変わりゆく街の語り部
次々と生まれ変わっていく東京の街並み。
そんな中でも長い歴史を持ち、人々に愛されてきた建物というのも意外とあるものです。
ここは日比谷。
かつての江戸城、現在の皇居に隣接し、江戸時代の大名屋敷から明治維新によってホテルや娯楽施設が造られました。
現在は多くの商業ビルが立ち並ぶビジネス街となっています。
今回はそんなビジネスと娯楽が合わさる街日比谷を歩きました。
日比谷には巨大なオフィスビルもたくさんありますが、ユニークな形の商業ビルも多くあります。
直線と曲線が絶妙に融合しているシルエットが美しいです。
日比谷公園内の石垣の隙間から生える草花。
巨大なビルに囲まれた公園内には江戸時代の面影が残っています。
皇居の広大な庭園には何本もの木がねじれながら合わさっているようなものが広く植えられています。
それらの樹皮のひび割れが歴史を物語っているようです。
現在は休館中の日比谷公会堂の大扉。
茶褐色のタイルで覆われた建物全体もさることながら、この鈍く輝く重厚な扉の存在感もすごいです。
1963年に完成した日生劇場。
隣接している東京ミッドタウン日比谷の最新のデザインとも違う独特な形が存在感を放っています。
最後に日比谷公園の門の傍らで休憩中の猫。
行き交う人々は忙しなくても猫はいたってマイペースです。
今回紹介したのは日比谷の本の片隅の部分でしかありません。
帝国ホテルや宝塚劇場、まだ開業して間もない東京ミッドタウン日比谷もこれからこの街のランドマークとなっていくでしょう。
みなさんのお住いの町にも、その土地の歴史を物語る建物があるはずです。
そんな身近な建物が静かに物語る歴史に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
Nikon (ニコン) D610 ボディ
+Voigtlander (フォクトレンダー) ULTRON 40mm F2 Aspherical SL II S(ニコンF用) ブラックリム
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