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2022年11月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

新品デジカメ11月ランキング
1位 FUJIFILM X-T5 ミラーレス一眼カメラ
2位 SONY α7RV ミラーレス一眼カメラ
3位 Nikon Z9 ミラーレス一眼カメラ
4位 FUJIFILM X-H2 ミラーレス一眼カメラ
5位 SONY α7IV ミラーレス一眼カメラ
6位 SONY VLOGCAM ZV-E10 デジタルムービーカメラ
7位 Nikon Z5 ミラーレス一眼カメラ
8位 SONY FX30 デジタルムービーカメラ
8位 FUJIFILM X-S10 ミラーレス一眼カメラ
10位 Canon EOS R7 ミラーレス一眼カメラ


FUJIFILM X-T511月25日発売の『FUJIFILM X-T5』が、2位に倍以上の大差をつけて初登場1位を獲得しました。
XシリーズのフラッグシップモデルX-H2と同じ裏面照射型約4020万画素「X-Trans(TM)CMOS 5 HR」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載した、X-Tシリーズファン待望の高画素機です。
さらに高画素化だけでなく、ISO125を常用感度化、最速1/180000秒のシャッタースピード、手振れ補正機能の強化など、前モデルを大きく上回る高性能化を実現。それでいながら前モデルより約50g軽量化に成功し、約557gというコンパクトなボディに仕上がっています。
またX-Tシリーズのデザインの特徴ともいえる、シャッターダイヤルや露出補正ダイヤルなど3つのダイヤルは健在。往年のカメラファンからも愛されるクラシカルなフォルムは、撮影意欲をより一層駆りたててくれます。
販売数の内訳をみると、ブラックボディがシルバーの倍以上を占めています。またレンズキットよりボディ単体の方が圧倒的に多く、お買い替えの方が多いことをうかがわせます。
11月8日の予約開始から大変な反響を呼び、メーカーの生産が追いつかない恐れも出るほどに。
現在「お取り寄せ」となっておりますが、話題の注目機を手に入れたいとお考えの方には早めのご注文をお勧めします。

2位にこちらもX-T5と同じ11月25日に発売された『SONY α7RV』が。注目の同日対決は、数字上でみるとX-T5の圧勝ということになります。
とはいえ、α7RVも大変な数の販売であったことには変わりありません。3位を倍近い数で引き離しています。X-T5の存在がなければ、当然初登場1位を獲得していました。
35mmフルサイズセンサー搭載機としてクラス最高の約6100万画素裏面照射型CMOSイメージセンサーと前モデル比最大約8倍の高速処理が可能な画像処理エンジンBIONZ XR(R)の組み合わせにより、被写体を高精細かつ忠実な質感で描写します。
また、従来のチルト式とバリアングル式両方の利便性を兼ね備えた新開発の4軸マルチアングル液晶モニターを搭載、縦位置でも横位置でもモニターの角度を自由に調整でき、撮影の自由度を高めています。
最大の進化は、そのAF性能。人物の姿勢を高精度に認識できるようになり、人物の瞳の認識精度が前モデル比で60%向上。認識できる被写体の種類も従来の人物、動物に加え、α7Rシリーズとしては新たに鳥、昆虫、車/列車、飛行機にも対応し、さらにはAIを活用した「リアルタイムトラッキング」により、それらをカメラ任せで自動追尾、撮影者は構図に集中できます。

3位には『Nikon Z9』。惜しい!今回も初登場組に上をいかれ、初の1位獲得を逃してしまいました。
通常なら十分1位を狙える販売数、4位とも差があったのですが… 如何せん上位2機種が凄すぎました。
依然として品薄状態になってしまっていますが、それまでに比べればはるかに安定した入荷があります。ただご注文も多く、人気の衰えを感じさせません。次回12月で発売から1年、1位獲得はなるでしょうか。

前回1位を獲得した『FUJIFILM X-H2』は今回4位に。前述の通り、3位までには少し差を開けられている状況です。
同じセンサー・画像処理エンジンを積んだX-T5の爆発的な売れ方に、まだ発売から3カ月弱でありながら早くも影が薄くなってしまったか… いえ、決してそういうわけではなく、お問い合わせはX-T5発売後も多く受けています。
ただX-T5同様、よりお客様のご希望が多いボディ単体が「お取り寄せ」状態に。標準ズームレンズXF16-80mmとのレンズキットは潤沢なのですが、やはりお買い替え希望の方が多くボディ単体に人気が集まっています。
今後供給が安定すればX-T5とのワン・ツーなんてことも。

そこで気になるのは、2機種それぞれの購買層の違い。X-T5は静止画撮影メインの方の支持が高く、X-H2は動画撮影を中心にされている方やその割合の高い方に支持を受けているようです。
かつてのフィルム一眼レフカメラを思わせるようなフォルムを身に纏ったX-Tシリーズ、静止画撮影向けと捉える方が多いようです。
それに対しX-H2は、より動画撮影に適したインターフェースを採用し、自在なアングルを可能とするバリアングル構造の背面液晶モニターや保持力の高い大きめのグリップを備えることで安定した動画撮影をサポート。
また、カスタムモードを上部ダイヤルで7つも設定できるなど、多彩な表現を必要とするクリエイターの要望にも応えています。
X-H1登場の頃よりさらに動画撮影のニーズが高まっている現在、こうした明確な住み分けを可能にしていることは、メーカーにとって大きな武器となりそうです。

5位以下は比較的僅差になります。その5位に『SONY α7IV』、6位に同じく『VLOGCAM ZV-E10』、さらには1つ置いて同数8位に『FX30』とSONY勢が続きます。
前回それまでの上位から一気に6位にまで順位を落としてしまったα7IV。今回も上位には水を開けられる形になっています。
新機種には座を譲りながらも常にその下に居座り、フィーバーが過ぎたところでまた上位に返り咲いていたα7IV。今回上にはハイクラスのα7RVもいます。
果たして以降の巻き返しはあるのか。中古の販売台数も伸びてきているようなので予測がつきません。

かつて店頭でα6400と比較される方の多かったVLOGCAM ZV-E10ですが、α6400が販売再開したにもかかわらずランキングから姿を消してしまっているのに対し、こちらは地道に人気をキープしています。
店頭では購入を既に決めた上でご来店される方が多いとのことです。

7位に『Nikon Z5』、2021年9月に9位に入って以来のランクインです。
実に久々の登場は、11月2日より開始されたメーカーのキャッシュバックキャンペーンが大きく起因しているようです。実は前回のランクインもキャッシュバック期間中でした。
さらに今回キャンペーンと時を同じくして販売価格が下がったことも後押しとなりました。
そのせいもあってか、現在は「お取り寄せ」に。キャンペーン自体は来年1月10日までのご購入が対象となります。ご検討中の方は早めのご注文をお勧めします。

SONY FX30と同数の8位には、『FUJIFILM X-S10』が入りました。
X-H2やX-T5など上位クラスに新機種登場が相次いだFUJIFILMにあって、中級クラスを支える1台として依然根強い支持を集めています。
ただX-H2のケースと同様、問い合わせの多いボディ単体やXF18-55mmとのレンズキットは相変わらず品薄の状況が続いています。
早くユーザーの希望に沿う形になればよいのですが…

最終10位にやっとCanonが登場、『EOS R7』です。
前回までランキングを独占していたCanon勢が嘘のような落ち込みよう… やはり11月4日からの価格改定による値上げが大きく響いてしまった模様です。
今回辛うじて唯一のランクインとなったEOS R7ですが、「お取り寄せ」状態が続いていました。
小型軽量で操作性の良いところが人気の理由のようです。店頭では野鳥や飛行機の撮影・スポーツ撮影など、望遠に強いAPS-C機の利点を活かしたいユーザーからの問い合わせも多いとのこと。
この後、話題機の登場が控えているCanonですが、それに伴う巻き返しがはかれるか注目です。

今回、2022年終盤カメラファンの大きな注目を集める新型機が2機種同日に発売されるという異例の事態となりました。
発売当日のマップカメラ店頭や前日の発送業務がどれほどのお祭り騒ぎとなったことか、皆様には想像もつかないことでしょう。 …ですが、私たちスタッフは痛感しました、お祭り大好きです。
いよいよ次回は2022年最後のランキング。まだまだ大きなお祭りの予感が!
寒さを吹き飛ばすような熱い盛り上がりに期待しましょう‼
 

中古デジカメ11月ランキング
1位 Canon EOS R6 ミラーレス一眼カメラ
2位 SONY α7IV ミラーレス一眼カメラ
3位 SONY α7RIV ミラーレス一眼カメラ
4位 SONY α7III ミラーレス一眼カメラ
4位 FUJIFILM X-S10 ミラーレス一眼カメラ
6位 SONY α7C ミラーレス一眼カメラ
7位 FUJIFILM X-T4 ミラーレス一眼カメラ
8位 SONY VLOGCAM ZV-1 デジタルムービーカメラ
9位 Canon EOS 5D Mark IV デジタル一眼レフカメラ
10位 SONY α7RIII ミラーレス一眼カメラ


Canon EOS R61位は『Canon EOS R6』。前回9位からジャンプアップです。
新製品の予約が始まり、早目のお買い替えにより中古商品数が潤沢になりました。さらに新品の価格改定により価格差も開き人気に火がついた模様。

Canonは新品ランキングでの落ち込みをこれで挽回と言いたいところですが、後が続きません。
前回2位に入ったEOS R5は、今回14位に沈んでしまいました。こちらも新品との価格差が開き中古に人気が集中、ところがEOS R6と異なり商品数に限りがあったため品薄になってしまいました。
現在も中古の問い合わせが連日のようにあり、ネットに掲載されるとすぐに販売に至る状況です。

2位の『α7IV』を筆頭にSONY勢が中古ランキングを占拠します。
3位『α7RIV』、同数4位に『α7III』、6位『α7C』、8位に『VLOGCAM ZV-1』、そして10位『α7RIII』、全部で6機種がランクインしました。
α7RVの登場による買い替えなどで、どの機種も中古商品数が充実しました。α7IVやα7RIVの上位進出は、特にその影響が強いと思われます。

新品部門では少し勢いを落としている感のあるα7IV。新品・中古の価格差はまだあまりない状況ですが、それでも中古が人気を集めています。
回転も速く、店頭よりネットでの販売が多いようです。

α7RIVは、前回14位からの大躍進。在庫数が増え、「美品」クラスでも22万円前後と価格が下がりご購入が増えました。
α7RVまでの超高機能を必要としない方にとってはまさに買い時。店頭では他機種と比較される方は少なく、ほとんどが指名買いされていかれるとのこと。

同数4位の『α7III』は中古価格帯が少し上がっています。新品との価格差がメーカーのキャッシュバックキャンペーンと弊社の交換値引きを併せるとほとんどなくなってしまうこともあり、以前より勢いは落ちているように感じます。

前回1位から6位まで順位を落とした『α7C』ですが、α7IIIとの差はごく僅か。店頭ではα7IIIより問い合わせが多いとのことです。
こちらは逆に中古価格が下がり、より小型軽量な点も評価され、女性や軽いレンズとの組み合わせでカメラを探されている方に選ばれています。

8位に入ったのは『VLOGCAM ZV-1』。後発のVLOGCAM ZV-E10がメーカーからの供給不足が続いていることもあり、中古商品数が多く価格もVLOGCAM ZV-E10と同程度まで下がった本機に注目が集まるようになりました。
動画撮影に特化したカメラの需要がますます高まるなか、中古在庫の豊富なVLOGCAM ZV-1が今後ランキングに定着する可能性もありそうです。

α7RIIIが前回15位から10位まで上がってきたのも、やはりα7RVの登場によるところでしょう。
まだまだ十分すぎる約4240万画素という高画素センサー搭載モデルが17万円前後という価格帯に。高画素機を手軽に使いたい方は選択肢に入れておきたい1台です。

α7RVと同様に新型機X-T5の登場による勢いを感じたいFUJIFILMでしたが、同数4位の『X-S10』と7位の『X-T4』という2機種にとどまりました。
X-S10は新品部門で紹介したように、人気の高いボディ単体のメーカー供給が安定していません。中古でもボディ単体の問い合わせが圧倒的に多く、新品とほとんど価格差がないにもかかわらず選ばれています。

X-T4は前回同数2位から順位を落としてしまいました。
新型X-T5が高画素・高機能でありながら、予想より価格を抑えて登場したことに起因しているのでしょうか。
在庫が豊富になったX-T4、今後の動向を見るうえでX-T5との価格差にも注目したいところです。

中古ランキング内最後のご紹介は、9位の『Canon EOS 5D Mark IV』。今回唯一の一眼レフ機です。
このランキングを毎回ご覧になってくださっている方ならご存知でしょうが、時代の主流が完全にミラーレス機に移行した現在でも、1~2機種の一眼レフ機が毎回ランキング10位以内に登場しています。
最近はどの機種という特定がありません。CanonであったりNikonであったりとメーカーもまちまち。
それでも必ず一眼レフ機がランキングに名を連ねるのは、カメラ愛好家のお客様が集うマップカメラならではのランキングとも言えます。
前出の2メーカーから今後新製品が出る可能性が極めて薄いなか、今のうちに状態の良い一眼レフ機を手元に残しておきたいというお客様からの問い合わせはいまだ多くあります。

これからも一眼レフ機の灯が消えることなくランキングに残り続けてくれれば… そんなことを思っていた矢先、なんと11月25日PENTAXからKFという新型一眼レフ機が登場。
残念ながら今回の新品ランキングに名を連ねることはできませんでしたが、新型機が出たということだけでも何か感慨深いものがあります。
今後はたしてどこまで順位を上げてくれるか、他の一眼レフ機の動向に何か影響を与えるようなことがあるか、注目したいところです。

さて、2022年のランキングも余すところ次回12月で終わりです。(勿論、その後もランキングは続きますが…)
2022年の締めくくりを飾るのは、はたしてどのカメラか?
12月発売の話題の新機種が圧倒的有利と思われますが、これまでに出た新型機の今後の勢力図を占ううえでも重要な月となります。
皆様が今年最後に手にしたカメラがどうランキングを盛り上げてくれるか、楽しみにお待ちください。

[ Category:etc. | 掲載日時:22年12月12日 14時46分 ]

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