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週刊カメラーズ・ハイ!【アーカイブス】『宇宙からバクテリアまで オリンパス OM-1』

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┃週刊カメラーズ・ハイ!【アーカイブス】『宇宙からバクテリアまで オリンパス OM-1』
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~こちらの記事は2009年09月03日に掲載されたものです~

発売当初、「OM-1」が「M-1」という名称だったことを皆さんは御存知でしょうか?

オリンパスの35ミリ一眼レフカメラ「M-1」が発売されたのは、1972年(昭和47年)のこと。

当時、新しい機能を搭載するにしたがい大きく重くなる一眼レフに対し、

「宇宙からバクテリアまで」という壮大なキャッチコピーとともに、世界最小最軽量の一眼レフとして登場し脚光を浴びました。

その登場はあまりに大きな反響を呼び、Mシリーズを展開していたライカ社から商標問題のクレームを突きつけられます。

オリンパスはそれに対して、「M-1」の名称を「OM-1」に改めることに。名称変更とともに軍艦部のロゴは変更され、

「M-1」発の翌1973年、機構は「M-1」と同じ「OM-1」は発売され大ヒットとなりました。

同時にそれは、小型一眼レフブームの到来を告げるものでした。

小型化成功の大きな鍵は、シャッターダイヤル。その機能をデッドスペースであるクイックリターンミラーの下に移動させ、

カメラとレンズの結合部分でシャッターダイヤルを回転させて合わせるという独自の機構を生み出しました。

また、10万回という高耐久性を実現した機械式シャッターにマニュアル露出の搭載、

布幕シャッターのリボンを医療用の縫合糸をヒントにしたヒモに変更することでボディの背丈を縮めることにも成功しています。

さらに、ミラー駆動ショックを吸収するエアダンパー、集光コンデンサーを省略して曲面の下面を持つペンタプリズムなど、

様々な独創的かつ大胆な発想が小型軽量化を可能にしました。

掲げたキャッチコピーどおりの充実したレンズやアクセサリー群も人気に拍車をかけ、

その後の一眼レフの流れを大きく変えていくことになります。

現在も根強い人気の「OM-1」は中古市場で見つけやすい機種ですが、経年劣化によるペンタプリズムの

腐食がよく見られるので、購入前には必ずチェックするよう心がけましょう。

ちなみに「M-1」は、販売期間の短かったため市場に出回った数が少なく、稀少品とされています。

中でもブラックボディは、関係者および限られた一部のプロカメラマンに配られただけの限定品で、

マニア垂涎の品といわれています。

現在はフィルムカメラからデジタルカメラに移行されましたが、

「OM-1」で培われた思想は現代のデジタルカメラにも受け継がれています。

OLYMPUS (オリンパス) フラッグシップモデルOM-D E-M1作例写真

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【USED】OLYMPUS (オリンパス) フィルム一眼レフカメラ

【USED】OLYMPUS (オリンパス) デジタル一眼カメラ

OM-Dシリーズ(マイクロフォーサーズ)

PEN E-Pシリーズ(マイクロフォーサーズ)

Eシステム(フォーサーズ)

カメラーズ・ハイ

[ Category:etc. | 掲載日時:14年12月23日 18時30分 ]

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