カメラ仲間とシーズンごとに季節らしいものを撮影しようという話になります。
今回は「梅雨の紫陽花」の撮影を1か月ほど前から満開時期を見越して出かける計画をたてておりました。
本日のカメラは、頼れるオールラウンダー「SONY α7IV」とArtラインとして復活したカミソリマクロ「SIGMA Art 70mm F2.8 DG MACRO」を持参しました。
マクロレンズって個人的にあまり使わないので、持っていても出番がなかったのですが今回遊んでみて紫陽花撮影にマクロレンズは相性抜群!
とても楽しかったので、拙作ではありますが撮影してきた写真と簡単に使い心地などをレポートしたいと思います。
赤から青までカラフルな紫陽花が沢山ありました。
紫陽花は土壌のPH度によって色が変化する珍しい花です。
酸性なら真っ青、アルカリ性なら赤色、青と赤の色が交わるど真ん中である紫色の場合は中性なのだそうです。
紫陽花を赤色にするために卵の殻を砕いて土壌にまくことでPH度のコントロールをして色を変えることも可能だとか。
これは額咲の紫陽花の中央に集まる細かな花の部分。
全体でみると粒にしか見えませんが、マクロレンズで撮影してみるとしっかり花の形をしていることがわかります。
久しぶりに稼働させたカミソリマクロの力に思わず「お~」と感嘆の思いが口に出てしまいました。
明け方まで大雨の日。満開の紫陽花は所々、雨露を帯びています。
最短撮影距離である25.8cm、ギリギリまで寄って撮影してみました。雨粒が光を受けて、球状の立体感がとても綺麗でした。
紫陽花の間から、ひょっこりと顔を出していた綿毛。
こちらは少し離れて撮影して、トリミングをした写真ですが植物の綿毛というより写りすぎて獣毛のよう…。
毛の一本一本が分かるニュアンスをシャープに残しながら、綿毛の柔らかさを程よく描写していて驚きました。
子供たちが元気よく小走りで紫陽花の間を駆けていきました。
良く見ると二人とも浴衣を着ていて、可愛らしいコーディネートです。
SIGMA Art 70mm F2.8 DG MACROは、中望遠としても活躍してくれるので活躍の幅は広いです。
被写体に丁度良い立体感と気持ちが良いボケ。
もうこれだけで良いレンズだなと思うのですが、そこにSIGMAならではのカリっとした明瞭なピント面はとてもシャープ。
円形絞りを採用しているので、多少絞ってもキラキラとした丸い玉ボケが楽しめます。
葉っぱの影や撮影していた花の上にお客様が佇んでいます。
良くわかるようにトリミングをしてクローズアップしていますが結構離れた位置から引きで撮った写真でした。
思ってもいないゲストは、写真に「もう一味」を加えてくれるのがうれしいです。
人はなぜ、マクロレンズを使うと苔を撮影してしまうのか。
雨上がりで艶のある苔を発見して1枚。
白い玉のような紫陽花の花畑を挟んで一緒に遊びに来ているカメラ仲間を撮影。
偶然正面に立ってしまったのでレンズを向けたら撮影合戦が始まってしまいました。
なんだかんだで時期的には、梅雨も後半の頃合い。
紫陽花の見頃は場所によっては7月半ばころまで見られたりもしますので、みなさまもマクロレンズで紫陽花撮影いかがでしょうか。
次は夏のひまわりかな…。
暑さに心が折れなければ、次も季節の風物詩を撮影しにどこかに行きます。
今回使用した機材はこちらです
Map Timesには、他にもSONY α7IVを使ったスタッフのBLOGがあります!
季節の風景のご紹介や、機材使用のレビュー記事など盛りだくさんです。ぜひ、ご覧ください。