2022年8月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング
EOS R5GRIII xinformationRICOH GR seriesX-H2SX-T3α7 IIα7 IIIスタッフおすすめ機材厳選アイテム新品・中古デジタルカメラ人気ランキング
新品デジカメ8月ランキング | |||
1位 | SONY | α7IV | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | Nikon | Z30 | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | Canon | EOS R10 | ミラーレス一眼カメラ |
4位 | Canon | EOS R7 | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | RICOH | GR IIIx | コンパクトデジタルカメラ |
6位 | FUJIFILM | X-H2S | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | Canon | EOS R3 | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | Canon | EOS R6 | ミラーレス一眼カメラ |
9位 | Canon | EOS R5 | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | FUJIFILM | X-T4 | ミラーレス一眼カメラ |
『SONY α7IV』が、5月以来の1位返り咲きとなりました。
この2ヶ月、Canon EOS R7やFUJIFILM X-H2Sなどといった新製品の前に苦杯を喫してきました。
今回はそれらを含めた並みいる強豪を圧倒し、且つ8月5日に発売した新製品Nikon Z30をも上回る販売数。その健在ぶりを堂々と示す結果になりました。
ズームレンズキットよりボディ単体の購入が圧倒的な割合を占めます。すでにレンズを持っているお買い替えの方が多いためとも考えられますが、店頭においてはこれからSONYを始める方でもボディ単体の購入を前提にレンズの選択に悩まれる方も多いとか。このへんは他メーカー機の販売状況と異なる傾向にあります。
先に触れましたが、『Nikon Z30』が2位に。3ヶ月連続の初登場機による1位獲得は逃してしまいました。
Zシリーズで最小・最軽量のボディを実現しています。バリアングル式液晶モニターを搭載、画像モニターを自分の方に向けると「自分撮りモード」に切り換わり、「瞳AF」で自分の瞳に簡単にピントを合わせられるなど、気軽にVlog撮影を楽しめるようになっています。
Nikon Zシリーズの中でも特に動画撮影に特化したカメラというコンセプトを持ち、フルHD 24p/25p設定時には1回の撮影で最大125分の長時間撮影が可能。その他にも多彩な動画表現に対応した撮影モードを搭載し、他メーカーの同コンセプト機に真っ向から対抗しようというNikonの気概を感じます。
ボディ単体よりNIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VRとのキットが圧倒的に人気が高いのは、他のZカメラのサブ機としての使用より、動画撮影機として単体での使用を想定される方が多いからか。
この手のカメラでは満を持しての登場となるNikon機に寄せる期待は大きいようです。
前回5機種をランキングに入れ好調ぶりを示したCanon、今回は… やはり強かった。
前回より若干順位を落としているとはいえ、まず3位に『EOS R10』、4位に『EOS R7』が入りました。
それぞれ7月、6月に出た話題のAPS-C機。今回はより新しいEOS R10の方が上の順位を獲得することとなりました。
ともにEOSシリーズを初めて使うという方の購入が目立ち、特に低価格帯のEOS R10は一眼カメラ初心者にも人気が高かったようです。
品薄状態にあり、一定数の入荷があってもすぐに売り切れてしまう状況。現在どちらもボディ単体・レンズキットともお取り寄せとなってしまっていますので、次回のランキングに影響が出るかもしれません。
そして、久しぶりにランキング圏内に戻ってきた『EOS R3』が7位に。今年2月に3位に入って以来となります。
8月末にまとまった入荷があり、ようやく長期お待ちだったご予約者に行き渡るようになりました。ただし、入荷した残りの分は即完売という状況に。
今後安定した入荷があればランキング上位に定着する可能性もあるのですがどうでしょう。
なお、同時期発売のライバル機Nikon Z9、前回EOS R3を上回る10位になりましたが今回はまたランク外に。
入荷のペースは上がっているようですが、まだ予約の解消には時間を要する模様です。
8位に『EOS R6』、9位に『EOS R5』が入り、今回も全部で5機種のランクインとなりました。
この数カ月は新製品に注目を奪われてしまっている感のある2機ですが、それでも安定した人気を維持しています。
EOS R5は一時品薄状態になることもありましたがすぐに復活、売上数を伸ばしています。
もう1台、ここまで好調だったEOS RPですが、今回は15位に沈んでしましました。
とはいえ人気に翳りが出たわけではなく、初心者の方からサブ機としてご購入の方まで、そのお手頃な価格帯に需要は増える一方で供給が追い付かなくなってしまいました。
現在、入荷待ち状況が続いています。人気度で言えば十分ランキング内に入れたところ、もしそうなっていたら10位内に6機種… かつてのSONYを彷彿とさせる今のCanonの絶好調ぶりです。
さて、話題を少し上位に戻します。
『RICOH GR IIIx』が5位に、前回7位から2つ順位を上げました。
入荷状況などによりランキング内を入ったり出たりという状態が続いています。
なかなか安定はしませんが、話題の新製品が続々と出ていることを考えると根強い人気を保っていると言えます。
6位には前回初登場1位の『FUJIFILM X-H2S』が。かなり順位を落としてしまいました。
在庫は潤沢にある状態ですので、前回から急速に失速してしまった感も否めません。
既に高画素機X-H2の登場が噂に上がっていたので買い控えの兆候も見られたようです。とすると、FUJIFILMの戦略は如何なものだったのか、少し疑問にも感じてしまいます。
そのX-H2ですが、先日正式に発表になりました。予約開始が9月14日、発売が9月29日と月末ですが、確実にランキング上位に入ってくると思われます。
そうなるとX-H2Sは? 2機の住み分けがうまくいくのか、興味深いところです。
同じくFUJIFILMの『X-T4』が10位に。ランク内に入ったのは今年の3月以来です。
FUJIFILM機は、新製品以外軒並み品薄状態が続いていました。人気が落ちたわけではないだけに残念なところです。
そしてどうやらX-T4、X-E4は生産を完了してしまった模様。X-T4は後継機の噂もありますが、まだ確実でないなかでの完了。ユーザーにとっては大変気がかりなことでしょう。
もう1つの人気機種X-S10は、今回ランク外12位。こちらも相変わらず供給不足が続いています。
FUJIFILMはしばらくX-H2S、X-H2の新製品2機種で並みいる強豪に立ち向かうことになりそうですが、はたして。
中古デジカメ8月ランキング | |||
1位 | Canon | EOS RP | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | SONY | α7III | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | Canon | EOS 7D Mark II | デジタル一眼レフカメラ |
4位 | SONY | α7II | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | FUJIFILM | X-T4 | ミラーレス一眼カメラ |
6位 | Canon | EOS 5D Mark IV | デジタル一眼レフカメラ |
7位 | FUJIFILM | X-T3 | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | SONY | α7C | ミラーレス一眼カメラ |
9位 | SONY | α7IV | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | SONY | α7RIII | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | Canon | EOS R6 | ミラーレス一眼カメラ |
ここまで11ヶ月連続1位を続けていたSONY α7IIIがまさかの首位陥落!
代わりに僅差で1位を奪ったのは、『Canon EOS RP』でした。
EOS RPは先に紹介した通り、現在新品が供給不足の状態。そのため中古に人気が集中し、入荷するとすぐに売れてしまうという状況で、こちらも品薄が続いています。
次回以降、中古在庫の豊富なα7IIIとどのようなせめぎ合いをするのか注目です。
絶対的と思われていた『α7III』が2位に甘んじてしまったSONYですが、4位に『α7II』、8位『α7C』、9位『α7IV』、10位『α7RIII』と計5機種をランキングに入れてきました。
4位のα7IIですが、かなり中古価格が下がっています。初代α7と比較しても1万円程度の差、お手頃感が増してきた機体として需要が上がっています。
8位のα7C、新品の供給も復活しましたが、価格差が開いてきたこともあり中古の購入に流れたようです。
供給不足の期間が長く、その間に新型機α7IVが出たためα7III同様もはや中古での購入が主流となってきたとも考えられます。
だとすれば、SONYにとってあの供給不足のダメージは依然続いているといえます。
その打開策となるでしょうか。9月1日より、SONYお得意のキャッシュバックキャンペーンがスタートしました。(10月11日の購入まで)
α7III、α7Cも対象です。これにより新品・中古の購入の割合がどのようになるか、次回のランキングの動向が気になります。
9位にα7IV、中古ランキングにも顔を出すようになりました。
それだけ多くのα7IVがこれまでに売れたということです。下取や買取にも出されるようになり、中古の商品数が増えてきました。
まだまだ新品との価格差は小さいですが、セールで値引きされた個体が集中的に売れたようです。
同数10位にはα7RIIIが入りました。
こちらも価格帯が下がり、ほとんどα7IIIと変わらないほどに。より高画素機を臨まれる方が選んでいかれました。
価格は日々変動しますが、α7IIIの中古を検討中の方はα7RIIIも選択肢の中に入れておくとよいかもしれません。
順位を戻します。3位には前回同様、APS-Cサイズの一眼レフ機『Canon EOS 7D Mark II』が入りました。
前回は本当に久しぶりのランクインということでご紹介しましたが、引き続き人気を維持しました。
やはりAPS-Cミラーレス機の新機種発売ラッシュに触発されたか。
中古商品が潤沢にあり、価格帯の値下がりに加えセールも入ったことでよりお求め安くなったことも起因しているようです。
Canonの一眼レフ機として、さらに『EOS 5D Mark IV』が6位に。
ここのところEOS 5D Mark IIIの方が上位に位置することが多かったのですが、今回はEOS 5D Mark IVがランクイン。
こちらもセールでの値引きにより、お買い得感が増したことが大きな要因となっている模様。
店頭では2台目の購入として買われていく方もいらっしゃるとか、まだまだ一眼レフ機を手放せないユーザーも多いようです。
FUJIFILMは5位に『X-T4』、7位に『X-T3』が入りました。
新品ランキングのところでも述べましたが、X-T4は供給不足が解消されぬまま生産完了に。
まだ発売開始からそれほど長い期間が経ったわけではないので、今後は中古ランキングでしか名前が挙がらないと思うと少し寂しい気がします。
人気機種だけに中古商品数も豊富とは言い難い状態。
さらにX-E4、X-S10といった、よりリーズナブルな価格帯の機種はもっと深刻な事態に陥っています。中古商品は入荷した途端に売れてしまうといった状況。
新製品のみが好調といった感が強いFUJIFILM。今後どのような動向を見せるでしょう。
さて9月に入り、まだまだ暑い日が続くかと思いきや急に涼しい風は吹いたりして、季節は着実に秋に移行しています。
そうなると楽しみな秋の行楽シーズンも着々と近付いてきています。
この秋相棒とするカメラはもうお決まりでしょうか?
新製品の発売ラッシュが続くなか、どうにも決めかねている方も多いことでしょう。
当ランキングが少しでもそんな皆様のお役に立てれば幸いです。次回のランキングも是非お楽しみに。