初めてのカメラ。 その3 ~レンズのお話~
皆様こんにちは!
えー、初めてのカメラ。シリーズのお時間です。
その3はレンズのお話でもいたしましょうか。
初めてのカメラ。その2の最後にチラッとお話しした
「35mm判換算」について紐解いていきたいのですが
その前に少し脱線して「レンズ」というもののお話。
レンズとはカメラのフィルム・センサー面(以下、撮像面と呼びます)に光を導くための重要な役割を担うものです。
ザックリ言うと人間の眼球と同じ役割ですね。
この大事な役割を担うレンズですが、基本的に複数のガラスを組み合わせて作られます。
複数のガラスを組み合わせることで
撮像面にきちんと像を結ぶようにコントロールされています。
上の図で言うなら焦点=撮像面ということになります
これがちゃんとしていないと写真を撮ってもボヤボヤになったり
そもそもピントも合わせられない…と思います。
その昔、カメラのレンズはここから始まったといってもいいのではないでしょうか。
3枚のガラスを組み合わせて作った「トリプレット」といわれるものです。
凸凹凸と組み合わせたシンプルな構成です。
像が撮像面にきちんと結びつくように考え出したんですねぇ…スゴイ!
レンズの歴史はこの「トリプレット」を受け継ぎつつ
ガラスの枚数や配置の仕方を調整したり
ガラスの表面に様々なコーティングを施して光の屈折率をコントロールしたりと
それはもう大変な試行錯誤と改良を重ねて今日に至る、というお話です。
さて、話を少し戻して「焦点」のお話。
焦点とは光が結ぶ点です。カメラで言うなら撮像面でなくてはいけません。
レンズ内のピントを合わせるガラスから撮像面までの距離のことを「焦点距離」といいます。
よーやく出てきましたね「焦点距離」というワード。
レンズの横に「○○mm」と書いてあるのは見た事があるでしょう。
そうです、まさしくコレのことです。
上の図の通りなので特に捕捉もないのですが
焦点距離が短いレンズ(10mmとか数字の少ないレンズ)は広角。
焦点距離が長いレンズ(300mmとか数字の大きいレンズ)は望遠ということです。
目的に合わせて選ぶ必要がありますね!
レンズの焦点距離のお話はコレにてオシマイ☆
自分に合ったレンズを探す旅へ…出るのは次の回を見てから。
次でようやく「35mm判換算」のお話です。