気分もライトに薄型レンズ
11月も終わり、今年も残すところあと一月となりました。
毎年この時期に一年を振り返るイベントとして「新語・流行語大賞」がありますが、
今年の映像業界では「ミラーレス」という言葉が最も盛り上がった一年だったのではないでしょうか。
そしてその渦中にいるパナソニック。
フルサイズミラーレスの開発状況が気になるところですが、マイクロフォーサーズ規格の製品も引き続き開発していってほしいものです。
今回は現行のパナソニックレンズの中でも特にコンパクトな「LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.」をご紹介します。
本レンズの特徴は何といってもそのコンパクトさ。
F1.7という明るさを持ちながら長さ約25.5mm(レンズ先端より、レンズマウント基準面まで)と、
小柄なラインナップが多いマイクロフォーサーズレンズの中でも特に小さくまとまっています。
さらに本モデルでは外装に金属が使用されているので高級感も申し分なしです。
高架下の鉄骨と、上から差し入る光と影。
このレンズは解放からくっきりと写りますが、一段ほど絞るとより質感が際立ちます。
コントラストははっきりとしていますがハイライト、シャドウはきつくなりすぎることはなく、
そのまま撮って出しでも見苦しくなることはほとんどありませんでした。
皇居内の石垣とマンション。
コントラストがはっきりしているのもありますが、立体感はなかなかのものです。
線が少し強めに出るので風景や物を撮影するのに適していると思います。
ではボケの具合はどうなのかというと、個人的にはそこまできつくなりすぎることはないと思います。
ボケの量を増やすにはセンサーサイズの都合である程度被写体に近づく必要がありますが、
30㎝ほどまで近づけば十分にボケてくれるはずです。
パナソニックのレンズと言えばLEICA DGシリーズがすっかり定番となっていますが、
それ以外のレンズもなかなか侮れない実力を持っています。
本気で撮りたい時と散歩がてらカメラを持ち出したい時。
気分に合わせてレンズを選ぶようにすれば、写真がより身近になるのではないでしょうか。
Panasonic (パナソニック) LUMIX DC-G9 PRO ボディ
Panasonic (パナソニック) LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH. ブラック
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