週刊カメラーズ・ハイ!第5回 『フィルムメーカーがつくったミラーレス一眼 』
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┃ 週刊カメラーズ・ハイ!第5回 『フィルムメーカーがつくったミラーレス一眼 』
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★☆★━━ ノスタルジーなシルエット ━━☆★☆
『長方形の黒い箱に見える様相』…、普及しているごつごつした一眼レフカメラ・流線的な
デザインのミラーレス一眼とはだいぶ違ったシルエット。全面からだけ見てみると、どこか
ノスタルジックで機械的な物体、ファインダーをのぞいて撮るデジタルカメラには見えない。
”FUJIFILM X-E2” れっきとしたレンズ交換式デジタルカメラ..。
背面左上には高画素の液晶電子ビューファインダーが配置され、ひたすらファインダーを
覗いて写真を撮る道具が黒い箱の正体。レンズを装着した瞬間に鋭い顔の表情になる。
その表情は新しいのにとっても懐かしい、言わば “モダンオールディ” なシルエットだ。
★☆★━━ とことんアナログへのこだわり ━━☆★☆
カメラ前面からのシルエットのみではなく、上面に配置された丸く大きなシャッタースピード
&露出補正ダイヤルはクラシックなレンジファインダーカメラを彷彿させる。そしてFUJI純正
としてライカMマウントレンズ用マウントアダプターが発売されているのには驚きだ。純正の
XFレンズにはXシリーズボディに最適化された優秀なレンズ群がラインナップされているのに
ライカのレンズも楽しんでください…という、往年のカメラ好きを意識した姿勢に脱帽です。
まるで露出もピントもマニュアル操作で思う存分操ってみたくなるアナログ的デジタル機だ。
★☆★━━ モノクロで撮ってみたくなる ━━☆★☆
アナログ的写真機だとすれば、ノスタルジックな雰囲気をおもい描いて白黒で撮ってみたく
なるという人は多いとおもう。フィルムシミュレーションモードで”モノクロ”を選択してピント
あわせのためのフォーカスピーキング(ピントのあった部分を強調表示)で色を”赤”に選択。
ビューファインダー内の絵全体は白黒・ピントのあった部分は赤…という具合にマニュアルの
フォーカスが楽になるだけではなく、白黒写真の出来上がりイメージも事前に味わうのが可能。
【 フィルムシミュレーション モノクロ 】 レンズ:Leica Summilux M 50mm F1.4 後期型
【 フィルムシミュレーション モノクロ 】 レンズ:Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II VM
★☆★━━ ネガとポジはフジカラー ━━☆★☆
フィルムといえば”フジカラー”。ネガもポジも”フジカラー”。フィルムをつくった富士フイルム
自身が色味・階調をシミュレーションしたJPEGはとても高品質。フィルムカメラここぞ一発撮り
感覚でも露出さえ気をつけてれば安心できるのです。またブラケット設定でモノクロも含め3種
のフィルムを選び一度のシャッターでJPEGを3種類記録できる機能はとっても楽しく便利です。
【 フィルムシミュレーション PRO Neg. Std 】 レンズ:Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II VM
【 フィルムシミュレーション PRO Neg. Hi 】 レンズ:Leica Summicron M 35mm F2 7枚玉
【 フィルムシミュレーション ASTIA 】 レンズ:Leica Summilux M 50mm F1.4 後期型
【 フィルムシミュレーション Velvia 】 レンズ:Leica Summicron M 35mm F2 7枚玉
★☆★━━ 写真が大好きになるカメラ ━━☆★☆
昔からフィルム&カメラのユーザーと真正面から向き合い、多彩な絵の表現力を身に着け
知り尽くした会社、それが富士フイルム。きっと、写真が好きな人々のために、写真の好き
な人が従事し、たくさんのフィルムやカメラをつくってきたとても長い歴史があるのだろう..。
カメラのデザイン・画質・オーラなどから “写真好きがつくったカメラ” だと、強く感じる。
そんなカメラが “FUJIFILM X-E2“。
写真好きがつくったカメラを使うと、もっともっと”写真が大好きになる”に間違いない。
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