2021年の夏、私たちMapCameraは27周年を迎えます。
これもひとえに、日頃ご愛顧いただいている皆様があってこそのこと、いつも本当にありがとうございます。
今年はマップカメラで働くスタッフ一人一人が、27周年にちなみ「○○と、つながる」というテーマでバトンを“(27)つな”ぐことに。
「屈指のカメラ好き」は数居れど、撮るもの、撮る目的は十人十色、否、百人百色とも言えるほどに多様であるはず。
夏休みを思い出すような思い出の毎日から、少しずつお時間を拝借いたしまして「カメラが人とモノを繋ぐ様」をご覧いただこうと思います。
ファインダー越しと表現される世界は隔たれているわけではなく「繋がっている」という事を実感していただけたのなら私達も嬉しい限り。
個性派揃いの全45回、今夏のお供にどうぞ。
第15回「跳猫と、つながる」
柵設置。
正面から。
斜め45度から。
真横から。
後ろから①
後ろから②
真夏日でした。
跳び疲れました。
おやすみなさい。
猫と暮らし始めて以来、私の被写体は猫中心になっています。
完全なる家猫ですので、大人しく横たわっている姿を撮影することが多いのですが、アメリカンショートヘア本来の運動神経の良さを写真に収めたいという気持ちに駆られ、今回撮影を行いました。
時折高いところから軽やかにジャンプする姿を眺めていたので、その姿を撮りたい!と思ったのがきっかけです。
100円ショップで資材を集めて即席の柵を作成し、飛び越えた瞬間を狙う作戦です。
カメラを小型三脚に設置し、柵のほんの少し手前にMFで予めピントを合わせておきます。
今回はPanasonic DC-GH5を使用。
代表的な機能である4Kフォト(4K60P)で確実に捉えます。
あとは猫の集中力の限界と言われる5分間、おやつと猫じゃらしでおびき寄せてひたすら飛び越えてもらいました。
性格もあると思いますが、やはり5分ほど経過するとすぐ飽きてしまい、言うことを聞かなくなるので撮影する際はご注意ください。
※体感ですが、1秒に満たない猛スピードで飛び越えますので60フレーム/秒は必要だと思います。
画質重視の6K30Pでは上手く瞬間が押えられませんでした。
設定シャッタースピードも1/500以上の高速シャッターでないとしっかりピントが合わない印象です。
撮影日は気温30℃を超える真夏日。
家の鉢には小さい向日葵が咲いていました。
撮影に協力してもらったあとはいつものようにたっぷり昼寝してもらいました。
お疲れ様です。
今回使用したカメラはPanasonic DC-GH5とLeica DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm F1.7 ASPH.。
動画はもちろん、スチル撮影にも強いオールラウンダーカメラとして愛用しています。
レンズは広角から対応しているので、狭い室内でも十分画角をカバーできます。
明るさが必要な室内でも、ズーム全域での解放F値1.7はシャッタースピードを稼ぐのに役立っています。