【SONY】春の訪れを感じる季節
立春を通り過ぎ、暦の上では季節が「春」となりました。
東京の気温はまだまだ肌寒く感じる2月です。
そろそろかな、と思い立ち近隣で梅の木が沢山ある庭園へ立ち寄りました。
ちょっと気が早いお花見のお話です。
つぼみばかりの木が多いなか、日当たりが良い位置にある梅の木では五分咲き程度に赤い花と白い花が淡く彩りを添えてました。
高い位置に花をつける梅や桜を撮るのは、超望遠くらいが丁度良いと私は感じます。
今日のお供は、SONY α7IVとSONY FE 85mm F1.4 GMです。
梅が咲いている具合にしては庭園に漂う香りが強いなと思っておりましたが、梅よりも先に開花する黄色い花たちの香りでした。
梅の花に似た、この黄色い花は「蝋梅」という花です。
梅よりも寒い時期から咲始め、甘い香りを周りに漂わせます。
その甘い香りと、冬の雪の中で開花することから英名では「Winter Sweet」と呼ばれています。
「Winter Sweet」と言われると、なんだかちょっとかわいい名前です。
蝋梅という名前も、由来はいくつかあるそうですが「臘月(旧暦12月)から咲き始め、蝋でできたような半透明の黄色い花を咲かせることにちなむ」とか…。
そういった話を知りながら花を見ると、また違った見方ができます。
皆様は、雪中四友という言葉をご存じでしょうか。
この言葉は、冬に咲く4つの花を指します。先に述べた「蝋梅」もその一つですが、こちらの「水仙」もその一つです。
残り二つは「黄梅」と「山茶花」です。「黄梅」は梅ではなく梅のような形の花をつけるジャスミンの仲間です。
「Winter Jasmine」とも呼ばれています。
蝋梅が並ぶ一角を離れて庭園の中を散策しましたが、見上げるとつぼみが沢山ついておりました。
季節が来れば見渡す限り梅の花という景色になるのでしょう。
大きな梅の大木の下に野点傘。茶屋スペースが設けられておりました。
野点傘の鮮やかな紅色は梅の雰囲気にとても良く合い、趣があります。
漸くまとまって咲いている梅の木を見つけました!
仄か紅色で、晴れた青空に良く映える。
長らくアパレル業界に身を置いてきた筆者にとって「梅」というと冬と春の切り替えの季節。
「梅春」というシーズン言葉が存在しており、少し厚手の生地に春の雰囲気がするデザインの衣類を展開する時期です。
だからこそ余計に梅の木を見ると、春の入り口がやってきたなぁという気分にさせられます。
もう少ししたら東京は満開の季節。
満開の時期がきたら、また花を撮りに散歩をしたいと思います。
今回使用した機材はこちらです