本日もまた写真日和。毎日がそうであるように。
のんびり、まったり・・・好きな写真を好きなように撮り続けてはや10年。
喜怒哀楽に合わせて時を残してくれるカメラやレンズを、私は敬意を込めて“彼ら”と呼びます。
カメラはCANON EOS7DMarkⅡ、それに付けるレンズはSIGMA Art 30mm F1.4 DC HSM
お初にお目にかかります。新人スタッフのカメラ話に暫し、お付き合い下さいませ。
私が学生時代から愛用し続けているこの組合わせは
撮影において非常に便利、かつ、実に可愛げのある写真を生み出します。
このレンズが実現するボケ描写はあらゆるシチュエーションも情緒的に切り取り、このカメラはその確かな描写を決して逃しません。
心が動いたその「瞬間の世界」を、感動もまるっとそのまま写真に落とし込んでくれるのは、ただ“確実に真実を写す”という行為を超越しているように思います。
色彩を鮮やかに、美しく。
闇を艶やかに、趣深く。
ところで写真とは何が写っていて何が綺麗で…と、撮影した光景を表現するだけではないと思うのです。
最終的に出てくるのは1枚の画なのですから、カメラで絵を、もとい、画を描いても楽しいです。
モノクロで撮影した水槽の世界。
厚みのあるガラスは、真正面からでないと光を歪めてしまいますが、その歪みを活かしてふわっとした世界観を演出できました。
歓楽街の夕景を低い位置から一枚。
鮮やかに暮れゆく空に重なる電線はヒトの営みを連想させます。
陽を透かす柿の葉。
落ちる影はより一層柔らかな光を浮かび上がらせていました。
綺麗なボケを使ったポートレート。
手軽に街角スナップ撮影。
夕暮れ、早朝の光量の少ない環境や星空の撮影も。
とにかくどんな撮影でも力を発揮してくれます。
カメラを始める最初の一本にももちろん、
撮影の幅を広げたいカメラファンの方も是非一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
私自身、明るいレンズを試してみたい、という軽い気持ちで購入したのですが
今となっては撮影に欠かすことのできない大切な相棒です。
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