【マップカメラ情報】心の眼(?)で撮る
時折、他のフロアの様子を覗きにいくと、お客様が検討中のカメラで試し撮りをカシャッ、そして難しい顔でボディ背面のモニターを見ながらボタンをクリック クリック・・・、またカシャッ、クリック クリック・・・ すっかり当たり前の光景になってしまいました。観光地などでもよく見かけますよね。
ところが、地下フロアに戻ってくると、お客様がカメラをカウンターの上に置き、前から後からジーッと眺め回し「やっぱ、このボディとレンズの組合せ、いいよねぇー」 別のカウンターでは、ファインダーも覗かずにシャッターを切っては「くー、この音、この感触、たまんないねぇ・・・」なんて・・・ みんな少年の顔なんですよね。見ているこちらも微笑ましくなってしまいます。 まぁ、スタッフの中にも「このライカのショーケース眺めながら、ごはん3杯は食える!!」なんて者もいますから・・・ みんなモニターなんかなくても、心の中で何枚もの傑作写真を撮っているんですよね。
そんなピュアな(?)心の眼をお持ちの方には、是非こちらのカメラたちを・・・
右手前からローライ35、ライカⅠf、フォクトレンダー ビトマチックⅠ、
後同じく右からフォクトレンダー ベッサL、ツァイスイコンSW、ハッセルブ ラッド903SWCの面々・・・
顔ぶれを見て、何が言いたいかすぐわかる方は「お仲間」です。
すべて距離計のない、つまり目測でのピント合わせが必要なカメラたちです。自分の眼と心で距離を測り、それを信じてシャッターを押す・・・ カシャッ、クリック クリックの機械まかせとは正反対のカメラです。超傑作か超失敗作かも、現像が上がるまでは分からないという潔さ!
どうでしょう、機械に頼りすぎて鈍くなってしまった自分を鍛えなおすつもりで、是非1台!!