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2021年8月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

2021年8月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

新品デジカメ8月ランキング
1位 Nikon Z fc ミラーレス一眼カメラ
2位 Canon EOS R6 ミラーレス一眼カメラ
3位 Nikon Z6II ミラーレス一眼カメラ
4位 Canon EOS R5 ミラーレス一眼カメラ
4位 FUJIFILM X-T4 ミラーレス一眼カメラ
6位 SONY α7C ミラーレス一眼カメラ
7位 Nikon Z5 ミラーレス一眼カメラ
8位 Canon EOS RP ミラーレス一眼カメラ
9位 RICOH GR III コンパクトデジタルカメラ
10位 Nikon Z7II ミラーレス一眼カメラ


Nikon Z fc

Nikon Z fcが、ついに待望の新品ランキング1位を獲りました!
なんと、Nikon勢としては2018年2月D850以来の新品ランキング首位獲得となります。本当に長い道のりでした…

当時の記事を見ると、ランキング10位までにD850を始め5機種の一眼レフ機が名を連ねていました。
ところが、ちょうど開催された「CP+2018」にも触れ、Nikon・Canonから新型一眼レフ機の発表がなくて寂しい…なんてコメントも。
あれから3年半、もはや一眼レフ機の名が新品ランキングから姿を消して久しくなってしまいましたが…

なんて、感慨にふけっている場合ではありませんでした。
あれから数々のNikon ミラーレス機が阻まれてきた新品ランキング1位の座を、往年のフィルム一眼レフ機を彷彿とさせるデザインのZ fcが獲得するとは…
前回僅差で2位に甘んじたZ fcでしたが、発売後当マップカメラのブログを始め多くのSNSで取り上げられたこともあり、それらを見てから購入を決めた方も多かったようです。
また、内訳をみると16-50mmとのレンズキットの方が、ボディ単体の倍以上の販売台数になっています。
このことから、それまでのNikonユーザーがシステムの一環として購入されるより、このZ fcから新たにNikonユーザーとなったり、このカメラ単体で使おうという方が多いことが推測されます。
よりレトロなデザインで話題の28mmとのキットも10月に発売を控えていますし、久々のNikon連続首位獲得が見られるか?
しかし現在、ボディ単体もキットも品薄状態が続いてしまっていて、入手を待たれている方もいる状況。待望だった1位を、このまま次回もキープできるか注目です。

そして今回もう一つの注目すべき点は、3位Z6II、7位Z5、10位Z7II、そうNikonが首位Z fcを含め、10位以内に4機種ランクインさせたことです。
Z fcの人気に触発された… それもあるかもしれませんが、先に述べたようにZ fcと他の3機種の購買層は少し異なるようです。
むしろメーカーが行っているキャンペーンの効果が表れてきたとみるべきでしょう。
Z6II・Z7IIには、7月1日よりXQD同梱キャンペーンが適用されています。Z6IIには64GB、Z7IIには120GBのXQDメモリーカードが付いてくるというもの。
単体で買えばかなり高額なXQDメモリーカード、実質キャッシュバックキャンペーンに近いものがあります。むしろキャッシュバックキャンペーンのように応募する手間や実行までの時間がかからない分、ユーザーにはうれしい特典ともいえます。
Z5には、7月30日よりキャッシュバックキャンペーンが開始されました。ボディ単体でも2万円のバック、もともとの価格から考えてもかなりの割引感があります。
Z fcの人気とこれらのキャンペーン効果が合わさりNikonの復調が定着すると、今後のランキングの動向も一段と面白いものになることでしょう。

順位を上位に戻します。2位には、Canon EOS R6。
7月末にキャッシュバックキャンペーンが終わりましたが、また8月27日から新たなキャッシュバックキャンペーンがスタートしました。
とはいえ、実質空白の1ヶ月でそれでも2位は、人気の高さを実証しています。
Z fcの品薄状態が続くようなら、次回の1位返り咲きは十分あり得ます。

同じくEOS R5は同数4位。前回と変わらずです。
こちらは、前回そして今回のキャッシュバックキャンペーンとも対象外でありながら上位獲得。まさに安定した人気を誇る1台。
プロの方が仕事で使われるために購入するなど、価格の変動に左右されない支持を得ているようです。

同数4位のもう一方は、FUJIFILM X-T4。
こちらは目立ったキャンペーンはなくとも安定した人気。
ですが、他のFUJIFILM勢はX-E4がランク外11位、X-S10が14位と振るわず…
どちらも人気はありながら品薄状態が続き、順位を落とす要因となってしまっています。
Nikon勢が不調の間ランク内に定着していたFUJIFILM勢ですが、自社の供給不足とNikonの復調によりかなり危うい状況にあるといえます。

同じく今回精彩を欠いた感のあるSONYは、6位にα7Cをランクインさせたのみ。
8月1日まででキャッシュバックキャンペーンが終了してしまったこともあり、購入は中古に流れてしまったようです。
加えて動画撮影カメラマンに人気のα7SIIIが品薄状態に陥ってしまったことも、今回の低迷につながってしまいました。

代わりにプロ系のカメラマンが選んだのがFX3。今回α7IIIと同数の12位に入りました。
スチル撮影とのいわば二刀流的なα7SIIIに対し、FX3は動画撮影専用機という位置づけで、かつα7SIIIより高額。
そのFX3がこれだけ選ばれるということは、SONYを選ぶ理由に動画撮影能力がかなり大きな位置を示すようになってきたといえます。
ミラーレスカメラの先駆者的存在だったSONYが、今や動画撮影のプロユースに圧倒的支持を受けるメーカーとなっているのは事実なようです。
先ほど「精彩を欠いた」と表現してしまいましたが、これからの新たなランキングの動きの前触れなのかもしれません。
3年半前からの一眼レフ機の衰退を見てきた身としては、これからのカメラ業界の推移を一瞬たりとも見逃せない思いです。

 
 

中古デジカメ8月ランキング
1位 SONY α7RIV ミラーレス一眼カメラ
2位 SONY α7III ミラーレス一眼カメラ
3位 Nikon D750 デジタル一眼レフカメラ
4位 FUJIFILM X-H1 ミラーレス一眼カメラ
5位 SONY α6400 ミラーレス一眼カメラ
5位 FUJIFILM X-S10 ミラーレス一眼カメラ
7位 SONY α7C ミラーレス一眼カメラ
8位 Nikon Z50 ミラーレス一眼カメラ
9位 RICOH GR III コンパクトデジタルカメラ
10位 FUJIFILM X100V コンパクトデジタルカメラ


SONY α7RIV

9ヶ月続いたSONY α7IIIの中古ランキング1位の座を奪ったのは、なんと同じSONYのα7RIVでした。
α7IIIより高額ですが、6月にファームアップ版のα7RIVAが発売された後α7RIVは生産完了に。そのα7RIVA新品との価格差が大きいα7IVが大きく支持を伸ばしました。
α7RIVの中古商品数が今後も潤沢にあれば、高画素のα7RIVか、より低価格のα7IIIか、なんとも悩ましい選択になりそうです。

3位は前回同様Nikon D750、今回唯一の一眼レフ機となってしまいました。
10万円を切る価格で購入できるフルサイズ機として高い人気を得ています。
ちなみに同じ価格帯のCanon EOS 5D Mark IIIは、今回11位でした。

同じく価格が下がりお手頃感の増したFUJIFILM X-H1が4位。
こちらは発売当時はXシリーズ初のボディ内手ブレ補正機能を備えるなど、最上位機種として登場した機体。
動画撮影にも適した性能を有するカメラが10万円を切るとして、俄然注目を集めています。

5位同数でSONYα6400とFUJIFILM X-S10が入りました。どちらもAPS-Cサイズの中級機の中では人気を二分するカメラ。
特にX-S10は、今回新品ランキングではランク外14位でしたが、これは新品の品薄状態が続いてしまっているからで、その間中古が販売台数を伸ばす結果となりました。

7位にSONY α7C。
店頭での売れ方などを見ていると、新品・中古共にコンスタントに人気の高いカメラとして定着しそうな勢いがあります。

8位に入ったNikon Z50は、最近中古価格がかなりこなれてきた機体。店頭でのお問い合わせも増えているようです。
Z fc人気のなか、今後どんな動向を見せるか気になります。

RICOH GR IIIが9位、FUJIFILM X100Vが10位と、高画質コンパクトカメラが並びました。
GR IIIは、新品ランキングでも9位。ライバル対決では常にGR IIIに軍配が上がっている感があります。
35㎜判換算40mm相当のレンズを搭載したGR IIIxも発表されましたので、これからも注目度は落ちるどころかますます引き上がっていきそうです。

さて、上記GR IIIxもそうですが、9月から10月にかけ注目の新機種が続々登場予定です。
これからのランキングがどうなるか、正直全く読めません。
新製品の動向は、またそれらに既存の人気機種がどう対抗するのか、どうぞ次回のランキングもお楽しみに‼

[ Category:etc. | 掲載日時:21年09月11日 17時21分 ]

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