【マップカメラ情報】今となっては笑い話2
みなさん、こんにちは。
「今となっては笑い話」の後編
~井の頭公園での悲劇、犬を放し飼いにしないで~をお送りしたいと思います。
前回は初めて一眼レフカメラを手にした私が、APSフィルムを入れようとして
写真屋さんのおばちゃんに笑われるというお話でした。
小金井公園での撮影を終えた私は後日、吉祥寺にある井の頭公園に行きました。
休日のため、家族連れやカップルの姿が沢山見られました。
公園内で露店を開いている人も多く、私はとても楽しくなり、沢山シャッターをきりました。
公園内を一通り歩いた私はベンチで休むことにしました。
フィルムを巻き戻し、カメラから取り出し、ホッと一息。
するとそこへ、一匹の犬が近づいてきました。
私の前で尻尾を振りながらちょこんと座り、私を見上げてくる姿がとてもかわいかったのです。
「わんわん♪」 「かわいいなぁ」
首輪は付いていたのですが、飼い主らしき人は一緒ではありませんでした。
しばらく犬と戯れていると、突然犬がベンチの上にある物体に反応したのです。
そう、撮影を終えたばかりのフィルムです。
そして次の瞬間、悲劇は始まったのです!!
犬「パク」 私「あ」
さらに犬がその場から走り出してしまったのです!
「くぉらーーーー!!」
もちろん私は犬を追いかけました。そして異変に気づいた飼い主も一緒に追いかけてくれました。
しかし、人間の足で犬に追いつける訳がありません。
そして犬はどんどん池の方に走っていきます。
ここまで言えばもう、オチはわかりますよね??
そう、必死の追跡も空しく・・・
「ポチャン ポチャン」
「・・・・・・・・・・・・・・」
こうして初めて撮影したフィルムは永遠に闇に葬られてしまったのです。
その後、飼い主さんがフィルムを弁償してくださいました。
「お互い気をつけましょうね。」と
その間も犬は尻尾を振りながら私を見上げていました。
「わんわん♪」
「・・・もういいよ。追いかけっこは終わりだよ・・・。」
それからしばらく、私は井の頭公園に近づきませんでした。
皆さんも公園内での犬の放し飼いには十分気をつけてください。
そして、井の頭公園にお出かけになった際は是非とも池を見渡して見てください。
私のフィルムが浮かんでいるかも・・・。
プカプカと。