【マップカメラ情報】実写検証!フルサイズセンサー ~ぼけとパースペクティブ~
後ぼけ、前ぼけの比較は約5cm間隔で置かれたビンを先頭のビンから撮像素子まで約50cmの位置から撮影。その同じ位置からズーミングで画角をそろえて撮影しています。
■後ぼけの比較
(※画像はAPS-Cサイズセンサー機の画像データに大きさを合わせて50%に縮小後、1500px×1090pxにトリミングしています。)
■前ぼけの比較
(後ぼけの比較と同位置から緑のビンにピント合わせ。画像はAPS-Cサイズセンサー機の画像データに大きさを合わせて50%に縮小後、1000px×1200pxにトリミングしています。)
まず、同じ絞りでは明らかにフルサイズセンサーの方がよくぼけているのがわかります。また、フルサイズセンサーのF5.6はAPS-CサイズセンサーのF2.8並みによくぼけている点も驚きです。
フルサイズセンサー機はぼけの量が多いので、ポートレート撮影など被写体を浮立たせたり、被写体の一部分だけにピントを合わせたりとぼけを活かした撮影ではAPS-Cサイズセンサー機よりも有利です。
■パースペクティブ比較
(※画像はAPS-Cサイズセンサー機の画像データに大きさを合わせた後50%に縮小)
上に載せた写真はフルサイズセンサー機とAPS-Cセンサーサイズ機のレンズの焦点距離を同じにし、APS-Cセンサーサイズ機を被写体から離して同じような画角を狙い撮影した画像です。上段のフルサイズセンサーの画像と比べると下段のAPS-Cセンサーサイズの写真のほうがパースペクティブ(遠近感)が 無くなりそれぞれのビンの大きさが近づいているのがわかります。つまり、同じ焦点距離のレンズで同じような画角で撮影する場合はフルサイズのほうがパースペクティブを強調させたダイナミックな写真を撮ることができます。