
【Nikon】新品で買える19年前の神レンズ!? 超広角ズームで写す再開発の街
冬と春のちょうど狭間にあたるこの季節。
冬ならではのアクティビティをひと通り楽しみ尽くした頃合いでそろそろ出不精になってはいませんか。
もれなく筆者もその一人ではありますが、かねてより気になっていたレンズがありますのでそちらを試していきたいと思います。
そのレンズとは、Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED。
Nikonが数十年かけて紡いだFマウントレンズ群のうち、大三元レンズのひとつに数えられる名玉です。
2007年発売ということで、なんと19年前!のレンズとなります。
すでに後継Zレンズが発売された今でも新品で入手可能という点に驚きが隠せません。
超広角〜広角をF2.8通しという明るさでカバーするこちらの広角ズームですが、一見すると日常ではさほど出番がないように思えます。
だからこそ、あえて日常スナップで楽しんでみるのが今回の趣旨となります。


怒涛の勢いで再開発が進んでいるエリアに来ました。
思い出に浸る間もなくあっさり姿を変えてしまう東京ですが、だからこそ刹那的な風景を残しておくことに大きな価値があります。
本レンズの特徴として、超広角域をカバーしていながらも像の歪みが少ないのことで、見た景色をそのまま一枚に収めることができます。
一般的な標準レンズを使って風景をあれもこれもと切り取るのではなく、高画質でバシッと一枚撮って、あとはカメラを置いて自身の目に景色を焼き付ける、そんなエモーショナルな撮影を可能にしてくれます。
一枚で済むということは、所謂「タイパ(タイムパフォーマンス)」に優れているとも言えるでしょう。レンズを語る上では新しい指標かもしれません。


広角レンズに対するイメージですが、「大自然や星空を余すことなく写すレンズ」というのが最も一般的でしょう。
ですが、プライバシーが多数行き交う都会ではそういった撮影が難しいことに気が付きます。どうしても多くの情報が入りすぎてしまう…。
そんな時にはパースペクティブの効いた近接撮影を積極的に試してみることをおすすめします。


本レンズは近接撮影も得意としていて最短28cmまで被写体に寄ることができます。
開放F2.8では美しいボケが得られるため、「引き・寄り」どちらもこなす両極端な性格が少しずつ楽しくなってきました。
しかしーーー。
現行Zレンズと異なり本レンズは所謂「出目金レンズ」です。
前玉が突き出した形状のため、近接撮影に集中しすぎると前玉が被写体に接触してしまう可能性があることに注意が必要です。
なお、通常の円形フィルターは装着できないため角型フィルターを用いる仕様になっています。
そのため一般的な保護フィルターが使えず、レンズキャップは被せタイプの専用品であることにも注意しましょう。
これら特有の注意点さえ抑えておけば、あとは写りを楽しむのみ。
出目金レンズ故に出やすいゴーストも写真表現のひとつとして取り入れてしまうのが良いでしょう。
広角レンズは手ぶれに強いといわれますが、本レンズもその例に漏れずVR機能無しでも安心して手持ち撮影することができました。


14-24mmのうち、とくに24mmあたりはスマートフォンの標準レンズとほぼ同じ焦点距離になるかと思います。
昨今のスマートフォンは言わずもがな高性能ですが、筐体サイズの兼ね合いからカメラのセンサーサイズだけは大型化できていないのが現状です。
たとえ画角が似通っていても、フルサイズないしはAPS-Cサイズの大きいセンサーで圧倒的画質で描写できる喜びというのが、やはりカメラの特権、醍醐味といえるでしょう。


最後にもうひとつだけ本レンズの魅力を挙げるとするならば、それは間違いなく「見た目」でしょう。
美しい曲線を描く幾層にも重なった前玉と青紫色のコーティングが織りなすまるで小宇宙のような見た目は、他にはない独特の魅力を放っています。
もうそれだけで所有欲は満たされるのですが、流石は大三元レンズ。
その本領は撮影してこそ発揮されるという、見てヨシ・使ってヨシの最強レンズなのでありました。
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