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2020年8月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

新品デジカメ8月ランキング
1位 SONY VLOGCAM ZV-1 デジタルムービーカメラ
2位 Canon EOS R5 ミラーレス一眼カメラ
3位 Canon EOS R6 ミラーレス一眼カメラ
4位 SONY α7III ミラーレス一眼カメラ
5位 Nikon Z6 ミラーレス一眼カメラ
6位 Nikon Z5 ミラーレス一眼カメラ
7位 FUJIFILM X-T4 ミラーレス一眼カメラ
8位 SONY α6400 ミラーレス一眼カメラ
9位 Canon EOS RP ミラーレス一眼カメラ
10位 SIGMA fp ミラーレス一眼カメラ


SONY ZV-1

SONY VLOGCAM ZV-1が、3ヶ月連続の1位獲得!
Vlog撮影に特化したカメラとして、ランキング内でもひと際異彩を放っていますが、3ヶ月連続首位となるとその人気ぶりも本物だといえます。
とはいえ、それまでの勢いは少し落ち着いてきたか。欲しかった方の手には、一通り行き渡った感もあります。
前回までの圧倒的な首位ではなく、今回は僅差の1位。
その背後に迫るのは…

そう、Canonユーザー待望の新型機、7月30日発売のEOS R5と8月28日発売のEOS R6が2位、3位と並びました。
でもそれぞれの予約数から考えると、本当はこの2台、どちらが1位を獲得してもおかしくない、というか、圧倒的に他を大きく引き離してのワンツーフィニッシュを飾っていたはずの機体なのです。

前回、EOS R5が初登場で3位という結果に終わった時に述べましたが、Canonからの供給不足が依然続いている状態です。
特にEOS R5に至っては、比較的早い時期にご予約を入れた方が、発売1ヶ月を経過していまだに手にすることができないという、なんとも残念な結果になってしまっています。

そして、今回初登場のEOS R6も同様の結果に。せっかくの高機能を体感していただけないのは、なんとも歯がゆいばかりです。
EOS R5の新開発約4500万画素のセンサーに対し、EOS R6は約2140万画素ながらなんとCanonのフラッグシップモデル「EOS-1D X Mark III」に搭載されたセンサーを基にカスタマイズしたセンサーを装備しています。
EOS R5と同等の高速連写性能に加え、静止画撮影時に常用で最高ISO 102400での超高感度撮影が可能。
また、これもEOS R5同様、ボディ内5軸手ブレ補正機構を装備し、レンズ側の光学式手ブレ補正機構との協調制御で、最大8.0段の手ブレ補正を実現しています。
2台はとても似通っていながら、根本的なコンセプトを異にするカメラ。
各ユーザーが自身の用途に合わせて選択すれば、最高の相棒となるはずなんですが…
とにかくCanonに頑張ってもらうしかありません。

4位には、相変わらず強いSONY α7III。
SONYお得意のキャッシュバックキャンペーンが8月28日よりスタートしました。
新製品組にとって、まだまだ手ごわい難敵であり続けるカメラです。

5位に前回10位からジャンプアップのNikon Z6が。6位初登場、8月28日発売のZ5を従えての登場です。
そのZ5ですが、最高常用感度ISO 51200を実現しているほか、5.0段分のボディ内手ブレ補正機構や高性能AFを装備。
高精細の4K UHD動画撮影やインターバルタイマー撮影時のタイムラプス動画同時記録などの動画撮影機能も搭載。
Nikon フルサイズZシリーズのエントリーモデルでありながら、必要十分な機能を有するカメラに仕上がっています。
そのせいか、発売前の評判よりも発売後にじわじわ評価が上がってきていて、店頭での販売もここのところ好調だとか。
9月30日までキャッシュバックキャンペーンが続くZ6と併せて、次回も目が離せない存在です。

今回、CanonのみならずNikonにまで押されてしまったFUJIFILM X-T4が7位に後退。
とはいえ、総合的な評価の非常に高いカメラだけに、これからの巻き返しも十分に期待できます。

その後に続くのは同じAPS-Cサイズのセンサーを持つSONY α6400、根強い人気ぶりを見せています。
こちらも8月28日からキャッシュバックキャンペーンをスタートさせました。次回もまだまだ成績を伸ばしそうです。

9位に、Canon EOS RPが久々のランクイン。
入手困難なEOS R5、R6を待つ間、手頃な価格のEOS RPで慣れておこうという方もいらっしゃるようです。
店頭でのお問い合わせも結構多いとか。EOS R5、EOS R6の今後の入荷状況によっては、しばらくランキングに踏み留まるかもしれません。
いずれにせよ、次回の新品ランキングはCanonの状況次第で順位が決定しそうな感じです。

 

 

中古デジカメ8月ランキング
1位 SONY α7III ミラーレス一眼カメラ
2位 Canon EOS R ミラーレス一眼カメラ
3位 OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II ミラーレス一眼カメラ
4位 Canon EOS 5D Mark IV デジタル一眼レフカメラ
5位 SONY α7RIII ミラーレス一眼カメラ
6位 SONY α7II ミラーレス一眼カメラ
7位 Canon EOS 5D Mark III デジタル一眼レフカメラ
8位 SONY α7RII ミラーレス一眼カメラ
9位 Canon EOS 6D デジタル一眼レフカメラ
10位 Canon EOS 7D Mark II デジタル一眼レフカメラ


SONY α7III

どんな状況下においてもぶれない強さを見せて、SONY α7IIIが今回の中古ランキングを制しました。
5位α7RIII、6位α7II、8位α7RIIと、SONY勢は中古部門でも堅実な強さを示しています。

それに続くのは、Canon EOS R。
新品部門でのEOS R5、EOS R6登場の効果と言えるでしょう。

新品部門でのEOS RP同様、2台の入荷状況が今後も厳しければ、販売台数もさらに伸びるかもしれません。
ただ、そうなってくると新機種が入荷するまで下取に出すのを控える方も増えてくる可能性があり、EOS R自体の中古商品数が減少してしまうかもしれません。
このへんのところは、中古ランキングの順位予想をするうえで、大変難しいところになっています。

今回のCanonは、一眼レフ勢が好調。
4位EOS 5D Mark IV、7位EOS 5D Mark III、9位EOS 6D、10位EOS 7D Mark IIと、実に4機種が10位以内にランクインしました。
Canonだけで4機種も一眼レフ機がランキングに名を連ねるのは、かなり久しぶりのことです。
どのメーカーもミラーレス機が主流になり、お買い換えで一眼レフ機の中古数も上昇。このところ、一眼レフ機の中古価格がかなりお手頃になってきました。
これを機に、一眼レフカメラで写真の楽しさを体感したいという方も多く、店頭でも若い方の購入が目立つとのこと。
特にミラーレス新機種の話題がもちきりのCanonで、中古部門において一眼レフ機が幅を利かせている現象は特筆すべきことと言えます。

気がつくと、今回の中古部門はSONY、Canonで埋め尽くされてしまいました。
唯一の例外は、3位に入ったOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II。
前回、中古部門1位を獲得した、このところ好調の1台です。
新品部門でも、ランク外でしたが15位に入っていて、新機種OM-D E-M1 Mark IIIを上回る成績となりました。
発売からかなり時間の経っている機種で価格のお手頃感もありますが、総合的な作りの良さがなければ、ここまでの評価は獲得できないと思われます。
中古部門では、圧倒的にフルサイズセンサー搭載機の人気が強いだけに、マイクロフォーサーズ機の魅力をどこまで浸透できるか注目です。

今回、ずいぶん極端な様相を呈した中古ランキング。次回以降の展開が全く読めない次第です。
各メーカー、新製品が続々登場する中で、前モデルの中古部門での評価がどのようになるか、そこに着目しながらランキングを予想するのも楽しいですよ。

[ Category:etc. | 掲載日時:20年09月12日 12時33分 ]

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