが、最もゆかりの深い中央線から姿を消すのはやはり寂しいものです。
身近な風景・車両がいつの間にか変わっていく…。その中から1つでも多く記録を残していきたいと思います。