週刊 カメラーズ・ハイ!【アーカイブス】『広角から望遠まで使える標準レンズ』
┃週刊カメラーズ・ハイ【アーカイブス】『広角から望遠まで使える標準レンズ』
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~こちらの記事は2011年09月11日に掲載されたものです~
キヤノンのデジタル一眼レフEOS 5D、5D MarkIIのレンズキットとしてもお馴染みの標準ズームレンズ
『EF24-105mm F4L IS USM』は、2005年に発売されました。
発売当初は、標準ズームのLレンズに手ブレ補正(IS)機構を初めて投入したモデルということもあり、
メーカーの予想を上回る注文が殺到。普通に購入するには、約半年待たないと手に入らないほどの人気を博しました。
広角24mmから中望遠105mmまでの約4.4倍の幅広いズーム域をカバーする焦点距離は、風景やポートレートはもちろん、
室内・野外問わず幅広い場面に対応します。
APS-Cボディとの組み合わせの場合、焦点距離は約38.4mm-168mmとなります。
ちなみに、最短撮影距離は全ズーム域で0.45mを実現しています。
レンズ構成は、13群18枚の多群ズーム方式を採用し、構成内には、
非球面レンズやスーパーUDレンズといったキヤノン独自の特殊光学材料を使用。
ズーム全域で諸収差を良好に補正し、クセのない自然な描写を実現しています。
また、標準ズームLレンズとして初めて、シャッター速度換算で約3段分の手ブレ補正機構を搭載。
シャッター半押しから約0.5秒で手ブレ補正性能が安定するため、貴重なシャッターチャンスを逃しません。
一脚使用時や手持ち撮影はもちろん、三脚を使用した場合も支障なく撮影を行うことができるのも特徴の一つです。
さらに、水滴や塵のレンズ内部への侵入を防止するために、防滴・防塵構造※を採用。
過酷な条件下での撮影にも対応できます。※防塵・防滴対応のボディとの組み合わせの場合。
————- ◇◆◇EF24-105mm F4L IS USM 私的レンズレポート◇◆◇ ————-
35mmフルサイズ一眼レフならば焦点距離が変わらないため、広角から望遠までを1本でカバーできるレンズは重宝します。
特に旅行などの場合は1本あればほとんどの場面で使えるので、レンズを交換する必要もありません。
しかし、APS-Cボディの場合は、35mm換算で38mmからのレンズになるため、広角側を撮影できません。
広角側を撮影するなら、純正LレンズならEF16-35mm F2.8LII USM、EF-Sレンズなら、EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMがオススメです。
また、ISが搭載されているので、手ブレが起きそうな場面でもかなりの確率でブレずに撮影することができます。
描写に関しては個人差がありますが、シャープで色のりも良く、画質・解像感ともに良好。ボケ味も綺麗に楽しめます。
EF24-105mmはF4と少し暗めで、高倍率ズームというつくりながら、ISによる手振れ補正が搭載されています。
少し暗い場面でも、三脚なしで撮影することができるのは撮影していて安心できます。
価格自体は安くはありませんが、これ一本でほとんどの撮影ができると思えば、損はないレンズだと思います。
————- Canon EF24-105mm F4L IS USM 作例写真 ————-
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Canon EOS 5D Mark II EF24-105L IS USMレンズキット
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Canon EOS 5D Mark II EF24-105L IS USMレンズキット
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