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2021年4月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

新品デジカメ4月ランキング
1位 PENTAX K-3 Mark III デジタル一眼レフカメラ
2位 Canon EOS R6 ミラーレス一眼カメラ
3位 SIGMA fp L ミラーレス一眼カメラ
4位 Canon EOS R5 ミラーレス一眼カメラ
5位 FUJIFILM X-S10 ミラーレス一眼カメラ
6位 Nikon Z6II ミラーレス一眼カメラ
7位 SONY α7C ミラーレス一眼カメラ
8位 SONY α1 ミラーレス一眼カメラ
8位 SONY α7SIII ミラーレス一眼カメラ
8位 FUJIFILM X-E4 ミラーレス一眼カメラ
8位 Canon EOS RP ミラーレス一眼カメラ


PENTAX K-3 Mark III

4月23日発売のPENTAX K-3 Mark IIIが、初登場1位を獲得。
2020年2月Canon EOS-1D X Mark III以来の一眼レフ機1位獲得になります。
なんといっても魅力は、視野率約100%の光学ファインダー。新開発の高屈折率ガラスペンタプリズムを採用することでフルサイズ機に匹敵する大きな視野を実現しています。ミラーレス機のEVFに慣れた眼には、光学ファインダーの見えは新鮮にすら感じます。
強力な手振れ補正機構や高速・高精度AF、信頼性の高い防塵・防滴性能などの基本性能をしっかり押さえたうえで、さらにイメージセンサー・画像処理エンジン・アクセラレーターユニットなどの基本デバイスを全て一新し高画質を追求するとともに、最高ISO感度160万という超高感度性能も有しています。
根強い支持者の多いペンタックスレンズの描写力をいかんなく発揮できるカメラとして、ファンの期待に十分応えうる1台に仕上がっています。
久々に登場した一眼レフカメラの新型機、今後のランキングの動きにも期待してしまいます。

もう1台初登場のカメラとして、4月16日発売のSIGMA fp Lが上位2機種に僅かの差で3位に入りました。
フルサイズセンサーを搭載しながら超コンパクトなボディサイズを実現したうえ、指一本で本格的なスチル撮影と映像撮影機能を切り換え可能にするなど、時代のニーズにがっちり適合し話題を呼んだSIGMA fp(2019年10月発売)。本機は、その高画素モデルとなります。
有効約6100万画素のイメージセンサーを搭載。圧倒的な解像力を誇るだけでなく、高画素を活かしたクロップズーム機能により画質の劣化を抑えながら多彩な画角での撮影を楽しむことができます。
コントラスト検出と位相差検出によるハイブリッドAFを採用し、カメラ起動中のUSB給電を可能にするなど、ストレスなく撮影に没頭できる新機能も加わり、ますます魅力的なカメラになっています。
高解像の外付け電子ビューファインダーも同時開発され、EVFキットの方がボディ単体を上回る販売数をあげました。
初登場1位こそ逃しましたが、注目の1台であることは確か。こちらもランキング内を躍動してくれることでしょう。

新製品2機種に肩を並べる強さを見せたのは、やはりCanon。2位にEOS R6、4位にEOS R5が入りました。
それまでの圧倒的な差はありませんが、それでも2台揃って他の既存カメラの上を行くのですから大したものです。
このまま2021年度も人気を保持していくのでしょうか。SONY α7IIIに代わるロングセラー機となるか、楽しみです。

ちなみに今回、CanonはEOS RPも同数8位にランクイン。
EOS Rシリーズの中で圧倒的最軽量を誇り、価格もかなりお手頃になってきましたので、手軽に始められるフルサイズ機として、あるいはEOS R5・R6のサブ機として需要が上がってきているようです。

5位にFUJIFILM X-S10。順位は落としましたが、前回同様FUJIFILMの中で1番の売れ筋として人気を保っています。
以下、8位にX-E4、今回ランク外ですが12位にX-T4と、常に複数台ランキングを賑わす機種を有しているFUJIFILMは、最近不調のNikonにすっかり取って代わった感があります。

そのNikonは、Z6IIが6位に。孤軍奮闘しています。
今回ライバルSONYの上を行きましたが、続くSONYが3機種も名を連ねているのを見ると優位さは感じられません。
やはり昨今カメラ選びの重要な要素となっている動画撮影機能で、ライバルに後塵を拝していることが人気に影響を与えているようです。

さて、SONYですが、先に述べたように7位α7C、同数8位でα1、α7SIIIが並びます。
前回初登場1位のα1が8位まで落ちてしまいましたが、高額のフラッグシップ機が販売数を保つのは難しいところ、致し方ないと言えます。
なお、ランク外13位にα7IIIがまだまだ健在。さらには14位に3月12日発売のFX3、15位にVLOGCAM ZV-1の名も。
動画撮影に特化したモデルの名が連なっているところを見ると、人気の傾向が動画寄りになっていることが分かります。

 

 

中古デジカメ4月ランキング
1位 SONY α7III ミラーレス一眼カメラ
2位 SONY α7C ミラーレス一眼カメラ
3位 FUJIFILM X-T3 ミラーレス一眼カメラ
4位 Canon EOS R ミラーレス一眼カメラ
5位 SONY α7II ミラーレス一眼カメラ
6位 Nikon D850 デジタル一眼レフカメラ
6位 Nikon D750 デジタル一眼レフカメラ
8位 Canon EOS 5D Mark IV デジタル一眼レフカメラ
8位 FUJIFILM X-S10 ミラーレス一眼カメラ
10位 SONY α6400 ミラーレス一眼カメラ
10位 FUJIFILM X100F コンパクトデジタルカメラ


SONY α7III

SONY α7IIIが6ヵ月連続の1位獲得、相変わらずの強さを誇ります。
何と言っても3月までの昨年度、7回1位を獲得。その人気は今年度も続きそうです。

そんな圧倒的王者に続くのは、驚きのSONY α7C。
昨年10月発売以来、新品ランキングでも常に10位以内にランクインしているカメラが早くも中古ランキングに、それも1位に迫る勢いでの2位獲得です。
本来、発売から間もないこともあり新品と中古の価格にそれほど大きな差はなく「ならば新品で」となるはずですが、中古セールなどもあり少しでもお手頃な価格でお求めになりたい方のご支持をいただいたようです。
ただ、それだけの中古商品数があったというのも事実。まだ発売から半年ほどですが、これはどういうことなのか。今後の動向にも注視してみましょう。

3位に、この2ヵ月ランキングから姿を消していたFUJIFILM X-T3が入りました。
FUJIFILMは最近、新品ランキングではX-S10やX-E4が上位機X-T4を上回る売れ行き。お買替えでX-T3を出されるということも少なく、中古商品数が少し品薄だったことも影響しているかもしれません。
とはいえ、中古数さえあればまだまだポテンシャルの高いカメラ、α7IIIのライバルに成り得る存在です。

4位は同じくα7IIIの対抗馬、Canon EOS R。実際、昨年9、10月はα7IIIを抑えて1位の座にいました。
EOS R5・R6が品薄状態も解消し、お買替えを希望していた方のご購入も一通り済み、EOS Rの中古数も潤沢にある状態です。
今後新規にフルサイズ機を始めようという方がSONYを選ぶか、Canonにするか、価格も勿論ですが、レンズのラインナップなども重要な要素になりそうです。

5位にSONY α7II。同数10位のα6400と合わせて4機種のランクイン、そのうち3機種が5位以内ですから、やはりSONY強しです。

同数6位にNikon D850とD750が仲良く並びました。同じ一眼レフ機のCanon EOS 5D Mark IVを僅差で上回る形に。
一眼レフ機がまだまだランキングで頑張っているのは嬉しいところですが、Nikonファンにしてみたらミラーレス機の動向も気になることでしょう。
今回、Z6が12位、Z50が17位という結果になっています。中古でも他の3メーカーに差をつけられてしまっている状況、はたして巻き返しは可能でしょうか。

同数8位にFUJIFILM X-S10がランクイン。
2位のα7C同様、昨年11月発売以来中古ランキング初登場です。
こちらも中古セールなどの影響があったと思われますが、まだ半年足らずでのランクインは予想外でした。

このように新たな顔ぶれも加わった今回の中古ランキング。新年度にふさわしい幕開けとなりました。
このまま新顔がランキングに定着するのか、古参のカメラがその人気を盛り返すのか、新品との価格差や商品数により動向が目まぐるしく変化するだけに予測は難しいところです。

[ Category:etc. | 掲載日時:21年05月14日 16時19分 ]

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