【マップカメラ鉄道倶楽部RailMap】京急電鉄創立110周年記念ラッピング電車(その1)
2月25日、京急電鉄は会社創立110周年の記念日を迎えました。
最近鉄道会社では、記念企画に車両を昔のカラーに戻すのが流行っているらしく、京急電鉄でも1000系車両の2編成を、2種類の旧塗装ラッピングを施し運転を始めました。
京急電鉄のホームページによるとラッピング列車は、昭和26年に登場した赤と黄色のツートンカラーの500形車両をイメージした6両編成と、大正13年に登場した茶色い半鋼製電車のデ51形の塗装をイメージした4両編成の2種類。
前者の赤と黄色のツートンカラーの6両編成は主に京急本線の普通列車として、また後者の茶色い4両編成は主に京急大師線を運転しています。
早速、記念列車を撮りに行くことを決めたものの、調査不足で赤・黄色の本線普通列車の運用(時間)が分かりません。ひとまず簡単に見つかる大師線の茶色い車両を撮りに出掛け、運がよければ赤と黄色も…。と軽い気持ちで神奈川県川崎市へ行って来ました。
案の定、大師線のラッピング列車はすぐに遭遇できました。
大正〜昭和初期に活躍していた車両塗装をイメージしてラッピングされた1000系。
京急川崎〜港町にて 使用機材:Nikon D200+TAMRON AF17-50mmF2.8XR Di II
港町駅停車中のラッピング1000系。 使用機材:Nikon D200+AF-SED80-200mmF2.8D
茶色いラッピング車両は、想像よりも紫が強い感じ。
ドア部分の木製扉柄のラッピングが妙に浮いて見えます。
ラッピングされた1000系(写真左)と通常カラーの1000系(写真右)
京急川崎~港町にて 使用機材:Nikon D200+AF-SED80-200mmF2.8D
京急大師線(7駅・4.5km)には日中3編成の列車が運用されており、撮影に訪れた日は3編成全てが異なるデザインでした。ちょっと得をした気分です。
通常カラーの1000系(写真左:川崎大師駅にて)と1500系(写真右;京急川崎~港町にて)
茶色いラッピング列車の撮影後、晴天に誘われて多摩川の土手を散歩。京急本線の鉄橋を目指して歩きました。
目の前の鉄橋をいろんな形式の列車が通過して行きますが、残念ながらもうひとつの赤と黄色のツートンカラーには遭遇できませんでした。
多摩川を渡る800系 使用機材:Nikon D200+TAMRON AF17-50mmF2.8XR Di II
多摩川を渡る新1000系 使用機材:Nikon D200+TAMRON AF17-50mmF2.8XR Di II
人気の無い土手の上で写真を撮っているのに妙な視線を感じ、辺りを見回してみるとあちらこちらに野良猫が。
平日の昼間にぶらぶらと…。よっぽど不審に見えたのか、めっちゃ睨まれていました。
京急電鉄は川崎大師への参拝客輸送を目的とした「大師電気鉄道(六郷橋〜川崎大師)」として発足したと記されています。
せっかく川崎まで来たので、昔を振り返る意味で川崎大師にもお参りに行ってきました。
川崎大師は、成田山新勝寺、高尾山薬王院とともに関東三山と呼ばれ、厄除け大師として有名です。
川崎大師駅を降りてから、参道・仲見世を抜け大山門(写真左)、そして本堂(写真中央)へ。
山門と本堂の間には五重塔(写真右)を見ることができます。
都心に位置しているにも関わらず、この周囲は妙な静けさに包まれています。まさに霊験あらたかという感じでしょうか。
次回はもう一つのラッピング列車に挑戦したいと思います。