愛犬と向き合おう
愛犬と向き合おう
焦点距離50mm(35mm判換算75mm),SS 1/125,F4.0,ISO 400
鏡開きも過ぎた今日この頃。
筆者にとっては、本日がお客様への年頭挨拶でございます。
皆様の期待に応えるべく精進してまいりますので、
本年もよろしくお願いいたします。
皆様ご存じのことと思いますが、今年は戌年です。
カメラ好きな方なら脳裏によみがえることでしょう。
「Nikon New FM2/T 戌」がリリースされた、あの戌年です。
24年前のリリースと聞くと、何ともいえない衝撃が走ります。
さて、マップカメラでは戌年を記念して、「愛犬撮影におすすめカメラ」という特集を実施しています。
皆様にとっての最高の1枚をアシストすべく、使い勝手の良い機能や撮影上のポイントを掲載しています。
今回はこの特集にあやかり、愛犬の表情を撮るのに最適な「中望遠」レンズをご紹介いたします。
愛犬撮影の鉄則
~撮影場面のイメージ~
お客様より「愛犬撮影におすすめのレンズは?」というご相談を多数いただきます。
端的に申しますと、明確な答えは存在しないのです。
愛犬と飼主の距離、画面上に占める愛犬の大きさ、そしてレンズの選択肢など、
様々な要素によって最適解が都度変化することが理由です。
レンズに話を絞ってみましょう。
たとえば広角レンズ。名前の通り、広い範囲を撮影できるレンズです。
「大半のスマートフォンで採用されているレンズ」といえば、ピンとくる方は多いはず。
顔にグッと近づけて撮ると、顔は大きく胴体は小さく、遠近感の強調された写真を撮ることができます。
広角レンズと対照的存在になる望遠レンズも、選択肢として挙げられます。
愛犬との距離があっても望遠レンズを使用すれば、画面いっぱいに愛犬の姿を写すことができます。
ドッグランなどのシーンにおいて愛犬の雄姿を収めるのなら、大活躍間違いなしでしょう。
まずは愛犬をどのように撮影したいのか、イメージを明確にしてみましょう。
愛犬の表情を撮るには
~人物写真の王道「中望遠」がおすすめ~
焦点距離50mm(35mm判換算75mm),SS 1/125,F4.0,ISO 400
愛犬の仕草や表情は、いつどこで見ても心を和ませてくれます。
その姿を撮影するにあたって、筆者は「中望遠」と呼ばれるレンズを多用していました。
少々機材知識の話となりますが、レンズスペックで耳にすることが多い「焦点距離:○○mm」という数字が、
一般的に70~90あたりのものを指しています。人物写真のポートレート撮影ではお馴染みの存在です。
広角レンズ特有の遠近感や歪みが発生せず、かつ望遠レンズほど撮影対象との距離を取らずに済む中望遠レンズ。
モデルとの意思疎通を取りやすいことから、「中望遠=ポートレート」という構図が生まれたようです。
筆者はこの構図を丸ごと利用して、愛犬の表情を正攻法で撮影していました。
私が撮りたかったもの
~辿り着いたポートレート~
焦点距離50mm(35mm判換算75mm),SS 1/80,F2.8,ISO 640
筆者は10代の頃、ゴールデンレトリバーと一緒に生活をしていました。
熟れるまで待っておいたバナナを、留守中に皮ごと食べられた衝撃は、
今でも鮮明に思い出してしまいます。「皮、食べるんだ…」って。
絶対取られないと踏んで棚の上に置いても、
彼らは人間の行動をしっかりと観察しているようです。
とはいえ、可愛くて可愛くて仕方がない大切な家族です。
お手頃価格の単焦点レンズ「Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.8D」を
Nikon D200と組み合わせて、即席の中望遠レンズとしてシャッターを切っていました。
愛犬が寝そべっているときには、自らも這いつくばり目線を合わせてみたり…
今思えば、わが子の成長を記録する気分で、撮影に没頭していました。
時は流れ、10年前の写真を振り返る今日この頃。
最近は可動式モニター搭載のカメラが増え、より楽に撮影できるようになってきました。
カメラの進化と歩調を合わせるように、レンズも考えられないほどの高性能化を果たしています。
最新の機材を組み合わせて、愛犬の「今」を記録してみてはいかがでしょうか。
期間限定キャンペーン!
犬写真投稿で、もれなく500pt贈呈中!
焦点距離41mm(35mm判換算82mm),SS 1/100,F5.6,ISO 500
現在マップカメラでは「コミュレビ犬賞」を実施しております。
「大賞」ではございません。「犬」賞です。
1月31日までの期間内に、機材レビューと愛犬写真を投稿してくださったお客様に、
当店で利用可能なSyuppinポイント500円分を、もれなく差し上げております。
ぜひ、可愛い愛犬の写真と一緒に、お使いのカメラやレンズのレビューをご投稿ください。
皆様のレビューを読んだことで、愛犬撮影家が増えるかもしれません!
戌年の本年を、皆様と盛り上げていけたら幸いです。
ビバ、戌年!
おすすめ中望遠レンズ
今回、写真撮影に使用したメーカーはニコン。
最大手のキヤノン、急成長中のソニーなどと同じく、
高級ラインからお手頃価格のレンズまで、予算に応じて選べるのが嬉しいところです。
加えて近年は、「サードパーティー」と呼ばれる
レンズ専業メーカーの躍進もあり、市場はまさに戦国時代。
ぜひ、お客様の特別な一本をお求めください。
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サードパーティーの躍進目覚ましい今日この頃。
究極の描写力を実現したSIGMA Artシリーズ、
レンズ内に強力な手振れ補正機構を搭載したTAMRON SPシリーズなど、
個性的なレンズも揃っております。
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いざというときに助かる!
防汚加工フィルター!
愛犬を撮影しようとカメラを向けたら、光り輝く鼻がレンズに…
すぐに清掃すれば済むのですが、面倒で後回しにしていると汚れが固着してしまい、
余計に時間がかかってしまうものです。
大前提として、デリケートなレンズ表面は、可能な限り手を触れたくないというのが率直なところでしょう。
この悩みを一挙に解決するのが「防汚」加工の施されたフィルターです!
汚れが付着しても、楽々と清掃できます。
何よりレンズ先端に付けておくことで、レンズへの直接的なダメージを防げる点がありがたいです。
こちらのアイテムは、レンズによってフィルターサイズ(口径)が異なります。
お求めの際は、お手持ちのレンズのフィルター口径をご確認ください。
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