予想通りといいますか、9月6日発売のSONY α7RIVが、2位に倍近い差をつけて堂々初登場1位を獲得。
35mmフルサイズセンサー搭載のカメラとしては世界初の約6100万画素。　先代α7RIII（約4200万画素）の約1.5倍の解像性能をもちながら、動画撮影にも対応したリアルタイム瞳AFを始めとする高性能AFや最高約10コマの高速連写などの高いスピード性能も備える、まさにモンスター級のカメラ。
先代からここまでの進化を遂げれば、売れないわけがない…　SONYの計り知れない技術力に、ただただ驚嘆するのみです。

2位には、8月末発売でありながらその月の1位を獲得したSONY Cyber-shot DSC-RX100M7が、これまた3位に倍以上の差をつけてのランキング。

上位に大きく差を付けられたとはいえ、3位にα7III、4位にα6400とランキングの常連2機種が。そう、4位までをSONY勢が独占！　この1ヶ月での売り上げ合計台数は…　まさに独り勝ちといった状態です。
この秋の行楽地は、SONY製カメラを提げた方たちで埋め尽くされるかもしれません…

と、そんな中、新品ランキングにもう1台ニューフェイスが。9月20日発売のCanon EOS 90Dです。EOS 80Dの後継機という位置づけながら、Canon APS-Cのフラッグシップモデル機EOS 7D Mark IIを、画質の上でもAF機能の上でも上回る、高い性能を有する本格一眼レフカメラ。
そうなんです、久々の一眼レフ機のランクイン！　2019年1月Nikon D850のランクインを最後に、実に8ヶ月ぶりということになります。
ハイアマチュア向きからファミリーユース向きまで、様々なニーズに合わせたミラーレス機やコンパクト機の新製品が続々登場するなか、もはや一眼レフの時代は終焉に向かうだけとさえ感じられた方も多かったのではないでしょうか？
そんななか、このEOS 90Dの登場。思わず、「待ってました!!」と言いたくなってしまいます。
店頭でのご購入層は、EOS 80Dからの買い換えの方が多いとか。EOS 80Dは、カメラ初心者から中級者まで幅広いユーザー層を持っていましたが、その方たちがさらにレベルアップを図ってお求めになるケースも多いようです。

また、Nikon D850もランク外ですが12位に入っています。ランキング復活はあるのか？　
にわかに活気を取り戻してきたか、一眼レフカメラ。　APS-C機でこれだけのスペックのものを出したんだから、次はフルサイズ機で…　と、早くもその先を期待してしまう一眼レフファンも大勢いることでしょう。

ただ、そんなふうに新たな展開も期待させるEOS 90Dの登場ですが、このまましっかりランキングに定着するには並みいる強敵と立ち向かわねばなりません。
6位以降、Nikon Z6、Canon EOS RP、EOS R、FUJIFILM X-T3と、人気の定着したミラーレス機が上位を狙っています。

このままSONY一強時代になってしまうのか、他メーカーの追い上げが見られるか、そして一眼レフ機の復権は？
10月、消費税増税となりますが、新品ランキングの争いはそんなことお構いなしに、ますます熱くなりそうです！

こちらも上位4位までをSONY勢が独占！　おまけに6位、9位にも入り、なんと10位中6機種をSONYが占めるという、まさに一強状態!!
新品・中古を合わせると、今月だけではたして何台のSONY機が、マップカメラから皆様のお手元に届いたことか?!

個々に見ると、新品ランキングで登場した機種の前モデルがランキングされているのが分かります。
前モデルを下取に出されて新品SONYカメラを買われた方が多く、その結果中古在庫が豊富になり、価格がお手頃になった中古商品が次のお客様の手に渡るという構図です。
ここまではっきり1メーカーでの循環が見られるのは、大変珍しい現象です。
少し前までは、他メーカーからSONYに買い換えの方も多く、ここまで顕著な傾向は見られなかったのですが…
常にミラーレス機の先陣を歩んできたSONY。多くのカメラユーザーから信頼を勝ち取り、支持されてきた結果ともいえます。

前回の中古部門ではランキングの大半を占めた一眼レフ機。今回は完全にSONYにしてやられた感がありますが、そんななかでもCanonは3機種をランクイン。中古部門でのCanon一眼レフ機の人気は安定しています。
新製品EOS 90Dの売れ行きを見ると、今後ここにEOS 80Dも加わってくる可能性が考えられます。

対するNikonは、今回10位以内に登場せず…　新品・中古合わせても、Z6の1機種のみ…　これもかなり稀有なことです。
Nikonファンには、ショックな現象か…
とはいえ、中古部門では11位以下20位までにフルサイズ機・APS-C機合わせて5機種がランキングされていますから、ご安心を。次回の巻き返しに期待しましょう。　

さきほども述べましたが、次回10月のランキングは消費税増税後となります。
我々販売店としても、かなりの不安を抱いていますが、私たちに出来ることは、お客様に楽しんでいただくべく有益な情報を流し続け、増税に負けないサービスをご提供すること。
これから本格的に始まる秋の行楽シーズンに、マップカメラでご購入いただいたカメラで素敵な思い出をたくさん残してもらえますよう精進して参ります。

この秋に貴方がお伴とするカメラは、次回のランキングで何位を獲得することでしょう?!