今振り返るマイクロフォーサーズの素晴らしさ。~前編~
OM SYSTEM / OLYMPUSPanasonicwith Micro Four Thirdsエントリーモデルスタッフおすすめ機材厳選アイテム
オリンパスとパナソニックの共通規格。
「マイクロフォーサーズ」
誕生は今から約13年前の2008年8月5日
カメラの歴史としては浅いかもしれませんが、
ミラーレスデジタルカメラの歴史で考えると、初期の方から共に歩んできた歴史を持っています。
ここ数年はソニーを筆頭にキヤノンやニコン、最近ではパナソニックからもフルサイズのミラーレスが登場し、マイクロフォーサーズの影が薄くなってしまいました。
だからこそ今、改めてマイクロフォーサーズの魅力をお伝えできればと思います。
今回は主に外観などをメインに記述いたします。
まず知っていただきたいのはサイズ感や重量です。
↑各製品の重量です。
↓各製品のサイズ比較図です。
フルサイズ一眼レフ・ミラーレス、マイクロフォーサーズフラッグシップ・エントリー機
計6台の重量ですが、EOS 5D Mark IVとE-M1 MarkIII/GH5重量差が150~300gの重量差があります。
さらにE-PL10やG100のようなコンパクトな機種ですと、重さは約半分になります。
重量やサイズの違いはカメラ本体だけではありません。
レンズの重量も違ってきます。
ボディだけですとフラッグシップ機同士だとそこまで重量差はないですが、
レンズを組み合わせるとその差はさらに大きくなります。
上記の表ですと、CanonはEOS 5D Mark IVと EF24-70mm F2.8L II USM の組み合わせで約1.6kgになります。
それに比べて、OLYMPUSはE-M1 Mark IIIとM.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROの組み合わせで、1kg未満。
上記の写真からも重量だけではなくコンパクトさも一目瞭然ではないでしょうか。
この軽量さやコンパクトさを実現させる上で大きな存在なのが、冒頭に伝えましたマイクロフォーサーズ規格のセンサーの存在です。
フルサイズに比べたらセンサーの大きさの違いは歴然。
事実、マイクロフォーサーズのレンズを使用する際、焦点距離の35mm換算は焦点距離の2倍となります。
※参考までにAPS-Cセンサーですと約1.5倍の換算となります。
これだけセンサーが小さいと、こう言った声をよく聞きます。
「あまりボケないのではないか。」
客観的に見て頂く為に、比較写真を用意してみました。
どうでしょうか、確かにフルサイズに比べたらマイクロフォーサーズはそんなにボケないかもしれません。
しかし、全くボケず、パンフォーカスになっている訳でもありません。
フルサイズよりはボケないと言うだけです。
あくまで、個人的な意見ではありますが
マイクロフォーサーズのボケ感で私は不満がなく持ち運びのしやすさを重視しますので、
マイクロフォーサーズの方を使用することが多いです。
もちろん、フルサイズもフルサイズの良さがあるので、
一概にこれが一番良いとは断言できません。
皆様も新しいカメラを購入の際に参考にしていただければと思います。
最後に本記事は前編・後編と分けさせていただいております。
後編は弊社スタッフが掲載したマイクロフォーサーズの記事をいくつかPICK UPさせて頂きます。
乞うご期待ください。