週刊カメラーズ・ハイ!【アーカイブス】『名機「GR」を継承したデジタルカメラ』
┃週刊カメラーズ・ハイ!【アーカイブス】『名機「GR」を継承したデジタルカメラ』
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~こちらの記事は2011年12月29日に掲載されたものです~
2005年10月、リコーからコンパクトフィルムカメラの名機「GR」の名称を継承した
デジタルカメラ「GR DIGITAL」が発売されました。
2003年にGR1v、GR21を最後に生産終了になったGRシリーズですが、
デジタルカメラとした新たな一歩を踏み出すことになりました。
撮像素子は、コンパクトデジタルカメラでは大きな1/1.8型原色CCDを搭載。
それに合わせてつくられたのが、新開発のGRレンズF2.4/f=5.9mm(35mm判カメラ換算28mm相当)の広角単焦点レンズです。
特殊低分散レンズ1枚、ガラスモールド非球面レンズ2枚を含む5群6枚構成で作られたGRレンズは、
撮像素子上の全域で高解像、高コントラストな描写性能を実現しました。
あらゆる場面で際立つ描写力と深い味わい画質をもたらしてくれます。
また、オプションのワイドコンバージョンレンズを使うことで、21mm相当の超広角撮影も可能です。
さらに、デジタルへと進化したGRに新たに搭載されたのが、新画像エンジン『GR ENGINE』です。
銀塩写真を凌駕するようなナチュラルな色再現性と優れた解像感は、あらゆる撮影シーンで威力を発揮します。
輝度差の大きいシーンにおいても『GR ENGINE』は良好に補正し、鮮明なディテールとナチュラルな色の再現が可能です。
液晶モニターは視野率100%の2.5型大型TFT液晶を搭載。拡大再生時のピントチェックはもちろん、
ヒストグラムやグリッドガイド表示もでき、撮影をサポートしてくれます。
外観は、耐久性と軽量化に優れたマグネシウムダイキャストを採用。
内部の精密な電子回路をしっかり保護すると共に、持ち主に高級感と安心感を与えてくれます。
デザインは、GR1vなどの銀塩コンパクトカメラとほぼ同じスタイルを採用。
結果としてホールディングス性と使いやすさに優れたコンパクトデジタルカメラに仕上がっています。
GR DIGITALはフィルムカメラGRのコンセプトを受け継いだ作られたデジタルカメラです。
他のメーカーとは一線を画したカメラになっています。
また、2011年11月にはコンパクトカメラ「GRシリーズ」及びデジタルカメラ「GR DIGITALシリーズ」に、
「2011年度グッドデザイン賞」の特別賞である「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞が贈られました。
このの受賞は、1996年に発売された銀塩カメラ「GR1」のコンセプトをデジタルカメラの「GR DIGITALシリーズ」でも継承し、
使いやすさと性能向上を追及し続けていることが評価されたものです。
————- RICOH GR DIGITAL作例写真 ————-
現在の発売されている最新モデルは、APS-Cセンサーを搭載した『GR』になりますが、
初代から受け継いだ“使いやすさ”と“GR LENS”、そして想いを形にできる“多彩な表現力”は脈々と受け継がれています。
持つ喜びと使う楽しさを合わせもつ『GR』から、これからも目が離せません!
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【USED】RICOH GR/GR Limited Edition
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【USED】RICOH GR DIGITALシリーズ
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