2020年6月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング
D500D750GR IIIRICOH GR seriesX-T3α7 IIIα7R IVスタッフおすすめ機材厳選アイテム新品・中古デジタルカメラ人気ランキング
新品デジカメ6月ランキング | |||
1位 | SONY | VLOGCAM ZV-1 | デジタルムービーカメラ |
2位 | SONY | α7III | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | FUJIFILM | X-T4 | ミラーレス一眼カメラ |
4位 | Nikon | D6 | デジタル一眼レフカメラ |
5位 | SIGMA | fp | ミラーレス一眼カメラ |
6位 | SONY | α7RIV | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | FUJIFILM | X100V | コンパクトデジタルカメラ |
8位 | SONY | α6400 | ミラーレス一眼カメラ |
9位 | RICOH | GR III | コンパクトデジタルカメラ |
10位 | OLYMPUS | OM-D E-M1 Mark III | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | Canon | EOS 90D | デジタル一眼レフカメラ |
6月19日発売のSONY VLOGCAM ZV-1が、初登場1位を獲得。
コンパクトカメラの1位獲得は、3月のFUJIFILM X100V以来2か月ぶりですが、初登場1位となると2019年8月SONY Cyber-shot DSC-RX100M7以来となります。
しかし、これまでこのランキングで1位を獲得してきたコンパクトカメラたち、いわゆる高級コンパクト・高画質コンパクトとは、ちょっと趣が異なります。
「VLOGCAM」とあるように動画撮影、とりわけVlog(ビデオブログ)撮影に特化したカメラなのです。
自身の考えや日常を発信するVlog、その撮影において被写体を引き立たせるためのユニークな機能がさまざま搭載されています。
例えば、自撮り撮影中に背景を「ぼかす」か「くっきり」かを切り替えたり、商品レビュー動画撮影用にスムーズなフォーカス移動を可能にするような設定が、ボタン1つで簡単に切り替えられる機能を備えるなど、ユーザーが見せたいもの・伝えたいことを印象的に表現できるカメラ。
まさに今の時代のニーズにぴったりなカメラが登場したといえ、並みいる強豪・話題機に大差をつけての初登場1位も納得といえます。
自撮り撮影に便利な横方向に開くバリアングル液晶モニターを搭載していますが、さらに握りやすく使い勝手の良いグリップが付属したシューティンググリップキットが人気で、販売数もカメラボディのみのものの3倍近い数が出ていています。
あまりの人気に現在品薄状態となっていますが、この人気がいつまで続くか注目です。
差をつけられたとはいえ、相変わらず売れ行き好調のSONY α7IIIが2位。
SONYお得意のキャッシュバックキャンペーンも6月中旬から始まり7月26日まで続きますから、次回のランキングでも強さは健在か。
6位のα7RIV、8位のα6400も同様。これに1位のVLOGCAM ZV-1という新戦力が加わったのですから、SONY勢の層の厚さは他メーカーの追随を許さない感があります。
そんな中、最近健闘しているメーカーといえばFUJIFILM。
残念ながら3ヶ月連続1位はなりませんでしたが、2位と僅差でX-T4が3位に入りました。
強力なボディ内手振れ補正機構や高速連写・高速AFなど、ユーザーがX-Tシリーズに求めていた機能を堅実に盛り込んだ、フラッグシップと呼ぶに相応しいカメラ。
シリーズを通じて踏襲されている、かつてのフィルムカメラを彷彿とさせるフォルムも人気の要因です。
今回7位に入ったX100Vと合わせて、間違いなくSONY勢の対抗勢力といえますが、次回はどうなるか。
というのも、7月からFUJIFILMもキャッシュバックキャンペーンを開始したのですが、対象はX-T3。
同じセンサー・プロセッサーを搭載している両機。価格差が大きくなると、お手頃感のあるX-T3に流れる方も増えるはず。
X-T3のランキング復活も十分考えられますが、票が分かれて共倒れということも…
こちらの動きも次回注視しましょう。
そして、ここで登場! 6月5日ようやく発売になったNikon D6が、初登場で4位に入りました。
いやぁ、本当に待ちました。やきもきされていた方も、数知れずいらっしゃることでしょう。
ライバルCanon EOS-1D X Mark IIIが2020年2月のランキングで1位を獲得したのに対し、4位とちょっと期待とは異なる結果に。
というのも、早い段階でメーカーでの品薄状態が起きてしまい、販売台数を伸ばすことが出来なかったようです。
それだけ前モデルD5から4年ぶりとなるフラッグシップ機の登場が、ユーザーに待ち望まれていたということでしょう。
ニコン史上最強のAF性能と、プロフェッショナルの仕事にも対応できる編集・送信機能を装備、そして絶対的信頼を寄せられる堅牢性。
このカメラでしか撮れないシーンもあるはず、早く品薄状態が解消するとよいのですが…
5位にSIGMA fp。1位のVLOGCAM ZV-1同様、動画撮影向けにご購入される方の多いカメラです。
発売後ランキングから姿を消していた時期もありましたが、4月から再びランキング内に。高画質ウェブカメラとしての認知度も日増しに上がっているようです。
今後VLOGCAM ZV-1とどのような競争を見せるか楽しみです。
7位のFUJIFILM X100Vと9位のRICOH GRIIIという、高画質コンパクトカメラの競争もこの先続くかもしれません。
だんだん暑さが厳しくなってくると、重いカメラを振り回すのもつらくなってきます。手軽に撮影したい、でも画質にはこだわりたいという方にうってつけのカメラといえます。
同数10位で並んだのは、OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIIとCanon EOS 90D。
6月下旬、驚きの発表があったOLYMPUSですが頑張っています。
ランク外でも、OM-D E-M1 Mark IIが12位、キャッシュバックキャンペーンの始まったOM-D E-M5 Mark IIIとOM-D E-M10 Mark IIIが14位、15位に並んでいます。
一時期フルサイズ機ばかりだったランキングも、だいぶバラエティに富んできました。
そして、このところなんとも寂しかったCanon。今回も90Dが孤軍奮闘状態でしたが、ついに!
そう、待ちに待ったEOS R5、EOS R6の発売に関する発表がようやくCanonから出ました。
まずはEOS R5。次回のランキングの目玉になること必至!Canonファンの皆さん、本当にお待たせしました。
次回、7月のランキングはどんな展開を見せるか、皆さんも予想してみてください。
中古デジカメ6月ランキング | |||
1位 | FUJIFILM | X-T3 | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | Nikon | D750 | デジタル一眼レフカメラ |
3位 | Canon | EOS 5D Mark III | デジタル一眼レフカメラ |
4位 | OLYMPUS | OM-D E-M1 Mark II | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | Nikon | Z6 | ミラーレス一眼カメラ |
6位 | RICOH | GR III | コンパクトデジタルカメラ |
7位 | Nikon | D500 | デジタル一眼レフカメラ |
7位 | OLYMPUS | OM-D E-M5 Mark II | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | SONY | α7RIII | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | SONY | α7RII | ミラーレス一眼カメラ |
FUJIFILM X-T3が1位獲得。
4月のX-T4発売以来、中古ランキングで3位、2位ときて、今回ついに首位の座を射止めました。
最近の新品部門でのFUJIFILMの好調ぶりをみると、今後もX-T3が中古ランキングで上位の常連になりそうにも思えますが…
先に書いたX-T3のキャッシュバックキャンペーンにより、それまでかなり差のあった新品と中古の価格が詰まっています。
ならば新品で、という方もいるでしょうから、次回以降上位から外れてしまう可能性もあります。
中古ランキングは、意外と新品ランキングより予測がつかない面も持ち合わせているのです。
続いて、Nikon D750、Canon EOS 5D Mark IIIと一眼レフ機が入りました。
両メーカーともフラッグシップ機は一眼レフですから、まだまだこのクラスの機体にもファンは多いはず。
特に価格のこなれた中古機は、本格的にカメラを始めたい方やプロのサブ機にと購入の層は幅広いものです。
ただこのクラスの新品一眼レフ機の販売が伸びていませんから、中古の品数も今後どうなるかわかりません。
使用感の少ないものをとお考えの方は、お早めにお選びいただいた方が良いかも…
4位OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIは、2月のOM-D E-M1 Mark III発売以来5ヶ月連続のランクイン。
先に書いたように、新品部門でも12位でしたし、OM-D E-M1 Mark IIIもずっと新品ランキング10位以内をキープしています。
OLYMPUSも販売・サポートの継続はうたっていますから、まだまだ安心して楽しめることが出来ます。
小型軽量にシステムを組むことが出来るマイクロフォーサーズ機の魅力は、これからも続いてほしいものです。
5位にNikon Z6。このところちょっと影の薄い印象のNikon ミラーレス勢ですが、こちらもキャッシュバックキャンペーンが始まり、巻き返しを図りたいところ。
Canonのニューモデルにどこまで太刀打ちできるか、動向を見守りましょう。
さて、今回の中古ランキング、大きな変化に皆様お気づきでしょうか。
不動の常連機種と思われていたSONY α7IIIの名がありません! なんと今回13位!!
キャッシュバックキャンペーンで新品の方が販売台数を伸ばしたことは確かですが、そんなことは今までにも何度も経験している機種なのですが…
とはいっても、またすぐに復活するでしょうが、こんな珍現象も起こりうる中古ランキング。やっぱり予測は難しいです。