2023年度 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング
いつも『新品・中古デジタルカメラ人気ランキング』をご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。
毎回、月ごとの販売数でランキングを行っておりますが、今回はそのまとめとして2023年度(令和5年度)、つまり2023年4月より2024年3月末までの1年間のランキングをお伝えしようと思います。
長く続いていた新型コロナウィルス感染症の脅威も薄らぎ、2023年5月8日ついにその位置づけが5類感染症へと移行されました。
これにより私たちは公的に基本的感染対策を求められることもなくなり、そう「日常」が戻ってきました。
待ちに待ったこの時から、人々は旅行やレジャーを思う存分満喫するようになりました。その勢いはこれまで我慢し溜めていた分を取り戻そうかというくらい。
勿論それは日本人に限ったことではありません。日本を訪れる外国人観光客の数も激増、日本各地いたるところにその姿を見ることが出来るようになりました。
東京 新宿にあるMap Cameraの店舗にも連日さまざまな国からのお客様が来店されます。その数は日本のお客様を上回るのではと思ってしまうくらいで、このランキングの順位にもそれまで以上に影響があらわれるようになりました。
そんな状況も踏まえて、今回の2023年度ランキングをお楽しみいただければと思います。
ではこの1年間の新品・中古ランキングを紐解くことで、あらためて2023年度を振り返ってみましょう。
2023年度 新品デジカメ販売数ランキング | |||
1位 | Nikon | Z8 | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | Nikon | Z f | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | SONY | α7C II | ミラーレス一眼カメラ |
4位 | Canon | EOS R6 Mark II | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | SONY | α7RV | ミラーレス一眼カメラ |
6位 | SONY | α7IV | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | FUJIFILM | X-T5 | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | RICOH | GR IIIx | コンパクトデジタルカメラ |
9位 | SONY | α6700 | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | Canon | EOS R8 | ミラーレス一眼カメラ |
11位 | OM SYSTEM | OM-1 | ミラーレス一眼カメラ |
12位 | FUJIFILM | X-H2 | ミラーレス一眼カメラ |
13位 | FUJIFILM | X-T30 II | ミラーレス一眼カメラ |
14位 | RICOH | GR III | コンパクトデジタルカメラ |
15位 | Nikon | Z fc | ミラーレス一眼カメラ |
16位 | FUJIFILM | X-S10 | ミラーレス一眼カメラ |
17位 | SONY | VLOGCAM ZV-E10 | デジタルムービーカメラ |
18位 | Leica | Q3 | コンパクトデジタルカメラ |
19位 | Canon | EOS R10 | ミラーレス一眼カメラ |
20位 | SONY | VLOGCAM ZV-E1 | デジタルムービーカメラ |
2023年度の新品部門を見事制したのは、2023年5月26日発売の『Nikon Z8』です。
ZシリーズのフラッグシップモデルZ9と同等の高い機能と性能を小型・軽量ボディに凝縮。質量にして実に430gもの軽量化を実現しています。
発売月には2位Z9におよそ5倍もの差をつけ、初登場1位を獲得しました。
大変な数のご予約を捌くことが出来たNikonの頑張りに賞賛を送ったのも束の間、翌月から供給が不安定になり徐々に順位を下げ、8月と9月にはついにランク外まで落ちてしまう事態に。
10月に9位と再びランク内に戻ってきましたが、その10月は新型機Z fの発売月でした。その後供給が安定してからはZ fと順位を争うような場面もありましたが、結局1位を獲得したのは発売月のみという状況で現在に至っています。
それなのに年度1位を獲得。これはもう発売月の圧倒的な販売数がものを言ったということでしょう。
しかし、税込販売価格50万円を超えるカメラが年間1位の販売数をあげたというのは驚きです。いかに人々のカメラ熱が高いかがうかがい知れます。
2位には先ほど名前のあがった、2023年10月27日発売の『Nikon Z f』が入りました。見事Nikonのワンツー達成です。
1位との差はおよそ100台ほど。発売月に5ヶ月もの差がありますが、ここまで追い上げてきました。
直近2024年3月のそれぞれの販売数を考えれば、もしZ fの発売月がもう1ヶ月早かったらこの順位も入れ替わっていた可能性が十分にあります。
歴史あるNikonフィルム一眼レフ機の中でも特に幅広い層の支持を得、愛されてきたNikon FM2。その銘機を彷彿とさせるデザインを身に纏ったZ fですが、レトロなフォルムからは想像できない高機能・高性能を有しています。
中級機の価格帯でありながら、上位機Z9・Z8と同じ画像処理エンジンを搭載し、さらにはそれらを上回る強力なボディ内手ブレ補正機構や新規の動画撮影機能が組み込まれています。
当然のように人々の注目を得、発売月には同じ10月発売のSONY α7C IIをねじ伏せ、圧倒的な強さで1位を獲得しました。
しかしこちらもメーカーの供給が追い付かない事態に陥り、翌月には首位を明け渡すことに。その状況は年明けまで続き、供給が安定しだした2024年2月に再び首位に返り咲く結果となりました。
前回2022年度はZ9の孤軍奮闘状態が続き、結果としてSONY・Canon・FUJIFILMといったライバル勢の下に甘んじたNikon。
1年の間に話題性の高い新型機を2機種投入し、見事ワンツーフィニッシュを飾りました。
そのNikon勢に大きく差をつけられる形で、3位に『SONY α7C II』。2023年10月13日発売です。
最新の静止画・動画撮影機能を有しながら約514gという軽量ボディを実現。上位機α7RVと同じAIプロセッシングユニットを搭載することで、AF性能も進化しています。
これまで2年連続で年度ランキングを制してきたα7IVに代わって、SONYのスタンダードモデルの主力となる存在です。
発売月には同じく初登場のZ fに大差で屈したα7C IIでしたが、その後は3ヶ月連続で1位を獲得。浮き沈みの激しいライバル機たちを尻目に、安定した強さを誇りました。
4位に『Canon EOS R6 Mark II』、こちらは前年度2022年12月の発売です。
前回は発売から4ヶ月ほどの状況で5位にランクイン。今回1つ順位を上げ4位に入りました。
実は今回10位以内のカメラのうち、唯一12か月連続でランクインし続けたのがこのEOS R6 Mark IIでした。
そういう意味では安定した人気を誇る機体といえます。しかし毎月のランキングブログをご覧になっている方ならご存知でしょうが、このところのCanonはあまり元気が感じられません。
前回2022年度のランキングでは10位以内に4機種がランクインしていました。これはメーカごとで見るとトップの数。EOS Rシリーズ初のAPS-Cサイズ機EOS R7が2位に入るなど、メーカーとしての活気が感じられる1年でした。
2023年度に入り、すぐにEOS R8を発売。超ロングセラー機EOS RPに代わる小型軽量フルサイズ機として注目されましたが、発売月以降は期待ほどの伸びがなく、そうなるとEOS R6 Mark IIのみに頼ることに。それまでのランキングでの躍動が嘘のように活気が感じられず、他メーカーの勢いに飲まれる状況となってしまいました。ユーザーやファンの話題も、そろそろではと噂される新型機への期待に移っているようです。
5位には2022年11月発売の『α7RV』、次いで6位に2021年12月発売の『α7IV』とSONY勢が並びました。
α7RVは2022年度7位、α7IVにいたっては2021年度・2022年度の2期に渡り1位を獲得したロングセラー機です。
以前ほどの勢いはないにしても、まだまだ上位に入ることもある2機種。
SONYお得意のキャッシュバックキャンペーンが定期的に行われ、特にα7RVはその際販売数を伸ばしています。
SONYカメラは、日本で発売されるモデルはメニュー画面が日本語表記のみで、英語等への切り替えが出来ません。外国からのお客様は今までご購入を躊躇う方が多く、外国人旅行者の激増した昨今、他メーカーに比べ不利かと思われていましたが… 最近の為替状況もあり、現在は日本語表記を承知でご購入される方が非常に増えています。
EOS R6 Mark IIやα7RVと同時期、2022年11月発売の『FUJIFILM X-T5』が7位に入りました。
発売当初激しく首位を争っていた3機。先にあがった2機に少し差をつけられたように見えるX-T5ですが…
他の2機がこの1年メーカーからの供給が順調に行われていたのに対し、X-T5はずっと供給不足に苦しんできました。
ご存知のように、2023年10月にはメーカーからまさかの受注停止の告知が。現在、X-T5に関してはその状況から脱していますが、それでもまだ供給が安定したとは言えません。
今回の年度7位もそんな苦しい中での順位です。もし潤沢な供給のもと順位を競っていたら… きっとかなり上位の位置に付けていたのではないかと思われるだけに残念です。
8位には『RICOH GR IIIx』。2021年10月発売ですから、もうベテランの域に入るカメラ。14位に入った超ベテランの兄弟機、2019年3月発売の『GR III』と合わせ、MapCameraの月間ランキングではおなじみの機体です。
ただその月間ランキングをご覧の方ならご存知でしょうが、長きにわたりメーカーからの供給が安定していません。
新品の在庫があれば新品が、なければ中古が売れていくという状態で、新品・中古どちらかのランキングに顔を出すというような状況が続いていました。
そしてついに今年3月、シリーズの受注停止が発表される事態に。新年度に入り、中古商品も深刻な品薄状態になってしまっています。
9位は『SONY α6700』、2023年7月28日の発売です。
有効約2600万画素のAPS-Cサイズセンサーを搭載。α7RVと同じAIプロセッシングユニットを組み込むなど、小型軽量ボディにフルサイズセンサー機と同等の機能・性能を詰め込み、静止画・動画どちらでも高い描写性能を発揮しました。
発売月から2ヶ月連続で首位の座を獲得。翌9月も5位と頑張っていましたが、フルサイズセンサー機α7C II・α7C Rの発売された10月から大きく失速。2024年に入ってからはランク外になってしまっています。
同じAPS-Cサイズ機のFUJIFILM X-T5やX-S20とのライバル争いも期待できる位置づけのカメラですが、やはりSONYというとどうしてもフルサイズセンサー機に注目が集まってしまうようです。
10位は『Canon EOS R8』。2023年4月14日発売で、発売月は3位とまずまずの滑り出しでした。
EOS R6 Mark IIの基本性能を継承しつつ、EOS Rシリーズのフルサイズ機で最軽量となる約461gという小型軽量を実現。EOS RPに代わる新世代のコンパクトなフルサイズセンサー機として期待されていました。
しかし思ったほどの伸びを示せず、発売2ヶ月後の6月以降はボーダーラインの10位・11位あたりを行ったり来たりする状況に。
今回それでも年度ランキング10位に食い込んだように、一定の人気を得ていたのは確かですが、前年度のようなCanon勢の活気を示すには至らなかった印象です。
10位以下にも、さまざまな注目機が名を連ねています。
中でも目を引くのが18位に入った『Leica Q3』。2023年6月3日の発売です。
ロングセラーとなったフルサイズセンサー搭載の高性能コンパクトカメラQ2。その後継機として、全世界注目のもと登場したのがQ3でした。
6000万画素の超高画素フルサイズセンサーを搭載。位相差検出方式を追加したハイブリッドオートフォーカスシステムやチルト式液晶モニターを採用するなど、Q2で評価の高かった機能性・操作性をさらに進化させました。
予約開始と同時に注文が殺到。それはメーカーの予想を遥かに上回る数で、入手まで1年以上かかるのではという話も出るほどでした。
実際、発売開始後数カ月は本当に入荷数も少なかったのですが、その後徐々に増え、年明け2024年1月ついに9位にランクイン。翌2月には4位という好成績をたたき出しました。
「あの」Leicaのカメラが、並みいる日本メーカーを抑え、月間4位を獲得!
「Leica Boutique MapCamera Shinjuku」を擁し、Leica愛を発信し続けたMapCameraならではのランキングと、スタッフ一同大変喜んだものでした。
と、ここまで2023年度新品ランキングをお送りしました。
ここ数年のランキング順位が、メーカーからの供給数にかなり左右されてしまうことは周知のとおりです。
今回ワンツーを飾ったNikonの2機も供給不足の苦境を乗り越えてきましたし、いまだ苦しんでいるFUJIFILMやRICOHといったメーカーもあります。
そんなふうに他メーカーが人気機種を持ちながら軒並み供給不足に苦しむなか、SONYは新製品も含め常に大量の機体を生産・供給し続けました。
今回、10位以内に4機種ランクインさせたのも、そんなメーカーの力が大きく作用しています。
すでに始まった新年度ですが、他メーカーもSONYのような底力を発揮して、私たちを愉しませてくれればと切に思います。
2023年度 中古デジカメ販売数ランキング | |||
1位 | SONY | α7III | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | SONY | α7IV | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | SONY | α7C | ミラーレス一眼カメラ |
4位 | RICOH | GR III | コンパクトデジタルカメラ |
5位 | Nikon | Z fc | ミラーレス一眼カメラ |
6位 | Nikon | Z6 | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | FUJIFILM | X-S10 | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | Nikon | Z6II | ミラーレス一眼カメラ |
9位 | Canon | EOS RP | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | SONY | α7RIII | ミラーレス一眼カメラ |
11位 | RICOH | GR IIIx | コンパクトデジタルカメラ |
12位 | Nikon | Z5 | ミラーレス一眼カメラ |
13位 | Canon | EOS 5D Mark IV | デジタル一眼レフカメラ |
14位 | FUJIFILM | X-T4 | ミラーレス一眼カメラ |
15位 | SONY | α6400 | ミラーレス一眼カメラ |
16位 | Canon | EOS R6 | ミラーレス一眼カメラ |
17位 | FUJIFILM | X-H2 | ミラーレス一眼カメラ |
18位 | FUJIFILM | X-T5 | ミラーレス一眼カメラ |
19位 | SONY | VLOGCAM ZV-E10 | デジタルムービーカメラ |
20位 | SONY | α7RIV | ミラーレス一眼カメラ |
2023年度の中古ランキングはSONYの圧勝! なんとワンツースリーを占めました。
1位『α7III』、2位『α7IV』、3位『α7C』という順番。最近の月間ランキングでもずっと上位を占めてきたおなじみのラインナップです。
まずは1位のα7III。
この年度ランキングを始めた2020年度から、実に4期連続での中古ランキング1位となります。それも2023年4月から6回も月間ランキング1位を獲得しての年度1位ですから、文句のつけようがありません。
台数的にも2位以下を大きく引き離しています。これだけ息の長い人気の秘密は何でしょうか?
第1にやはり価格の面。現在、使用感の少ない「美品」クラスでも販売価格は18万円前後、外観の傷などはそれほど気にしないというのであれば15万円台で手に入れることが出来ます。
発売は2018年3月ですから、既に6年が経過しています。とはいえまだ現行品として新品も販売していますし、α7シリーズのスタンダードモデルとして発売されただけあって、機能や性能は充実しています。操作性も良く、これから本格的に一眼カメラを使いたいという方にも安心して薦められる機体です。
また中古商品数の多さも魅力の1つです。なにせ発売当時大変な数のα7IIIが販売されました。それが月日を経て、α7IVなどの新型機や上位機に買い替える方によって、中古品として大量に戻ってきました。商品が多ければそれだけ選ぶ幅も広がり、満足いく品を手に入れることが出来ます。
そうやって販売数を伸ばしてきたα7III、はたして5期連続はあるのでしょうか。
それは2位α7IVの動向にもよります。
α7IVは2021年12月の発売。前回の年度ランキングでは新品部門1位、中古部門で6位を獲得しています。
今期は2度、中古月間ランキングで1位を獲りました。
今年度α7C IIも登場しましたが、まだまだSONYの中ではスタンダードクラスの中核をなす存在。
そのため新品をご購入される方も多く、特にキャッシュバックキャンペーンが催されると新品購入に流れる傾向が見られました。
α7IIIも新品を販売していてキャッシュバックキャンペーンの対象にもなりますが、こちらはもうほとんどの方が中古購入に目を向けられています。
その差が今回の両者の差になって表れたようです。
とはいえ、α7IVも中古ランキングでここまで伸びてくるようになりました。次回の年度ランキングでは順位の入れ替えも十分予想されるところです。
3位のα7C、こちらは特にα7C IIが発売された2023年10月以降ぐっと順位を上げてきました。11月には1位を獲得、その後も上位に定着するようになりました。
やはりα7C IIへの買い替えで、中古商品数が激増したのが大きな要因です。
α7Cも現行で、新品はキャッシュバックキャンペーン対象となりますが、α7IIIに近い傾向。中古商品数が増えた今、上位2機種を脅かす存在であることは間違いありません。
SONYはあと10位にα7RIIIも入っています。合計4機種が10位以内にランクインしました。
前回2022年度は5機種でしたから1つ減ったことにはなりますが、上位を独占したことを考えると、やはりSONY強し…
4位には『RICOH GR III』が入りました。月間では年をまたぐ形で、2ヶ月連続1位を獲得しています。姉妹機『GR IIIx』は、11位。
新品部門で説明した通り、新品在庫があれば新品が売れ、ないと中古が売れるという状況が長く続いています。
ただ新品の供給不足、さらには受注停止を受け、中古商品も品薄状態に陥っています。今後もランキングに踏みとどまるには、かなり厳しい状況と言わざるを得ません。
5位『Z fc』、6位に『Z6』とNikon勢が並びました。さらに『Z6II』も8位に。
昨年度は中古ランキング10位までに1機種も入らなかったNikon。今回3機種と、その好調ぶりをうかがわせる結果となりました。
今回は新品の好調が、そのまま中古にも影響したと考えられます。
Z8やZ f購入のための下取り品として、これらの機種が多く入ってきたことが要因として挙げられます。
さらには2023年度中に話題の新製品が2機種も登場したことにより、Nikonのカメラ全体が再び脚光を浴びるようになったことも大きいかと。
やはり新製品の力は偉大です。
7位には『FUJIFILM X-S10』。
20位までで見れば計4機種となりますが、新品の供給不安定が中古部門でも大きく影響してしまった1年でした。
これからの立て直しに期待するしかありません。
9位には、『Canon EOS RP』が入りました。
2023年度、Canonは中古部門でも大苦戦。12月以降、月間ランキング10位以内に1機種も入っていない月が続いてしまっています。
好調だったNikonとは比べるべくもないという状況です。
この差はやはり、新製品の話題性の差と言えるでしょう。新年度の巻き返しはいつになるのか、期待して待ちましょう。
そのCanonで、もうひとつだけ話題にさせてください。
一眼レフ機『EOS 5D Mark IV』が13位に入りました。
前回2022年度は20位以内に3機種入った一眼レフ機も、ついに1機種に。寂しいところですが、1機種だけでも残っていることは昨今のカメラの進化を考えれば驚くべきことです。
店頭では外国からのお客様の購入も目立つとか。多くの在庫から状態の良いものを選べることに驚き、中には感動されショーケースの様子を写真に収めていく方もいらっしゃるそうです。
さて、この1年外国からのお客様が本当に増えました。ご購入されていくカメラの量もそれまでと比べものにならないくらいです。
MapCameraを旅立ったカメラたちが、日本だけでなく世界中でたくさんの方の良きパートナーとしてその日々の情景を写し取っているのかと思うと、非常に感慨深いものがあります。
皆様から日々寄せられるお声や応援を糧に、これからも素敵な商品をお届けできるよう精進してまいります。
2024年度も皆様が素敵な相棒を手にされますように。今回のランキングが少しでもそのお役に立てたら幸いです。