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梅雨の説明書 vol.15 雨でもGFX、50Sと横長写真。

一部地域では既に梅雨明けが発表されています。真夏のような日差しの日もあり、各地の梅雨明けも例年より早まりそうです。
そう、梅雨のシーズンも終わりに近づいてまいりました。
とかくマイナスイメージの強い梅雨ですが、今年はここ数年よりも気分的に開放感もあり、外出の機会も多かったと思います。
折角なので梅雨を思う存分楽しんでみては、そんな意図で企画したマップカメラの「梅雨の説明書」。
梅雨を徹底的に楽しむための情報を随時発信してまいりましたが、いよいよ終盤です。

「梅雨の説明書」をご参考に、残りわずかの梅雨を素敵に楽しくお過ごしください!!

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『新宿は豪雨〜』
東京事変の『群青日和』という18年前に発表された楽曲の歌い出しです。ミュージックビデオのスポットライトが順番にメンバーを照らす演出が好きで、何度見ても飽きません。本当に良いものは何年経っても人の心を離さないのです。豪雨とまではいきませんでしたが雨の新宿を出発して散策、数時間の逍遥です。35mm換算で約50mmとなる「GF63mm F2.8 R WR」は、最初の1本として「GF50mm F3.5 R LM WR」と悩まれる方が多いレンズかと思います。画角も多少変わりますが、中判ならではの立体感を楽しむのであればなるべくF値は明るくいきたいところ。リニアモーターは非搭載ですが俊敏なオートフォーカスが撮影のテンポをより良くしてくれた印象です。

都庁を中心にてくてく。無機質なビルの群れは何を言うでもなく静かにそびえ立っています。コンクリートを打つ雨音や波紋、革靴が鳴らす足音、湿気を纏った空気の匂い、梅雨のビル街も悪くない。被写体との距離は相当ありましたが、絞り開放から危なげなくシャープに描くことができていました。

傘を差しながらでも片手で簡単に操作することのできる「50S」ですが、あらかじめ各種ボタン・ダイアルをカスタマイズしておくことでより便利に。筆者は撮影比率とフィルムシミュレーションをワンタッチで切り替えることができるよう準備をして撮影に臨みました。

傘、傘、傘。一様に傘と言っても様々な傘が存在しています。色・形・素材、全く同じ傘を使っている人を見つけることはほとんど不可能に近いはずです。身を寄せ合って、二人で入って、良いですね。

雨粒や朝露のついた植物が大好きで見つけると必ずレンズを向けてしまいます。高い解像力と立体感が記憶に限りなく近い映像を記録してくれる、これもまたGFXを使う理由の一つです。

咲き始めた紫陽花、梅雨の代名詞。もともと美しい花々をより魅力的に写す、筆者の最も苦手な分野かもしれません。構図やピントの位置、露出をいくら考えたところであるがままには敵わない気がしてしまうのです。それでも自分なりに、ああでもないこうでもないと悩みながら撮る。写真の良し悪しなんて誰が決めるものでもなくて、撮った人が良いと言ったら良い。それで良いと思うのです。

 

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最後は4:3、縦構図、紫陽花でお別れです。ベルビアの彩度と言うよりはアスティアの透明感が好みです。一旦プロビアで撮っておこうかなとも思いますが、キリがないのでアスティアで1枚。フィルム時代には考えられない贅沢な選択ができる、フジフイルムの真骨頂ではないでしょうか。『梅雨の説明書』と題して雨の日をカメラと共により楽しく、より豊かに過ごす方法をご紹介してまいりました。カメラ・レンズともに手ぶれ補正機能を搭載していない組み合わせでの撮影でしたが、ユーザーへの配慮が感じられるグリップのおかげで片手で全てのカットを撮り切ることができました。雨を気にすることなく撮影に集中できる高い防塵防滴機能を備えた「50S」と「GF63mm F2.8 R WR」。特に「50S」は「50S II」の登場で中古価格がよりお手頃に。梅雨前線が過ぎ去る前に、是非一度ご検討ください。

 

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非常に使い勝手の良い換算約50mmの万能レンズ、最初の1本として間違いなし!

 

後継機種の「GFX 50S II」、さらにパワーアップした中判デジタルカメラ界のゲームチェンジャー。

 

 

 

いくら防塵防滴といえど、使った後はきちんと雨粒をふき取りましょう。
梅雨をイメージして青系のクロスをいくつかご紹介します。

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:22年06月27日 18時00分 ]

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