【タイムズフォト】金環日食のご報告
こんにちは! マップカメラEC営業部の岡田です。
先日の金環日食は、本当にたくさんの方々が見られていたようで、
インターネット上には、素晴らしい写真や動画がたくさんアップされていました。
高倍率のコンパクトデジタルカメラや、スマートフォンで
一眼カメラ顔負けの写真を撮られている方もいらっしゃって、
時代の移り変わりを感じました。
さて、私もご多分に漏れず、眠い目をこすり始発電車で日食を撮りに出掛けたのですが、
天気予報を見誤り、日食の開始時刻には雨…、という状況に陥ってしまいました。
仕方なく、できる限り雲の少なそうな方角へ移動して、
雲の合間から覗く太陽をなんとか写真におさめることができました。
本当は、日食の最初から最後まで、ゆっくりと撮影をしたかったのですが、
これもお天気のことですから、仕方ありません。
快晴の日食写真とはなりませんでしたが、
せっかく撮りましたので、私の成果を掲載させていただきます。
ご覧いただければ幸いです。
太陽が欠けゆく中、電車を降りて改札を出ると、通路がたくさんの人で埋まっていました。
みなさま、いろいろな太陽観察用のグッズを持って、日食を見ていらっしゃいます。
時刻は既に金環5分前、私も急いで撮影の準備を始めます。
Nikon D5000に Reflex Nikkor C 500mm F8を取り付け、
レンズの前面にmarumi NDフィルター DHG ND100000 77mmを置いての撮影です。
※こんな感じで撮っています。
ところが、あまりに慌てていたため、最初のほうの写真はピントが合っておらず、
後から確認したところ、金環が始まるまでこんな調子の写真ばかりでした。
7時34分、食分0.968の金環日食です。
私たちが新月と呼んでいる月齢0の月は、普段、太陽の強い光の為に見ることはできませんが、
日食の時に限って、影というかたちではありますが、このように観察することができます。
しかしこの写真、なんだか輪ゴムを見ているようで、太陽を撮ったといっても
あまり実感が沸かないのは、写真の腕の問題でしょうか・・・。
少しずつ日食は進み、月が太陽のフチに差し掛かります。
この瞬間、「ベイリービーズ」という光の点が見られるはずだったのですが、
雲に遮られ、うまく撮影することができませんでした。
8時19分
8時37分
8時57分
雲が抜けず、全体的にぼんやりとした太陽像になっていますが、
黒点もなんとか撮影できているようです。
9時を過ぎると、太陽を観察していた人たちはほとんど居なくなり、
太陽も、街も、普段の光景に戻っていきました。
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今年は、今回の金環日食に続き、6月4日に部分月食、
6月6日には金星の太陽面通過、8月14には月による金星食と、
注目の天文現象がまだまだあります。
特に、6月6日の金星の太陽面通過は、今回を逃すと次回は西暦2117年ということで、
かなり長生きをしないと見ることができません。
観察には、今回使った日食観察用のグッズがまた必要になりますので、
捨てずにきちんと取っておきましょう!
最後まで曇ったままでしたが、見られてよかった!