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二眼レフは、いかがですか?! 2nd season その2

ミノルタ オートコード  国産二眼レフ、いいですね!

 大変ご無沙汰しております。 皆様、お変わりありませんか?

「2nd Season 開幕」なんて格好いいこと言っておきながら、このコーナー永らく放置してしまいました。 とはいえ、全くもってサボっていたわけではなく、例年のごとくカメラをぶら下げ、桜を撮ったり、アジサイを撮ったりしていました。 …でもね、如何せん筆が遅くて… 結局、掲載時期を逃してしまうんですよね… 時節ものはスピードが大事なのは、重々承知しているのですが…
 ただ、このままお蔵入りは、ちと勿体ないな。 今年は9月中旬になっても連日夏日が続いているし… そうだ、季節ものはちょっと遅れると旬を外した感が強くなるけど、逆にうんとずらせば、むしろ敢えてやってるように思われるんじゃない?! 「夏の思い出」って感じで、なんか良くない?

 ……いやぁ、本当に今年(2012年)の夏は暑かったですねぇ。 …というか、9月中旬の今でも、まだ暑い!! 何年か後に、たまたまこの記事を読まれ、「そういやぁ、大変な夏だったなぁ…」なんて感慨にふけっている方もいらっしゃるのでは…
そんな2012年の夏を振り返る企画、題して…

往く夏を惜しんで?! ①  鎌倉のアジサイをオートコードで!

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 さかのぼって、6月の中旬… 薄曇りの天気でしたが、汗ばむような気温のなか、例年のごとく鎌倉にアジサイを見にいってまいりました。 どのくらい「例年のごとく」かは、この記事の右上にある検索欄に「二眼レフは、」と入れてくだされば、過去の記事が並んだ中に散在するアジサイの写真で確認することができます。 過去の様々な二眼レフと比較してみてください。 ……宣伝、宣伝。

 今回のお伴は、ミノルタ オートコード。 国産二眼レフの中でも、特に人気の高い機種です。 
 人気の理由として、撮影レンズ ロッコール75mmF3.5の確かな写りや、ボディ下部に設置された振り子式のフォーカシングレバーの操作性、フィルムの平面性を考慮し走行をローライなどのボディ下部から上に巻き上げる方式ではなく、上部から下に巻く方式にした機能性などが挙げられます。 でも個人的な意見として、見た目ローライフレックスに負けない高級感と、二眼らしいかわいらしさがある点も見逃せません。 上の写真のように、今回そのかわいらしさを引き立てるためと、慣れないと咄嗟のときに間違えてしまうシャッターボタンの位置を確認しやすくするために、マップカメラの旧製品、パステルピンクのMボタンを付けてみました。 うん、かわいい!

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 で、例年のごとく、昼近くにJR北鎌倉駅に到着。 今回はまず、駅近くの「円覚寺」に立ち寄りました。 広大な敷地を持つお寺ですが、アジサイは少なめなのでスルーしてしまうことが多かったのです。

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  (フジ・プロビア100F 以下、同じ)

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  ローライナー2使用。 フィルター径はローライコードと同じバヨネットⅠ。 今回フードもローライのものを流用しています。

 修学旅行か遠足か、男子中学生の一団がだらけてました。

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  まぁ、この年で寺に興味持てっていっても無理あるよねぇ… ちゃっちゃと済ませて鎌倉駅でお土産を物色する方がいいよね。

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  女子中学生の一団も… こっちの方が元気でした。

 写真にある石垣の前で、ようやくアジサイを撮影。

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  ともにローライナー2使用。 背景のボケも、自然で良い感じ。

 撮影に没頭していると、背後から若い女性の声で「あの…、すみません」
 「はい、はい」 …振り返ると、「私たち、○○小学校の6年生なんですが、アジサイをバックに写真撮ってくれませんか?」
 (ちっ、若過ぎた…)「あ、はい、いいですよ」 渡されたのは、なんか久し振り感もあるレンズ付きフィルム。 リーダー格らしい、ちょっと大人びたその子の号令で、男女6名のグループが私の前に。
 「じゃあ、撮りますよ。」 …カチャ。 「ありがとうございました。」  「いえいえ…」
  去っていく子どもたちを見送りながら、…う~ん、大丈夫だったかなぁ。 もう一歩下がって、もっとアジサイ入れた方が良かったかなぁ… デジカメだったら、すぐ確認できるのに… なんて、普段断然フィルム派なくせに、不安にかられる某カメラ店店員… 情けない…
 ……でも、少なくともあの子たちにとって私は、変なカメラをぶら下げた怪しげなおじさんではなかったわけだ… うん、そうだよね、声掛かったわけだし、みんなでお礼もしていったし、ふふふ…… 自然と笑みがこぼれます。 …いかん、怪しげだ…

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  ホント、背景はローライよりも乱れなくきれいな気がします。

 そして、明月院(あじさい寺)へ。 相変わらずの盛況ぶりでした。

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  ローライナー1使用。

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  天候のせいか、ここまでの写真はちょっと地味めな発色でしたが、本当は奥の赤のようなこってりした色味が出せるレンズです。

 撮影に没頭していると、またまた背後から女性の声が、「あの、すみません… 写真撮ってもらえますか?」
 「はい、はい」 …振り向くと、コンパクトデジカメを持った若いカップルが… (ちっ…)
 「撮りますよ~、は~いっと」 …カシャ。 「ありがとうございます。」 「い~え~」
 今度はちゃんと撮れたのかって? …さぁ、明るすぎて液晶良く見えなかったけど、まぁ大丈夫なんじゃない…

 別料金を払い、奥の庭園へ。

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  この紫もいい色味。 ただマミヤのC220などと比較すると、背景の圧縮感が強い気がします。

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  上のアップは、かなり無理な体勢でようやく撮った1枚。 望遠のない身では、うまく切り取ることができなかったので、こんな1枚。 菖蒲とおじさんカメラマン。

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  庭園を出て、小道沿いのアジサイを撮りたかったのですが、なかなか前が開かず、こんな1枚。 アジサイとお姉さんカメラマン。

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  そして、いつもの竹林バック。 ローライやC220の五角形光源ではなく、丸みを帯びたボケになってます。 なんか感動…

 明月院を後にしたら、線路を渡り、これまたお決まりのコース、浄智寺のガクアジサイと東慶寺を。 すみません、また中に入らなかった…

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  ローライナー1使用。

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  これなんかも、背景がかなり近い気がします。

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 1駅を電車で移動し、鎌倉駅に。 混雑する人の流れを巧みによけながら、一目散に向かったのは、いつもの「中村庵」。 そして、いつもの大冷やしなめこそば。

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  このカット、はたして何回目だろう。 決して使いまわしではありません。

 お腹も満たされ、いつもならこの後、江ノ電へとなるのですが… 「なんか、疲れちゃった… いいや、明日にしよう!」 そう、今回なんと2連休。 電車で1時間ほどなのをいいことに、全くの無計画。 気分で2日続けての日帰り鎌倉旅行が決まりました。
というわけで、次回も鎌倉です。 多分…

続く…  (文責・イット)

[ Category:etc. | 掲載日時:12年09月19日 17時40分 ]

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