2024年10月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング
新品デジカメ10月ランキング | |||
1位 | Canon | EOS R5 Mark II | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | FUJIFILM | X100VI | コンパクトデジタルカメラ |
3位 | SONY | α7IV | ミラーレス一眼カメラ |
4位 | SONY | α7C II | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | FUJIFILM | X-T5 | ミラーレス一眼カメラ |
6位 | Nikon | Z f | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | Canon | EOS R6 Mark II | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | FUJIFILM | X-T50 | ミラーレス一眼カメラ |
9位 | RICOH | GR III | コンパクトデジタルカメラ |
10位 | Nikon | Z6III | ミラーレス一眼カメラ |
前回に続き、『Canon EOS R5 Mark II』が2ヶ月連続で1位を獲得しました。
今回も数回にわたりメーカーから供給があり、それが全てご予約者の手に渡り1位を獲得するに至ったのですが…
それでも、いただいている多くのご予約に対してお届けすることができず、いまだ多くの方にお待ちいただかなくてはならない状況です。
そろそろ各地で紅葉の話題も聞かれるようになってきました。今年の紅葉は話題の最新鋭高画素機で、と考えている方も多いと思います。
メーカーにはさらなる奮起を期待するばかりです。
2位には、こちらもまた問題多き『FUJIFILM X100VI』。勿論、カメラ本体に問題があるのではなく、メーカーからの供給状況にですが。
3月末の発売時、入荷予定数のみご予約を承ることができたのですが、それ以降は新規のご予約を受け付けることができなくなってしまいました。
入荷がある度にご注文を受けお渡しするという状況が続いているのですが、毎回告知を行うと一瞬で完売になってしまう有様。
結果として、メーカーからの供給が多かった月は上位に、そうでない月はランク外に、という浮き沈みの激しいランキングになっています。
3位『α7IV』、4位に『α7C II』とSONY勢が並びました。
10月15日までおなじみのキャッシュバックキャンペーンが実施されていたのですが、その駆け込み需要が販売数を伸ばしたようです。
8月1日に行われた価格改定により値上げが入ってしまったSONY。キャッシュバックがあっても中古との価格差が以前ほど小さくならなくなってしまったこともあり、α7IVのキャンペーン開始直後の反響は芳しくありませんでした。
それでも終盤には他の強豪を抑え3位にランクインするのですから、大したものです。ただキャンペーン頼みのところが強いので、次回以降は苦戦を強いられることが予想されます。
それに対しα7C IIは、キャンペーンのあるなしに関らずSONYの中で安定した人気を誇っています。
α7IVと同程度の性能を持ちながら、より小型軽量でかつお値段も安いという点が評価されています。
外国人観光客からもお問い合わせが多く、日本語メニューだけで英語等に切り替えができないとを知っても購入されていく方も多いのが特徴。
円安もあり、それだけ他国に比べ日本での価格がお手頃ということなのでしょうが、実際日本語メニューだけで使いこなせているのか調査してみたいところでもあります。
5位に『FUJIFILM X-T5』が入りました。
7月末頃からようやくメーカーからの供給が増え、入荷が安定した8月に一気に1位に返り咲きを果たすことで人気の健在ぶりを我々に示してくれました。
発売から2年近くが経とうとしていますが、APS-Cセンサーサイズで約4020万画素の高画素を誇り、原点回帰とも言える静止画撮影に特化した造りが安定した支持を集めています。
今回も後発の弟分『X-T50』(8位)より上位にランキングされる結果になりました。
発売日的にはずっと新しく、上位機と同じセンサー・画像処理エンジンを搭載しているX-T50ですが、X-T5の供給が安定してからは追い抜くことができずにいます。
他のメーカーに見られる上級機・中級機の間にある価格差が、この両者にはほとんどないことが大きな要因かと。
他とは異なる戦略をとるFUJIFILM。徐々に順位を下げているX-T50ですが、兄弟機がこのまま揃ってランキングに定着できるか、今後の動向も注目していきたいと思います。
6位に『Nikon Z f』、そして同じ『Nikon Z6III』が10位となりました。Z8は前回と同様ランク外に。
7月には新発売のZ6IIIが2位に大差をつけ初登場1位に輝き、それまでも安定してランキングに名を連ねていたZ f(7月4位)、Z8(同5位)と3機種ランクインを果たしたNikon。当然このまま好調が続くと信じていたのですが…
翌8月、Z6IIIが10位とまさかの急降下。前回9月には、Z8が突然ランキングから姿を消してしまいました。
それぞれ特にメーカーからの供給に問題があるわけでもないのですが、どうしたことか。
と、しかしここで朗報が。Nikonは10月25日からキャッシュバックキャンペーンを開始しました。
なんとZ6IIIが早くもキャンペーン対象に、それも4万円のキャッシュバックというから驚きです。
また、Z fもキャッシュバック初登場(2万円)。その他、Z8やZ6II、Z5も対象と、かなり力の入ったキャンペーンとなっています。(2025年1月14日購入まで)
ここで一気に巻き返しをはかることが出来るか、大注目です。
前回、1位獲得のEOS R5 Mark IIに引っ張られる形で2位につけた『Canon EOS R6 Mark II』でしたが、今回は7位に。
新型機の登場で注目度が上がったと思われましたが… 4万円のキャッシュバックキャンペーンが10月7日で終了したことも影響したようで、販売数を伸ばすことができませんでした。
せっかくのチャンスを逃してしまった感があります。久々のCanonのワン・ツーは、このまま一度きりの出来事ということになってしまうのでしょうか。
10月の新品ランキング、最後の紹介は9位に入った『RICOH GR III』。前回久々のランクインと報告しましたが、今回も10位以内をキープすることができました。
メーカーからの供給はまだまだ不安定な状況で、残念ながら新規の予約を受け付けできないままです。
FUJIFILM X100VIと同様、入荷があった時にご注文を承る形で、この順位に入りました。
ただ入荷数自体は徐々にですが増えてきているようなので、GR IIIxともども再びの盛り上がりを期待しましょう。
中古デジカメ10月ランキング | |||
1位 | SONY | α7III | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | Canon | EOS R5 | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | Nikon | Z f | ミラーレス一眼カメラ |
4位 | SONY | α7C II | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | Nikon | Z fc | ミラーレス一眼カメラ |
6位 | SONY | α7RV | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | Nikon | Z50 | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | FUJIFILM | X-T5 | ミラーレス一眼カメラ |
9位 | Nikon | Z6 | ミラーレス一眼カメラ |
9位 | Nikon | Z5 | ミラーレス一眼カメラ |
もはや説明の必要がありません。絶対的人気を誇る『SONY α7III』、9ヶ月連続の1位獲得です。
2024年に入って最初の1月以外は全て1位、2024年の年間1位もほぼ確実なところかと。まだ10月ですが…
ただ前回もお話ししたように、「美品」ランクの品は全体的に少なくなってきています。
ネットに「美品」が掲載されると、すぐにSOLD OUTに。「美品」クラスをご所望される方は、こまめなチェックが必要なようです。
今回も2位に入った『Canon R5』。
前回ジャンプアップで2位に躍進、この勢いでα7IIIの牙城を崩すかと期待したのですが残念ながら及ばず。
1位2位の差は前回とほぼ同じで、α7IIIが頭一つ抜け出しています。とにかく強いα7III。
ただEOS R5は高画素モデルゆえ、どうしても2機の間には価格差が。それを思えば、EOS R5もかなりの奮闘ぶりと言えます。
SONY機と異なりメニュー言語の切り替えが可能なこともあり、海外からのお客様にも好評です。
α7IIIと同じく豊富な商品在庫数を誇るEOS R5が、中古ランキング1位の座を奪取する最有力候補であることは間違いないようです。
続いてこちらも前回同様、3位に『Nikon Z f』。Nikon勢は5位『Z fc』、7位に『Z50』、同数9位に『Z6』と『Z5』が仲良く並ぶなど、計5機種をランクイン。
前回6機種から1つ減らしたとはいえ、中古部門では好調を維持しました。
新品部門でも6位に入ったZ f、先にお話ししたように10月25日から始まったキャッシュバックキャンペーンの対象に。
新品・中古で価格差がなくなってしまうので、次回以降は新品購入に流れることが予想されます。
7月まで4ヶ月連続でα7IIIに次ぐ2位の位置を占めていたZ fc。Nikon勢を引っ張る存在でしたが、ここに来てZ6IIIの登場による影響か、中古部門でもフルサイズ/FXフォーマット機の方が上位に入るようになっていました。
Z fcは、店頭では特にこれから一眼カメラを始めようという方のご購入が多いとのこと。
ブラック・シルバー、NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VRとのキット、NIKKOR Z 28mm F2.8 (Special Edition)とのキット、どれも平均してまんべんなく売れているのが特徴です。
ランキングの常連となっているZ fcに対し、同じく小型軽量のDXフォーマット機ながらちょっと影の薄い印象のZ50。
今年のランキングに登場したのも6月(同数10位)、前回9月(同数10位)の2回。さらにその前はというと、なんと2021年8月まで遡ることに。この回は前月発売されたZ fcが初めて新品部門1位を獲得した月です。
そんなZ50ですが、先日NikonからZ50IIの発表があったばかり。そのスペックはかなりのもののようです。
発売は12月13日予定ともう少し先ですが、先代機Z50にも俄然注目が集まることが予想されます。Z fcと並ぶ小型機の定番となることを期待しましょう。
このところ中古部門ではNikon勢に押されてしまっている感のあるSONY。
絶対王者α7IIIの他は、4位『α7C II』、6位『α7RV』と、計3機種のランクインでした。
キャッシュバックキャンペーンが終了し、再び中古購入に流れることを予想したα7IVでしたが、今回はランク外11位に。
ですが、次回11月はSONYはキャンペーンなし、反対にNikonがキャンペーン真っ最中ということになります。
となると、中古部門では形勢の逆転が起こるか。各順位も大きく変わってきそうです。
8位には、『FUJIFILM X-T5』が入りました。
新品の供給不足が続いていた時期は中古購入しか選択肢がなく、そのため中古商品数も不足気味でした。
価格も高めに設定されていたこともあり、新品・中古の価格差はまだ大きくありません。
今後、新品の供給が増えれば自然と中古商品数も増え、その分価格差が広がっていくことでしょう。
高い人気を維持している機体だけに、新品・中古がバランスよく売れていくことが予想されます。
と、ここまで2024年10月のランキングはいかがでしたでしょうか。
今回新登場の機体はありませんでしたが、その分これまでに登場した話題機が今置かれている状況をおさらいするような形となりました。
そしてこの後、2024年を締めくくるような超目玉機の登場が控えています。他にも話題となりそうな機体があれこれと…
今回おさらいした順位が、新型機の登場によってどう動くのか。予想するのは至難の業。
今年も残すところ2ヶ月余りですが、まだまだ暑い …もとい、熱いランキング争いが期待できます! 次回も是非お楽しみに!