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2023年9月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

新品デジカメ9月ランキング
1位 RICOH GR IIIx コンパクトデジタルカメラ
2位 SONY α7RV ミラーレス一眼カメラ
3位 FUJIFILM X-T5 ミラーレス一眼カメラ
4位 Canon EOS R6 Mark II ミラーレス一眼カメラ
5位 SONY α6700 ミラーレス一眼カメラ
6位 FUJIFILM X-S10 ミラーレス一眼カメラ
7位 Canon EOS RP ミラーレス一眼カメラ
8位 SONY α7IV ミラーレス一眼カメラ
9位 SONY VLOGCAM ZV-E1 デジタルムービーカメラ
10位 RICOH GR III コンパクトデジタルカメラ


RICOH GR IIIx
異常ともいえる残暑の厳しさばかりが印象に残った2023年9月、新品ランキングもいつもと様相を異にしています。

なんと『RICOH GR IIIx』が1位を獲得! 2021年10月発売の機体が、2年の年月を経て再びランキングトップに立ちました。
このランキングブログを毎月ご覧の方ならよくご存知でしょうが、兄弟機GR IIIとともに当ランキングの常連として根強い人気を誇るロングセラー機です。
ところが意外なことに、今まで首位を獲得したのは発売月2021年10月の1回のみで、翌月は6位まで後退しています。
10月1日の発売、大変な人気でその月とにかく売りまくり、その段階で欲しい人にほぼ行き渡ってしまったためではないかと翌月の解説で分析していました。
あれから2年… 様々な新製品が登場するなか、コンスタントに人気を維持しランキングの常連としての地位を獲得しました。でもここ最近はメーカーからの供給が安定せず、「お取り寄せ」の状態が続いてしまっています。
今回まとまった数の入荷がありその結果1位獲得となりましたが、依然入荷をお待ちになっている方が多数いる状況です。

兄弟機『GR III』も今回10位にランクインしましたが状況は同様。メーカーからの入荷数によって順位に差が生まれた模様です。

それにしても、発売からかなりの年月が経っている機体がここまで人気を博しているのはなぜか?
理由の一つとして、この夏の異常な暑さが影響しているのかもしれません。
連日猛暑日が続き外に出ただけでもめまいを起こしそうな状況下、大きなカメラを携えての撮影など至難の業と言わざるを得ませんでした。
ポケットに忍ばせ好きな時にさっと取り出し撮影ができる、それも一眼機に負けないクオリティでとなれば、つい1台欲しくなってしまうのも頷けます。
画質に徹底的にこだわったレンズ設計、扱いやすい画角の単焦点である点や起動の早さなど、性能の確かさが人気を支えているのは勿論ですが、気候状況もカメラの売れ行きに影響を及ぼすと考えるとランキングを見る眼もまた違ってくるのではないでしょうか。

2位にGR IIIxと僅差で『SONY α7RV』が入りました。7月4位、8月3位、そして今回2位と着実に順位を上げています。
α7IVが新品から中古へ人気が移行した感が強いのに対し、店頭ではそのα7IVを下取りに出し高画素機α7RVへグレードアップを図る方も目立ったとか。
同じ高画素機となるα7C Rの発売が発表になりましたが、大型レンズを常用される方などで発表された新型機のスペックを確認した上でボディバランスを重視しα7RVを選択される方も多かったようです。

3位に『FUJIFILM X-T5』。この2ヶ月10位以内から姿を消していましたが、今回まとまった数の入荷があり順位をジャンプアップ。
それまでの予約数より入荷数が上回り、弊社のwebサイトでも久々に「在庫あり」表記が復活しました。そうなると途端に3位まで駆け上がるのですから、如何に人気が高い機体か伺えます。
このまま好調を維持しライバル機との激しいランキング争いを見たいところですが、はたして…

同じく『FUJIFILM X-S10』も6位に入りました。
既に生産完了が告げられている機種ですが、ダブルズームレンズキットの入荷があり販売数を伸ばしました。
X-S20の供給が相変わらず不安定ななか、一世代前の機体とはいえ十分な機能を備えたうえ、価格も手頃なX-S10を選択された方が多かったようです。

順位を戻し、4位『Canon EOS R6 Mark II』。
前回2位から順位は落としましたが、安定した供給とキャッシュバックキャンペーンの効果により上位をキープしました。
ただ、キャンペーンは10月10日で終了となりましたので、今後この位置を守り続けられるかは不安です。
最近中古ランキングも含め勢いが弱い印象のCanon勢、孤軍奮闘の感があるEOS R6 Mark IIですが、次回の順位に注目です。

そのCanonですが7位に『EOS RP』が久々の登場、2月の10位以来です。皆様ご存知の超ロングセラー機、発売開始は実に2019年3月となります。
店頭では海外のお客様の購入が特に目立つそうです。
同じく小型軽量の最新機EOS R8(今回同数11位)の半値で購入できるため、フルサイズ入門機としても依然人気が高く、まだまだランキングへの登場機会はありそうです。

7月発売から2ヶ月連続で1位を獲得していた『SONY α6700』は、今回5位に沈みました。
発売から少し時間が経ち、ある程度お客様の手に渡り切って落ち着いたといったところか。
ただ高性能かつ小型軽量という点が、写真や動画撮影に妥協したくないけれどシステムをコンパクトにまとめたいという層の支持を得ているとのこと。今後もコンスタントに人気を維持していきそうな気配です。

SONYはそのほか8位に『α7IV』、9位に『VLOGCAM ZV-E1』が入り、計4機種のランクインとなりました。
α7IVは9月25日までキャッシュバックキャンペーンが続いていましたが、駆け込み需要はそこまで目立ちませんでした。
キャンペーンの期間中も、中古との価格差が開けばよりお求めやすい中古を選択される方が多く、キャンペーンが終了した今後はさらにその傾向が強まることと思われます。

前回2機種がランクインしたVLOGCAMシリーズ、今回VLOGCAM ZV-E10はメーカーからの供給不足もありランキング入りを果たせませんでした。
代わりに中古ランキングの方で順位をジャンプアップさせランクインしていますので、一定以上の支持を集めてることは確かなようです。

最後にランク外のお話を。
Leica Q3がNikon Z8、Canon R8と同数で11位にランキングされました。
そうLeica Q3、6000万画素のフルサイズセンサー、ズミルックス 28mm F1.7 ASPH.レンズを搭載したコンパクトデジタルカメラです。
前モデルQ2も機能面や操作性などで評価の高いカメラでしたが、さらに位相差検出方式を追加したハイブリッドオートフォーカスシステムやチルト式の液晶モニターを採用するなど進化を遂げています。
6月3日発売開始だったのですが、全世界的な人気で予約が殺到。日本に入荷した数も非常に少なく、現在大変な数の方が入手を待ち望んでいる機体です。
今回まとまった数の入荷があってご予約されていた方が購入、結果として11位になった次第です。

さらにそのQ3の入手困難を受けて現在再注目されているQ2が、その下14位にランキング。
こちらは潤沢に在庫があり、かつお得なアウトレット品も人気でもともとLeicaの中では一番の売れ筋商品でした。円安を受け外国の方も多くご来店、ご購入されています。
先日生産完了が告知され在庫限りとなったため、駆け込みでご購入される方も多くいらっしゃいます。
Q3がさらに高画素化されたとはいえ、Q2も4730万画素を有する高画素機。機能面でもほぼ完成された機体ですので、ご購入ご検討の方はお早めに。
それにしても惜しかった。それぞれもう少し販売数を伸ばせれば、Leicaが10位以内に2機種という前代未聞の快挙もあり得たのですが…

さて今回も4機種ランクインと好調ぶりを示したSONYですが、いよいよα7Cシリーズの新型機が2機種同時に登場! 次回のランキングを盛り上げてくれることは必至。
さらには、Nikonからも話題のZ fが控えています。
はたして、どうなるのでしょう? 次回のランキング、絶対目が離せません!!

 
 

中古デジカメ9月ランキング
1位 SONY α7IV ミラーレス一眼カメラ
2位 SONY α7III ミラーレス一眼カメラ
3位 FUJIFILM X-S10 ミラーレス一眼カメラ
4位 FUJIFILM X-H2 ミラーレス一眼カメラ
5位 SONY VLOGCAM ZV-E10 デジタルムービーカメラ
6位 Nikon Z fc ミラーレス一眼カメラ
6位 Nikon Z5 ミラーレス一眼カメラ
8位 Nikon Z6 ミラーレス一眼カメラ
9位 Nikon Z6II ミラーレス一眼カメラ
9位 SONY α7C ミラーレス一眼カメラ


SONY α7IV
『SONY α7IV』が2位以下を大きく引き離し、2ヶ月連続の1位を獲得。
新品ランキングで述べたように、キャッシュバックキャンペーン終了後は中古を選ばれる方が圧倒的に増えています。
またα7RVへの買い替えなどで、中古商品の在庫数が豊富なのも強みと言えます。
この調子で中古ランキングのα7IV時代がやってくるのでしょうか。

2位はこれまで一時代を築いてきた『SONY α7III』。
α7IVには大きく差をつけられましたが、3位以下を引き離しています。座を譲ったとはいえ、まだまだ人気健在。
ただ時間が経ったせいもあり、使用感の少ない品は減っています。そのへんが今後どう購入者の選択に影響を与えるか注視していきたいと思います。

FUJIFILMが3位に『X-S10』、4位に『X-H2』の2機種を入れてきました。
今回新品の入荷があり新品ランキングに名が挙がったX-S10ですが、本来は中古ランキングに名を連ねるべき機体。
このところはすっかりランキングに定着した感があります。
ただX-20の供給不足が続くなか、人気ゆえ中古在庫数が減ってきています。次回以降も安定した順位を維持できるか難しいところです。

X-H2はこれまで人気機種の供給不安定により苦しい情勢が続いていたFUJIFILMにあって、新品ランキングで孤軍奮闘していた機体。
それが今回、中古ランキングのそれも4位という上位に初登場しました。X-T5の新品入荷数が増え、販売数が上がったことも起因している可能性があります。
中古在庫は現在潤沢にあります。今後FUJIFILMの中古の人気を支える機体となり得るでしょうか。

5位に『SONY VLOGCAM ZV-E10』が入りました。前回12位からジャンプアップです。
新品が品薄状態で、ご購入が中古に流れたことは先に述べました。
気軽に動画撮影に取り組める機体としての支持を得ています。今後も新品・中古ランキングをかき回してくれそうです。

そしてこのところ中古ランキングで絶好調といえるNikon勢が名を連ねます。
同数6位で『Z fc』と『Z5』、続く8位に『Z6』、同数9位に『Z6II』と、計4機種を入れてきました。

まずはZ fc、そのノスタルジックなフォルムが人気の機体です。
中古商品在庫が潤沢で、特にボディ単体とズームレンズキットが売れ行き好調でした。
フルサイズの新型機Z fの登場でまたさらに注目を集めそうですし、今後の動向が楽しみです。

Z5は今回店頭スタッフが特に売れ行き好調を感じた1台だとか。
新品との価格差も広がり手頃感が増してきました。加えて今回、中古決算セールによる大幅値引きが人気に拍車をかけた模様です。

6月から突然4~5機種を10位以内に入れる人気ぶりを示したNikonですが、その先陣を切ったのがZ6・Z6IIの2台。
5月にZ6IIが同数5位、Z6が同数10位に入り、久しぶりにNikonの名が中古ランキングに復活したと言っていたのですが、そこからあれよあれよという間に勢いをつけていきました。
Z fの登場で買い替えによる中古商品数の増加が予想されます。そうなれば価格にも影響が出るでしょうから、今後ますますNikon中古勢の勢いが高まっていくのではないでしょうか。

最後になりましたが、Z6IIと同数9位に並んだ『SONY α7C』。
こちらも新型機の登場で注目度がアップした模様。加えて商品数も増え、価格もこなれてきました。
なんと言っても小型軽量のフルサイズ機、サブ機としての購入なども検討の余地ありではないでしょうか。

2023年度も半分が終了という9月の月間ランキング、いかがでしたか?
ちょっとこれまでとは違う傾向で解析も大変でした。
今後の注目は、やはり次回の新品ランキングに向けられてしまいそうですが、新型機の登場が中古ランキングにも影響を与えるランキング本来の姿が戻りつつあるように感じます。
次回のランキング、皆様是非ともお楽しみにお待ちください。

 
 

[ Category:etc. | 掲載日時:23年10月14日 15時04分 ]

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