【タイムズフォト】樹齢1200年の藤の花
チューリップの次は藤の花が見頃を向かえました。
今回は樹齢1200年、特別天然記念物にも指定されている牛島の藤(埼玉県春日部市)を見に行ってきました。
牛島の藤がある藤花園は明治時代に廃寺なった元真言宗の寺跡で、藤は弘法大師のお手植えという説もあるそう
です。
1200歳の老木は根本から分岐し藤棚一杯に花を広げていました。そのスケールは凄いの一言。
棚の隙間からこぼれる日差しが花の見栄えを変化させ、角度によっていろんな表情を楽しむことができます。
藤棚は1つではなく、微妙に異なる花がそれぞれの藤棚を埋め尽くしています。
藤にも種類があるとは知りませんでした。
藤棚は高い位置に作られているものの花房が長いので、藤棚の下は「花のれん」がいっぱい垂れ下がった状態と
なっています。
藤の甘い香りに誘われてミツバチの姿も多く見られました。
藤棚に群がる蜂は目線のあたりを飛び交うので、花の陰から突然現れるとかなりビックリします。
樹齢1200年。
1200年前と言えば歴史的には平安時代の頃。
ただただ自然の力の偉大さに驚かされます。
また、戦争や天災などいろいろな災いがあったと思
われる中、今でもこんな見事な花を見ることが出来
るのは、代々手入れをし続けてきてくれた方のおか
げと感謝せざるをえません。そして、これからも見
事な花を咲かせ続けて欲しいと願うばかりです。
撮影地:牛島の藤(埼玉県春日部市)
アクセス:東武野田線 藤の牛島駅より徒歩約10分
使用機材:Ai35mmF1.4s
AF 60mmF2.8D Micro
AF ED200mmF4D Micro