銀塩写真列伝 Escura 昭和カメラフィルム編
皆様、フィルムはお好きでしょうか。
筆者はフィルム写真を始めたとき、このフィルムはどんな写りをするのだろう、と雑誌やネット記事等いろんなものを読み漁りました。
好みのものを見つけては試写し、前回使ったものとここが違うと一喜一憂したり、大変楽しかった覚えがあります。
「銀塩写真列伝」ではそんなフィルムに焦点を当て、各フィルムの特徴などを作例とともに紹介し、フィルム選びの助けとなることを目指しています。
まとめて読みたいという方はこちらから!
世の中には期限の切れたフィルムを含めたくさんのフィルムがありますが、今回の連載ではマップカメラでお求めいただけるものからご紹介したいと思います。
フィルム入門の方も、すでにお使いの方も楽しんでいただければ幸いです。
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Nikon F6 + AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5G ED
今回ご紹介するのはEscuraから登場した昭和カメラフィルム。
ISO感度は400、35mmフィルムで30枚撮り、kodakのC-41で現像できるカラーネガフィルムになっております。
こちらのフィルムはISO感度を読み取るDXコードが付いておらず、カメラ本体で設定が必要な場合がございます。
フィルム装填後、本体の設定感度を確認するのがおすすめです。
パッケージもパトローネもデザインがとてもかわいらしいので、パトローネは今回現像後に返却してもらいました。
外装とパトローネからご覧ください。
外装からも懐かしさを感じさせてくれます。個人的にはパトローネ側面の「はい、チーズ」のデザインが特に好きです。
今回はNikon F6で撮影しました。実際に写真をご覧ください。
Nikon F6 + AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G IF-ED
カラフルな造花と果物の造形物を一部で切り取ってみました。
しっかり発色は出ているものの言葉通りコントラストは穏やかで、レトロな味わいは少し褪せた暖色の色味と強めの粒子で表現されております。
Nikon F6 + AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G IF-ED
Nikon F6 + AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5G ED
Nikon F6 + AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5G ED
商品説明を一部引用すると、
「優しく穏やかな彩度とコントラストで、新しくも懐かしさを感じさせるレトロな味わいのある写り」
とのことでした。
その説明通り、暖色系が得意なフィルムよりも控えめな色味になっており、寒色の被写体を選んでも程よく、「昭和レトロ」が楽しめる雰囲気が出ました。
Nikon F6 + AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5G ED
Nikon F6 + AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5G ED
レトロを想起させるような被写体を収めるとより雰囲気が出ます。暗いところで撮影をするとより粒子感が出てくるようになり、よりレトロな雰囲気を感じることできます。
個人的にはちゃぶ台の写真はとてもお気に入りです。
今回は撮影できませんでしたが、古いゲームセンターにあるようなゲーム機やおもちゃを撮影してみたくなりました。
Nikon F6 + AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5G ED
Nikon F6 + AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5G ED
今回訪れたのは東京都小金井公園です。
2枚目は十字路を右に曲がるとたてもの園に向かっていく道です。なんとなくいいなと思ったところでシャッターを切った1枚ですが、とてもノスタルジックな1枚になるのがこのフィルムの良さです。
今回はAF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5G EDとAF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G IF-EDと現行のデジカメでも使用できるレンズを使用しましたが、PENTAX TAKUMARシリーズやLeica L39マウントレンズといったオールドレンズとの組み合わせでより懐かしさを感じることのできる画が撮れるのではないかとフィルムを通じて使ってみたいレンズが出てきました。
皆様もぜひお試しください。
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