都心の梅も見頃を迎え、少しずつ暖かい季節を迎えようとしています。
目のかゆみと鼻のムズムズ。花粉症の症状で春の訪れを感じるのはちょっと寂しいものです。
薬の影響か?春だからなのか?普段にも増して眠い日が続く中、新宿へ向かう通勤電車の中から流れる景色を
ボーッと眺めていると、江戸川の河川敷の一角にピンク色の並木があるのを発見しました。
総武線の橋梁から南へ約500m。電車からはちょっと遠く何の花だか判別出来ないまま数日が経ち…
結局気になって江戸川を歩くことにしました。
河津桜でした。わざわざ伊豆まで行かなくても、こんな近くにも咲いていたなんて知りませんでした。
思い切って歩いてみてよかった…。
この江戸川河川敷の河津桜、平成16年に一般の方からスポンサーを募って植栽を始めたものらしく、まだ小さな
若木が約40本程植わっている小さな並木です。代表的な桜「ソメイヨシノ」と比べると、ピンクの色が濃いため
側に寄るとなかなか迫力があります。また派手なピンク色は写真映えも良いのではないでしょうか。
でもよく見ると痛んでいる花が多いことに気づきます。
河津桜は開花期間が長いと言われているのに変だな?と思いながら、1本1本綺麗な枝を探しながら歩いていると
メジロの群れが花の蜜を吸っていました。
このメジロ、とにかく素早い動きで次から次へと隣の木へ渡っては花を落として行きます。
他にヒヨドリの姿も。メジロ同様、周りの花をきれいに?片付けていきます。
結局花の命は短いものなのですね。杉花粉も早く終わってくれると助かるのですが…。
使用機材:Nikon D700
AF Micro ED200mmF4D
Ai35mmF1.4s