本館4階マクロアドベンチャー
本日はマップカメラ公式サイトのマクロ特集にちなんで、本館4階で取り扱っているマクロレンズをピックアップしてみました。
SIGMA Art 70mm F2.8 MACRO
キヤノン純正マクロは他社製品を含めると様々な選択肢がありますが、70mm焦点距離で独壇場なのがSIGMAのカミソリマクロです。
今回Artシリーズの冠を引っ提げ、光学性能をさらに強化して帰ってきました。
Canon EOS 5D Mark III + Art 70mm F2.8 MACRO 絞りF4/シャッタースピード 1/80秒
インドシナウォータードラゴンを横から撮影。
うろこの質感がリアルに表現されていて、光学性能の高さをひしひしと感じさせられます。
このレンズのデメリットは光学手振れ補正が搭載されていないことが上げられますが、程よい重さでホールド感もよく、手振れは気になりませんでした。
Canon EOS 5D Mark III + Art 70mm F2.8 MACRO 絞りF7.1/シャッタースピード 1/125秒
Canon EOS 5D Mark III + Art 70mm F2.8 MACRO 絞りF7.1/シャッタースピード 1/135秒
被写界深度が浅いマクロレンズ、昆虫の撮影では少し絞り込んで撮影する機会も多くなります。
当写真はF7.1と2段階弱絞り込んでいますが、ボケが円形を維持していてとても自然な一枚に仕上がりました。
開放で撮影した時の溶けるようなボケを楽しむだけでなく、絞り込んでもボケを活かせるのは大きなメリットです。
Canon EOS 5D Mark III + Art 70mm F2.8 MACRO 絞りF5.6/シャッタースピード 1/60秒
等倍近くまで寄って撮影。
温室にいる蝶は人間に慣れていて、じっくり撮影できるのでおススメです。
等倍でご覧いただけないのが残念ですが、胸部の体毛まできめ細かく解像されていて、マクロレンズならではの超解像を楽しむことが出来ました。
Canon EOS 5D Mark III + Art 70mm F2.8 MACRO 絞りF2.8/シャッタースピード 1/160秒
開放での撮影でも水玉の質感をここまで表現できるのは圧巻の一言。
カミソリマクロの所以です。
雨上がりによく見かける水滴でさえ綺麗に撮れると、ついついシャッターをたくさん切ってしまいます。
Canon EOS 5D Mark III + Art 70mm F2.8 MACRO 絞りF2.8/シャッタースピード 1/400秒
今回の撮影では花を撮る機会があまりなく、朝顔の写真だけとなってしまいました。
花弁に付いている花粉一つ一つまで綺麗に解像されています。
発色のバランスもよく、開放もキレのある描写力と綺麗なボケを楽しめる一本、是非次の撮影では花の撮影をメインに使ってみたいと思います。
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次にご紹介するレンズは、
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 MACRO
最大撮影倍率は1.5倍、最短撮影距離は9.5cmで、レンズをギリギリまで近づけてもピントを合わせることが出来ます。
飲みかけのペットボトルの水滴を撮影。
OLYMPUS E-M5 MarkII+M.ZUIKO DIGITAL ED30mm F3.5 MACRO ISO1600 絞り F3.5 シャッタースピード1/15秒
右上の水滴にはリサイクルマークが反射しています。
マクロレンズで撮らなければ写せないであろう写真。
シャッタースピード1/15秒でも、E-M5 MarkIIとの組み合わせで5軸手振れ補正が最大限に発揮されブレのない写真が撮れました。
OLYMPUS E-M5 MarkII+M.ZUIKO DIGITAL ED30mm F3.5 MACRO ISO400 絞り F3.5 シャッタースピード1/80秒
お蕎麦屋さんのたくあんが、まるでモンブランのように見えます。
OLYMPUS E-M5 MarkII+M.ZUIKO DIGITAL ED30mm F3.5 MACRO ISO320 絞り F3.5 シャッタースピード1/60秒
バスを待っている間、トートバックの繊維を撮影。
肉眼では見ることのできない細かい繋ぎ目まで写すことができます。
OLYMPUS E-M5 MarkII+M.ZUIKO DIGITAL ED30mm F3.5 MACRO ISO200 絞り F3.5 シャッタースピード1/80秒
これは公衆電話のコイン投入口。
中央の空洞の奥にあるもう一つの空洞まで写っています。
ずっと見てると吸い込まれそう。
OLYMPUS E-M5 MarkII+M.ZUIKO DIGITAL ED30mm F3.5 MACRO ISO1000 絞り F3.5 シャッタースピード1/60秒
一見、灰のようにも見える写真。
お寿司屋さんの粉末のお茶なんです。
モノクロで撮ると全く別ものに映るところがマクロの興味深いところです。
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最後にご紹介するレンズは、
Canon (キヤノン) EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
最大撮影倍率は1倍、最短撮影距離は0.3㎝、最大解放はF2.8で被写界深度がとても浅くなります。
Canon EOS 6D Mark II + EF100mm F2.8Lマクロ IS USMISO3200 絞り F2.8 シャッタースピード1/200秒
お気に入りの腕時計を撮影。
ケースの表情が使っていくにつれて変わる真鍮独特の雰囲気を壊すことなく細かく撮影できています。
Canon EOS 6D Mark II + EF100mm F2.8Lマクロ IS USMISO4000 絞り F2.8 シャッタースピード1/200秒
中学の頃から使い続けているアルトサックスを撮影。
楽器にあるキズや光の反射、パーツを捉え綺麗にぼかすことが出来ます。
ここまで寄って撮れるのはマクロレンズの醍醐味でしょう。
Canon EOS 6D Mark II + EF100mm F2.8Lマクロ IS USM ISO6400 絞り F2.8 シャッタースピード1/200秒
アジサイのドライフラワーを撮影。
ドライフラワーは生花とは違い色がくすみます。
そのくすんだ色の中にあるシックな藍色が綺麗に表現できました。
Canon EOS 6D Mark II + EF100mm F2.8Lマクロ IS USM ISO1600 絞り F3.2 シャッタースピード1/200秒
木でできたピックを撮影。
沖縄で購入した植木鉢に住む小人。
とても小さく親指程度の大きさなのですが、めいっぱい寄ってもこの独特な表情が木目と共にしっかりとみてとれます。
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今回はシグマ、オリンパス、キヤノンをそれぞれ1つずつ紹介させていただきました。
マクロの世界が少しでも伝わったなら幸いです。
皆様もマクロレンズを使って、いつもとは全く違う世界を体感してみてはいかがでしょうか。
ここまで紹介してきました商品はほんの一部です。
その他の商品もございますので、ぜひマップカメラへ足をお運びください。