2021年の夏、私たちMapCameraは27周年を迎えます。
これもひとえに、日頃ご愛顧いただいている皆様があってこそのこと、いつも本当にありがとうございます。
今年はマップカメラで働くスタッフ一人一人が、27周年にちなみ「○○と、つながる」というテーマでバトンを“(27)つな”ぐことに。
「屈指のカメラ好き」は数居れど、撮るもの、撮る目的は十人十色、否、百人百色とも言えるほどに多様であるはず。
夏休みを思い出すような思い出の毎日から、少しずつお時間を拝借いたしまして「カメラが人とモノを繋ぐ様」をご覧いただこうと思います。
ファインダー越しと表現される世界は隔たれているわけではなく「繋がっている」という事を実感していただけたのなら私達も嬉しい限り。
個性派揃いの全45回、今夏のお供にどうぞ。
第18回「本と、つながる」
小さいころから本を読むのが好きです。
本を読むのが好きとは言っても教科書にのっているような文学作品ばかり読むわけでもなく、漫画も良く読みます。
学生のころからバイト代の半分は本や漫画に消えていきました。
時間があれば本屋さんや古本屋さんにふらふらと入っていきついつい面白そうな本を買ってしまいます。
本は、何回読んでも面白いです。同じ話でも1回目に読んだ時には気が付かなかったことに2回目以降で気がついたり、
最初はあまり好きになれなかった登場人物でも何回も読んでいくうちに好きになったりするからです。
本は、その本を選んだ時の自分を思い出させてくれます。
部活に明け暮れていた学生時代から会社で働き出した今に至るまで様々なジャンルの本を読んできました。
本棚にならぶ本を見るとその本を読んだ時の感想だけではなく、
この本を選んだ時に自分が何を考え何に悩んでいたのかを思いださせてくれます。
本は、私のこれまでを教えてくれるアルバムのようなものでもあります。
最近、写真も本と似ていると思います。
写真も見るだけで、その時の自分が何を思ってシャッターを切ったのかまで思い出せます。
一度撮った写真でも何度も見返せば、その時々で抱く感想も変わってくると思います。
過去の思い出や自分の気持ちにつながっていきます。
今回使ったカメラは、NikonZ5とLeica M(Typ240)です。
Z5は最近購入した初めてのデジタルカメラ、M(Typ240)はいつかは手に入れたい憧れのカメラです。
このブログでは「好きと、つながる」ということで、私の一番好きなものを一番好きなカメラで撮影しました。
本は私にとって、これまでの喜怒哀楽に寄り添ってくれるなくてはならない存在です。
カメラと私の付き合いはまだ始まったばかりですが、本のようにこれから長く付き合っていけたらと思います。