二眼レフは、いかがですか?! その8
まぁ、それはさておき・・・ この時期、写欲に燃えている方も多いのではないでしょうか? 大きなカメラと三脚を担いで、早くから場所取りに奔走・・・ でも、毎年最新のカメラで挑んでも、結局同じような写真しか撮れなくて・・・ そんな貴方! 今年は思い切ってアプローチの仕方を変えてみたら! というわけで、そのヒントは、これ・・・
川内倫子氏の『花火』・・・ そう、当時(2001年発行)話題になりましたよね。 改めてページをめくってみて、「こんな撮り方もあるのかぁ・・・」って見入ってしまいます。 「きれい」とか「迫力がある」とか、花火の写真というとそういうものを求めてしまいがちですが、彼女の写真はそれらとは全く別の次元で撮られています。 でも、そこに写されているのは、紛れもなく「花火」 ・・・あのドーンと大きいんだけど、静謐ではかなくて・・・ そして、花火大会の賑やかなんだけどどこか淋しい空気感・・・ それら全てが詰まっています。
さて、川内さんというと、やっぱりローライの二眼! この写真集の写真もスクエアサイズのものはローライで撮られたものなんでしょうか。 夜の写真なのに一見して彼女の作品だと分かるのはさすがです。
まぁ、その域までいかなても、浴衣姿で肩からローライぶら下げていたら、かなりオツじゃありませんか。 ちょっと高感度のフィルムを詰めて、彼女と少し早めに待ち合わせ浴衣姿をまずパチリ。 花火撮る時はしっかり固定させて、じっくりファインダーを覗きながらパチリ。 ・・・うまく撮れなくても、ローライのファインダーに映る花火を見ているだけで感動ものじゃないですか・・・ 彼女にも見せてあげましょうね! 花火の後は、一緒にお茶している彼女をまたパチリ。
どうっすか? 二眼持って花火見物なんて・・・と思ってた方、ちょっと気持ちが動いてきません? 今年の花火見物、ちょいと粋に決めてみませんか?!
・・・と、自分も花火大会の日程をチェックしたくなったので続く・・・ (文責・イット)