週刊カメラーズ・ハイ!【アーカイブス】『画質革命 PENTAX K10D』
┃週刊カメラーズ・ハイ!【アーカイブス】『画質革命 PENTAX K10D』
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~こちらの記事は2010年07月22日に掲載されたものです~
2006年11月30日に同年7月に発売されたK100Dの上位機種にあたる「K10D」が発売されました。
有効画素数1020万画素CCDを搭載し、新画像処理エンジン「PRIME」により高度な画像処理を実現。
従来よりも豊かな階調表現、緻密な色再現を可能にしました。
さらに、K100Dで好評を博した、ボディ内手ぶれ補正「Shake Reduction(SR)」を強化すると共に、
自動ゴミ除去機構「DR」を新たに搭載し、画質・機能 ・性能を大幅に向上しました。
新設計されたSR機構は、K10Dの撮像素子に合わせてK100Dよりも動作の安定性が向上。
シャッター速度に換算して約2.5~4段分の手ぶれ補正効果を実現しています。
AFレンズはもちろん、MFレンズでも手ブレ補正効果を実感できるため、
愛用してきたレンズの描写力をK10Dで味わうことが可能です。
レンズを選ばない補正機構により、AFマクロレンズから望遠レンズ、
マニュアルレンズまで幅広いレンズで補正効果を楽しむことが出来ます。
さらに、新たに加わったホコリ除去機構「DR」により、
CCDに付着したゴミやホコリを「予防」「除去」とのいう2種類の対策により、
いつでもクリアーな撮像素子部を保つことができます。
「予防」
ローパスフィルター表面に特殊なフッ素系材料を用いてドライな皮膜を形成。
ゴミ・ホコリを撮像素子部に付着させない工夫がされています。
「除去」
SR機構を応用し、電源を入れるたびに画像素子部を上下に振動付着させ異物を除去。
ボディ下部にある吸着シートにより、落ちたゴミ・ホコリを定着させます。
AF機構には、9点のクロスセンサーを含んだ高精度11点ワイドAFを採用。
どんな場面でも確実にピントを捉えることが出来ます。
また、モードダイヤルにはP・Tv・Av・Mの露出モードに加え、デジタルカメラ
ならではの感度優先AE(Sv)とシャッター速度&絞り優先AE(TAv)の2モードを新搭載。
Svは使用者がISO感度を設定することで、自動的に最適な絞り値とシャッター速度を決めてくれます。
TAvはシャッター速度と絞りを任意で撮影者が設定することで、カメラが自動的
に最適なISO感度を決めてくれます。
この2つのモードを新設することで、撮影者への表現の幅が向上したと言えます。
外装には雨滴や湿気、砂埃などさまざまな撮影環境に対応するため、
72箇所にシーリング処理が施されています。
別売りのバッテリーグリップD-BG2にも38カ所もシーリング処理が施されているので、
装着時にはカメラと完全に一体となり、シームレスな高気密システムとして機能します。
K10Dは2007年のヨーロッパのカメラ賞
“TIPA ベスト・エキスパート・デジタル一眼レフカメラ 2007”や日本の“カメラグランプリ 2007”、
“EISA ヨーロピアン カメラ オブ ザ イヤー 2007-2008”など日本・ヨーロッパの主要カメラ賞3冠獲得。
2007年7月には、カメラグランプリとTIPAのダブル受賞を記念して限定販売の
「K10Dグランプリパッケージ」が発売されるなど、国内外から高い評価を受けました。
現在、ペンタックスブランドはHOYA株式会社からリコーイメージング株式会社が引き継ぐことで、
ペンタックスとリコーがこれまで培ったカメラ作りのノウハウを出し合い、
これまで以上に魅力的なカメラを世に投入するに違いありません。
そして、そのカメラで最高の1枚を撮影しましょう!
————- PENTAX K10D 作例写真 ————-
K10D+PENTAX DA*16-50mm F2.8ED AL[IF]SDM
K10D+PENTAX DA*16-50mm F2.8ED AL[IF]SDM
K10D+PENTAX DA*16-50mm F2.8ED AL[IF]SDM