少しずつ温かさと風の冷たさが両立するような春を感じながらも筆者はすでに汗をかき始める頃になってまいりました。
湿度も上がってくると、あれこれ考えながら撮影することが疲れやすくなってきます。
しかし、唯一“このレンズならシャッターをバシバシ切ることを楽しませてくれる”というレンズがあります。
七工匠の18mm F6.3 のUFOレンズ、時計の柄が入っておりキャップレンズとしても有用なレンズです。
このレンズ、ピントリングがありません。
35mm換算時にこちらのレンズは24mm F8となるため、パンフォーカスで風景撮影を構図のみで思いのまま撮影できます。
東京駅周辺を散策しながらこれはいいと思った構図だけに意識を持たせながら自由にシャッターを切ることができます。
無限遠からのパンフォーカスでの撮影ですので、接写には限度がありますが、テーブルなどの卓上の撮影やブツ撮りなどの接写でなければ気にせずに撮影ができます。
接写時の少しゆるめな写りがどこか懐かしさを感じることのできるような雰囲気を演出できます。
今回はX-T4のPROVIA/スタンダードで撮影をしました。FUJIFILMの多彩なフィルムシミュレーションでお好みの画作りができますが、筆者はクラシックネガやPro Neg Hi、ETERNAブリーチバイパスがとてもよい組み合わせなレンズという印象がありました。
また、X-E1に装着するとこのようにコンデジを想起させるような見た目になります。発売と同時に大人気なX-E4と組み合わせることでカメラの現像が多彩な一眼のスナップシューターが誕生しそうです。
F1.4の本格派単焦点レンズから、F2.8のコンパクトなパンケーキレンズまで純正レンズでほぼすべての焦点距離をカバーするFUJIFILMですが、人気上昇中の中華系レンズもぜひご堪能ください。