銀塩写真列伝 FUJIFILM VELVIA100編
皆様、フィルムはお好きでしょうか。
筆者はフィルム写真を始めたとき、このフィルムはどんな写りをするのだろう。と雑誌やネット記事等いろんなものを読み漁りました。
好みのものを見つけては試写し、前回使ったものとここが違うと一喜一憂したりと大変楽しかった覚えがあります。
今回の「銀塩写真列伝」ではそんなフィルムに焦点を当て、各フィルムの特徴などを作例とともに紹介し、フィルム選びの助けとなることを目指しています。
世の中には期限の切れたフィルムを含めたくさんのフィルムがありますが、今回の連載ではマップカメラでお求めいただけるものに焦点を当てご紹介してゆきたいと思います。
例年はシルバーウィークでにぎわう頃ですが、今年は4連休となりました。
今年は一味違った過ごし方になるかと思いますが、フィルム入門の方も、すでにお使いの方も楽しんでいただければ幸いです。
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さて、今回はリバーサルフィルム、「FUJIFILM VELVIA100」をご紹介します。
VELVIA100は超極彩色とも称される高彩度のフィルムです。フィルムをそのまま光に透かしてみると、まるで宝石のような美しさを持っています。リバーサルフィルムを選択する際には候補の一つに上がるフィルムであると思います。
それでは、実際に使用しているスタッフの思い出や作例等も交えご紹介いたしましょう。
ドキドキワクワク。
初めて上から覗くファインダーに少し困惑しつつ。
カメラが腰の位置(正確には胸)にあることからウエストレベルファインダーと呼ばれている。
二眼レフカメラ『Rollei (ローライ) ローライコード Vb』
一緒に散歩に出かければ、今よりも少し凹んでいたお腹にポンポンと当たる感触。
ローライフレックスよりも一回り小ぶり、ローライコードの丸みを帯びた銘板のフォントもかわいらしさを感じポイント。
なぜ最初のフィルムにFUJIFILM VELVIA100を選んだのか、二眼レフを手に入れどんな写真が出来上がるのか期待と不安のなかでリバーサルフィルムに挑戦してみたい。と言う気持ちもあったような気がします。
現像に時間が掛かる、費用も・・・という情報を、その当時聞いていた筆者にとってはハードルが高く感じていました。
知人からもらったFUJIFILM VELVIA100は期限が切れていたものですが色もしっかり出ていて一安心
何を撮るにも新鮮。リバーサルフィルムなので露出もしっかり測り、構図を決め1枚1枚丁寧に撮っていました。
1枚ずつじっくり撮影したこともあって撮れ高は抜群。
ネガフィルムでバシバシ撮影するよりも、1枚のコストを考えつつ撮影するとここまでクオリティが上がるのか。と感心したものです。
リバーサルフィルムFUJIFILM VELVIA100。1枚にこだわり、ゆったりじっくり撮影したい方にはオススメです。