2013年3月22日「SIGMA Merrill体感セミナー」を開催しました
圧倒的な解像力を誇るシグマの「Foveon X3ダイレクトイメージセンサー」。このセンサーに最適化された高性能レンズを搭載し優れた描写力を誇る「SIGMA DP Merrillシリーズ」は、より高画質を求めている方には、ぜひ試していただきたい注目のカメラです。
先日発売された「SIGMA DP3 Merrill」の登場で広角から中望遠までバリエーションの揃ったカメラから、最適なモデルを探して頂こうと3月22日、講師に塙真一先生とモデルの大澤彩乃さんをお招きして「SIGMA Merrill体感セミナー」を開催いたしました。
今回講師を務めてくださった塙 真一先生は人物撮影を中心に幅広い分野でご活躍されています。
昨年マップカメラで開催した「ニコンセミナー」でも親切丁寧に解説いただいた人気の先生です。
まずは実際に塙先生が撮影した画を見ながら、DP Merrill3機種のレンズの違いによる特徴と、他のセンサーでは表現できないFoveonセンサーの凄さを解説いただきました。
ワイドな画角から傍観者的な視線で街を切り撮る事ができ、その場の空気感を感じるのに最適なモデルの「DP1 Merrill」。
ボケも美しく当事者の視線で写真を撮ることができ、人物を画に入れる事に意味がでてくる「DP2 Merrill」。
見つめる先の視線をマクロ的に切りとりたいときに便利な中望遠「DP3 Merrill」。
どれも解像力が高い素晴らしいカメラなので、一眼カメラの単焦点レンズを揃えるような感覚で、複数買っても十分楽しめると仰ってました。
会場に設置されたプロジェクターでは、描写の細かいところまで伝えきれないのが残念との事。
ニコンカレッジの講師も務める塙先生がNikonのD800Eに匹敵すると仰るのですから相当の解像力だと容易に想像できます。
説明の後は実際に屋外でのモデル撮影に挑戦します。
高感度にはあまり強くないので、フィルムの時の同じ感覚で設定した方が良いなど、出発前に撮影に最適な設定を説明いただきました。
撮影に際してシグマさんからたくさんの機材をご用意いただきました。
電池の消耗が激しいDP Merrillの為に、予備電池も大量に用意。
塙先生も撮影に出掛けるときは1日5個位用意するとのこと。メーカーも安価な設定にしているので是非ご準備くださいとの事でした。
撮影は西新宿の高層ビル街で行いました。桜が見頃を迎えた新宿ですがこの日は薄曇りの少々肌寒い気温。
それでも撮影が始まると、寒さを忘れて熱心に撮影されていました。
モデルの大澤綾乃さんもシーン毎にいろんな表情を見せてくれるので、自然とカット数が増えていきます。
光の陰影を美しく再現してくれるDP Merrill。薄曇りが幸いしてか西日が綺麗なグラデーションや影を演出して、素敵な写真がいっぱい撮影できた様子です。
電池交換の際に参加者の方から「欲しくなった」との声も頂き大変嬉しく思いました。
撮影の後は、皆様にベストショットを2枚づつ選んで頂き塙先生に講評いただきます。
先生曰く、商業写真の場合は依頼者の好きか嫌いかによる良い悪いがあるが、私達が趣味で撮る範囲では自分が気に入った写真がベストショットとの事。
撮影された方のコメントを聞きながら、それぞれを見比べアドバイスと感想を聞かせてくれました。
どの作品も素晴らしい写真ばかり。先生もコメントするのに悩まれるシーンも見受けられました。
そしてDP Merrillシリーズの凄さも再発見です。
皆様のご協力の下、今回も無事に終了することができました。
高性能過ぎるため使いこなすのが難しい事から「じゃじゃ馬」と例え、使いこなしたときの喜びと作品の素晴らしさで虜になると、撮らないと分からない魅力が詰まったカメラでした。
今回撮影された画像をご自宅のPCで確認されて再度感動して頂けることでしょう。
今後も様々なイベントを行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
最後に、親切丁寧な解説をしてくださった塙先生、モデルの大澤彩乃さん、そしてご協力頂きました株式会社シグマの皆様にもこの場を借りて、お礼申し上げます。
ありがとうございました。