【マップカメラ情報】2眼カメラは、いかがですか?!
あ、いえ、間違いではありません。 今回はタイトルが「二眼レフ」ではなく、ちゃんと「2眼カメラ」になっているでしょう。(・・・く、苦しい・・・) 今回はFUUVIというメーカーから発売されている「Twinkle2」2連写タイプのトイカメラです。
当フロアには、ロモやホルガといったトイカメラの中古も続々と入荷しています。 変り種の新製品も次々と登場し、雑誌等で取り上げられていますので今後どんなカメラがやってくるのかもスタッフの楽しみの一つです。
・・・しかし、トイカメラを特集した雑誌を読んでいると驚くことの連続ですね。 作例写真のキャプションに「幻想的な光線モレ」とか「美しいハレーション」とか・・・ かれこれ20年くらいカメラを趣味としてやっている身としては、目からウロコどころか角膜まで落ちちゃいそうな衝撃です。 お客様が「ハッセルのフィルムマガジン買ったんだけど、光線モレしていて・・・ ちょっと写真見てくれる?」「あ、本当ですね。う~ん、とっても幻想的な光線モレですねぇ、素晴らしい!!」・・・怒られるだろうな・・・ まぁ、カメラの楽しみ方もそれだけ多様化しているということですよね。 乗り遅れてはいけないと、買ってしまいました、といっても、このカメラ税込2880円・・・ まずはお試しということで。
連写の仕組みはいたって簡単。 フィルムを巻き上げることでゼンマイが巻かれ、レンズの後ろの円盤状の板が回転することで連続的に露光します。 (おお、機械式!) 3連写の「ROBOT3」、4連写の「Action4」というものもあります。 4連写は上下・左右2分割の4分割なんですが、3連写は上下2分割の下半分が左右2分割という変則的なフレームになっています。 今回は無難に2分割フレーム・・・ まずはお試しということで。
広角28mm F8、1/100秒固定のパンフォーカスです。 左右2分割の縦長のはずなのに、上についてるフレームは横長・・・ 連写速度も意外に速いので、動きのあるものをと考えたのですが、これがなかなか・・・ 結局ノーファインダーで電車撮りました・・・ でも、左右で微妙に絵にズレがあるので、別に動きのない被写体でもおもしろ写真が撮れると思います。 フィルムを800や1600の高感度にすれば宴会でも撮れそうです。(それが大事!)
今回残念ながら「幻想的な光線モレ」はありませんでしたが(ホッ・・・)、十分トイカメラらしさを楽しめました。
次回は、「二眼レフ」に戻る予定・・・ 「3眼」「4眼」になっちゃったりして・・・ (文責・イット)