週刊カメラーズ・ハイ!【アーカイブス】『SONY Carl Zeiss標準ズームレンズ』
┃週刊カメラーズ・ハイ!【アーカイブス】『SONY Carl Zeiss標準ズームレンズ』
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~こちらの記事は2012年5月31日に掲載されたものです~
2008年、ソニーよりフルサイズに対応した標準ズームレンズ「Vario-Sonnar T*
24-70mm F2.8 ZA SSM」が発売されました。プロ・アマ問わず、Carl Zeissレンズ
の圧倒的な解像力とF2.8の明るさは、ソニーαデジタル一眼レフを持っている
なら一度は使ってほしいレンズです。
使用頻度が高い24mmから70mmまでをカバーする焦点距離は、風景やスナップ、
ポートレートなど幅広いジャンルに適しています。APS-Cボディと組み合せた
場合の焦点距離は、35mm判換算で36mmから105mmに相当します。
光学系には2枚の非球面レンズと2枚のEDレンズが使用され、コントラストに
優れたシャープでクリアーな画像を実現。
さらに、Carl Zeiss独自の「T*コーティング」を施した光学系は、透明度が
高く諸収差が良好に補正されています。また、F2.8の明るさに加え円形絞りを
採用したことで、単焦点レンズに匹敵するほどの自然で美しいボケ味を表現できます。
レンズ内にはSSM(超音波モーター)も内蔵しているので、迅速で静粛性の高い
AFを実現。静かな場所での撮影に配慮した設計がなされています。
また、ファインダーを覗きながら瞬時に切り替えが可能なAF/MF切り替えスイッチ
も鏡筒に設けられています。
外観は金属製で高級感のある落ち着いたデザインを採用。鏡筒にある「Zeiss」
の文字が所有感を掻き立てます。また、ソニーαレンズの象徴でもあるオレンジ色
の※「シナバーカラー(辰砂色)」もマウント部に付けられています。
※「シナバーカラー」とは「すべてのシステムがマウント部を中心に拡張する
イメージ」でデザインされたソニーαシリーズのブランドカラーになります。
◇◆◇ 私的レンズレポート ◇◆◇
このレンズの最大の魅力は、ズームレンズでありながら、単焦点レンズに迫る
ほどのボケ味ではないでしょうか。
円形絞りを採用したことと、F2.8の明るさが自然なボケ味を表現してくれます。
また、Zeissレンズの抜けの良さと空気感も切り取るほどの描写性能は、撮影
していて気持ちが良いです。
レンズ内蔵のSSMは、IFの効果も相まって驚くほど静かでピントの合焦がとにかく
早いです。動きの早い被写体を撮影するときや、一瞬のひらめきで撮影する場合
などに重宝します。また、じっくり撮影する場合には、鏡筒にあるAF/MF切り替え
スイッチをMFに切り替えて撮影すれば、被写体と向き合いながら自分の思う最良の
撮影を楽しむことできます。
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