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【マップカメラ情報】超広角ズームレンズ ニコン AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G レポート

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

2007年11月30日に発売された大口径超広角ズームレンズ『Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G』を試用してみました。

このレンズの特徴はやはりなんと言っても、大きな前玉です。

流石14mmスタートのレンズと言った感じでしょうか。

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

■絞り:F8

■ピクチャーコントロール:ビビッド

14mm側は予想以上に広い範囲が写るので、とにかくファインダーを覗くのが楽しくなります。

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

■絞り:F8

■ピクチャーコントロール:ビビッド

14mmの画角なら、撮れない建造物は無いと思える広い画角が魅力です。

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

■絞り:F2.8

■ピクチャーコントロール:ビビッド

最短撮影距離は28cm。

14mm側で寄ってみました。

流石最新の光学設計のレンズは開放からカッチリ写ります。

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

■絞り:F8

■ピクチャーコントロール:ビビッド

F8まで絞っても被写界深度が変わるだけと言う、癖のない良くできたレンズです。

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

■絞り:F2.8

■ピクチャーコントロール:ビビッド

絞り開放では若干の周辺減光が見られますが、像の流れや描写の甘さがありません。

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

■絞り:F8

■ピクチャーコントロール:ニュートラル

角度をちょっと付けるだけで、パースが強調された写真になります。

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

■絞り:F8

■ピクチャーコントロール:スタンダード

逆光での撮影です。

極端なコントラストの低下はありませんが、ゴーストは流石に出ています。

ナノクリスタルコート無しの場合はもっとハレーションや、盛大なゴーストが発生しているのではないでしょうか。

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

■絞り:F2.8

■ピクチャーコントロール:スタンダード

被写界深度の浅さと周辺減光が良い味を出しています。

ちなみにD3のピクチャーコントロールのビビッドとスタンダードの違いは、シャドーのコントラストの出方に特徴があります。スタンダードは柔らかい陰影描写をします。

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

■絞り:F2.8

■ピクチャーコントロール:ビビッド

14mm側絞り開放の描写。

点光源などにエッジが付くボケ方をするので背景を上手く整理しないと、ボケがうるさく感じてしまうかも知れません。

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

■絞り:F2.8

■ピクチャーコントロール:ビビッド

24mm側絞り開放の描写。

14mm側と同じ性格のボケ方をしますが、大きくボケるので14mm側よりは扱いやすいかも知れません。

開放でもヌケが良く、ソフトフォーカスの様にならないので、開放もオイシイレンズです。

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

■絞り:F8

■ピクチャーコントロール:ビビッド

14mm側は世界をデフォルメして写し出します。

水平に構えたときの世界の広がりも楽しみの一つです。

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G

■絞り:F8

■ピクチャーコントロール:ビビッド

24mm側も広角レンズとしては広い方なのですが、14mmを見てしまうと、実に普通に見えるのが不思議な物です。

■オススメポイント■

最新の光学設計で収差がなくヌケの良い描写が魅力的なレンズです。

ナノクリスタルコートにより逆光性能が向上しています。広い範囲が写る広角レンズの大敵なハレーションやゴーストなども抑えてあります。

なにより、14mmスタートの大口径広角ズームレンズの存在がありがたいですね。

作例では敢えて太陽を入れて撮りましたが、作品づくりには、しっかりハレ切り(太陽の光がレンズに入らないようにする)をしましょう!

[ Category:Nikon | 掲載日時:08年01月05日 16時05分 ]

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