2021年12月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング
D750EOS R5informationNikon Z MountRICOH GR seriesZ9α7 IIIα7 IVスタッフおすすめ機材厳選アイテム新品・中古デジタルカメラ人気ランキング
新品デジカメ12月ランキング | |||
1位 | SONY | α7IV | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | Nikon | Z9 | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | Canon | EOS R6 | ミラーレス一眼カメラ |
4位 | Canon | EOS RP | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | FUJIFILM | X-E4 | ミラーレス一眼カメラ |
6位 | Nikon | Z fc | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | SONY | FX3 | デジタルムービーカメラ |
8位 | SONY | VLOGCAM ZV-E10 | デジタルムービーカメラ |
9位 | RICOH | GR IIIx | コンパクトデジタルカメラ |
10位 | Canon | EOS R5 | ミラーレス一眼カメラ |
既に新しい年を迎えておりますが、ここでは2021年の締めくくり12月の新品・中古ランキングをご紹介いたします。
まずは新品ランキング、いろいろありました2021年ですが、その最後を飾ったのは12月17日発売のSONY α7IVでした。
大方の予想通りとも言えますが、なんと2位に3倍以上の圧倒的大差をつけての1位獲得。さすがにここまでは予想できませんでした。
先代α7IIIの発売が2018年3月のことですから、実に3年9ヶ月ぶりのモデルチェンジとなります。
本当に待望のニューモデル、いかに多くの人が待ち望んでいたか、今回の結果からも容易に推測できます。
約3300万画素の新開発センサーを搭載。先代より高画素化された上に、フラッグシップモデルのα1やα7SIIIに採用された画像処理エンジンの搭載やAF機能の高性能化をはかるなど、もはやベーシックモデルの範疇を超えたカメラに仕上がっています。
勿論、各種動画撮影機能も充実。今や「動画撮影はSONYで」と、ユーザーの絶対的な信頼を勝ち取った感のあるSONYですが、その期待を裏切らない、いやむしろ上回る出来栄えになっています。
そんな高性能カメラがベーシックモデルの価格帯で登場したのですから、売れないわけがありません。
他メーカーが深刻な供給不足に喘ぐなか、SONYは本当に大奮闘してくれました。しかし、それでも供給が追い付かないほどのご注文をいただき、今現在はお取り寄せ状態になってしまっています。
そうはいっても余裕の首位獲得。永きに渡り新品ランキングに名を刻んだα7IIIのように、α7IVもロングセラー機の道を歩むのでしょうか。
そして2位にはこれまた注目の新製品、12月24日クリスマスイブに発売されたNikon Z9がランクインしました。
Nikon Zシリーズ初のフラッグシップモデル、つまりはNikon史上最高の機能・性能を備えたカメラとなります。
新開発の4571万画素積層型CMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 7」により、最高水準のAF性能を実現。
また動画撮影においては、効率的な放熱設計により8K UHD/30pで世界最長約125分の動画がカメラボディー内のメモリーカードに記録可能になるなど、プロフェッショナルのあらゆる撮影現場に対応できるモンスターマシンと呼ぶにふさわしいカメラ。
話題になるのも当然でご予約も多数いただいたのですが、残念ながら予約開始初期の段階でメーカーより供給不足の案内が。お客様は勿論、我々販売スタッフにとっても非常にショックな通達でした。
年が明けた現在も状況は変わらず、深刻な半導体不足により長期に渡る納期遅延が予想される事態となっています。
結果として、1位のα7IVに大差をつけられてしまいました。カメラファンであれば誰もが、先月発売のCanon R3を加えた3大メーカーによる新機種争いをもっと対等の条件で見たかったはず、本当に残念です。
ちなみにCanon R3は、今回15位。まだまだ深刻な事態から抜け出せていません。
代わりと言っては何ですが、Canonは3位にEOS R6、4位にEOS RP、10位にEOS R5をランクインさせています。
EOS R6とEOS RPはどちらもメーカーのキャッシュバックキャンペーンが好評で、なかでもEOS RPはキャッシュバックが適用されるとなんと実質10万円を切る価格に。
フルサイズミラーレス一眼機の新品がこの価格で手に入るのですから、これから本格撮影を始めてみたいという方やサブ機を検討されている方にはもってこいの1台となっています。
この3機種の同時ランクインは、これで9ヶ月連続に。
Canonの復活を強く感じさせる1年でしたが、ここにEOS R3が加わればと思わずにはいられません。
振り返れば、2020年夏に相次いで発売されたEOS R5・EOS R6も発売当初は供給不足が続き、安定するまでに数ヶ月を要しました。
今回も同様の状況になってしまっていますが、果たして事態の好転はいつになるのか、先の全く読めないところです。
5位にFUJIFILM X-E4、前回ランク外に落ちてしまいましたが再びランクイン。代わりに前回久々にランクインを果たしたX-S10が、またもやランク外に。
どちらも一定以上の高い支持があるのですが、メーカーからの供給が不安定。品数があればランク内に入るだけの人気は十分に持っているだけに、なんとも惜しいところです。
ただX-E4に関して、軽量ボディに見合うコンパクトなレンズXC15-45mmとのレンズキットの販売が終了してしまいました。軽くて写りの良いカメラをお探しの方にはピッタリの組み合わせで、人気もあっただけに残念。
今後販売数にどう影響が出てくるか気になります。
同じく小型軽量で人気のNikon Z fcが6位に入りました。前回3位よりランクダウン。
こちらはクラシカルなフォルムのZ 28mmとのレンズキットが圧倒的一番人気、というか孤軍奮闘状態。16-50mmの標準ズームキットとボディ単体は先月同様に供給が安定せず、現在取り寄せ状態に。
7位にFX3、8位にVLOGCAM ZV-E10と、動画撮影に特化したSONYの2機種が並んでランクイン。
同じく動画撮影を主とするカメラマンからご要望の多いα7SIIIは、今回少しまとまった入荷があり12位に。まだご注文された全員には行き渡っていない状態ですが、ちょっとずつ明るい兆しが見え始めたか。
逆にVLOGCAM ZV-E10は12月中頃から欠品状態に、次回入荷も未定となってしまっています。
それにしても、これら動画撮影専用カメラとも呼べる機材がランキングに定着したことは、2021年ランキングの大きな特徴と言えるでしょう。
今後どのようなカメラが登場するか、先行するSONYに追随するメーカーが現れるか楽しみです。
2021年新品ランキング最後のご紹介は、9位RICOH GR IIIx。
10月に初登場1位、前回6位、今回9位と下降を抑えることはできませんでした。前回も述べましたが、最初に爆発的に売れすぎて欲しい人の手に行き渡ってしまったか。
でも寒さ厳しくなるこの時期、ポケットに余裕で収まる存在感は他のカメラにはないもの。
大きい機材を持ち出すのはちょっと… でも、偶然見つけた絵になる風景を納得いく画質で残したい! そんな贅沢な要望にも応えてくれるカメラです。
夏にGR IIIが売れ続けたように、この冬の定番カメラになれるか正念場です。
中古デジカメ12月ランキング | |||
1位 | SONY | α7III | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | SONY | α7C | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | FUJIFILM | X-S10 | ミラーレス一眼カメラ |
4位 | OLYMPUS | OM-D E-M1 Mark II | ミラーレス一眼カメラ |
4位 | RICOH | GR III | コンパクトデジタルカメラ |
4位 | Canon | EOS R | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | Nikon | D750 | デジタル一眼レフカメラ |
8位 | FUJIFILM | X100V | コンパクトデジタルカメラ |
9位 | Canon | EOS RP | ミラーレス一眼カメラ |
9位 | SONY | α6000 | ミラーレス一眼カメラ |
2021年12月の中古ランキングは、1位SONY α7III、2位同じくSONY α7Cと前回11月と全く同じ顔ぶれになりました。
しかし前回は両者の差が僅差だったとお伝えしましたが、今回は大きく開いています。α7IIIが大きく差をつけ抜け出し、以下は混戦といった模様。
α7IVの登場でお買い換えなどによりα7IIIの中古商品数が大幅に増え、中古価格の見直しが行われたことが大きな要因。
新品α7IIIとの価格差も大きく広がり、店頭では中古を指名買いされていく方が以前よりさらに増えたとか。
新型機が出たとはいえ、これまでロングセラーを続けてきた機体、性能に対する信頼感は抜群です。まだ当分中古ランキングでの上位獲得は間違いないでしょう。
2位のα7Cは、現在新品が供給不足どころかメーカーのwebサイトでも注文受付を停止する事態に。欲しい方は中古でしか入手できないことになっています。
同じようなことは3位のFUJIFILM X-S10にも。長らく新品が欠品していたため、中古の販売数が増加しました。
現在はXF18-55mm レンズキット以外のボディ単体・ダブルズームレンズキットは状況が回復したため、また新品購入の方が増えているようです。
4位に久々の登場、OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II。実に2021年2月以来の中古ランキング入りです。
新品のOM-D E-M1 Mark IIIに比べると半値以下のお値段。新型機ほどの高スペックが必要なく、マイクロフォーサーズ機ならではの小型軽量を活かして、気軽に撮影を楽しみたい向きに選ばれています。
5位には新品ランキングでも少し触れたRICOH GR IIIが入りました。
好評だったアウトレット品の販売が終了し、中古の方にご購入のお客様が流れてきました。
同じくコンパクトカメラのカテゴリーでGR IIIのライバル機でもあるFUJIFILM X100Vは、今回8位に。
この両者が中古ランキングで名を連ねるのは、8月以来となります。
こちらは新品との価格差がかなり広がり、中古をご購入される方が新品購入より上回っているようです。
Canon EOS Rが6位、新品ランキングにも入ったEOS RPが同数9位にランクイン。
その他、新品の売れ行きが好調のEOS R5・R6も、ランク外ですがEOS R6が12位、EOS R5が15位にきています。
まだそれほど新品・中古の価格差は大きくありませんが、それでも少しでもお安くという方がお求めになっていかれます。
今後、EOS R3の入荷数が増えれば、これらの中古商品数もさらに増し、4機種同時ランクインも叶うかもしれません。
今回唯一の一眼レフ機となったNikon D750が7位に入りましたが、前回2機種ランクインさせたCanonは今回0に。
EOS RやEOS RPなどフルサイズミラーレス機の初代モデルも大分お求めやすい価格になり、お手頃な一眼レフ機をお求めになっていた層も移行しつつあるのでしょうか。
2022年、果たしてどこまで一眼レフ機の灯が存続するのか。何かカメラ史の大きな流れを目の当たりにしている感があります。
さて、カメラ業界にとっても激動の2021年が幕を閉じました。
皆様がこの1年で相棒としたカメラは、ランキングの何位に入りましたでしょうか?
今一度2021年のランキングを振り返ってみると、実に多種多様なカメラが登場していて本当に驚かされます。
中には、えっ、このカメラまだ1年経ってなかったっけ⁈ なんてものも。それだけ目まぐるしく新たなカメラが生み出されてきたということ。
最近の深刻な商品供給不足についついメーカーを責めてしまう発言もしてしまいましたが、改めて各メーカーの新製品を生み出す発想力の豊かさ、こだわりの強さ、何よりカメラ愛には敬服させられるものがあります。
とはいえ、私たちマップカメラもカメラ愛では負けてはいません。
各メーカーこだわりの逸品をよく吟味し、お客様一人ひとりそれぞれに最適なものをご満足いただける価格・サービスでお届けするのが私たちの使命。
2022年もどこにも負けない深いカメラ愛を持って進んでいきたい所存です。
今年もマップカメラからの情報発信を楽しみにしていただき、どうぞご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。