StockShot

  • タグ一覧
  • 検索
【初めての単焦点レンズで迷ったら】35mm・50mm・85mmの違いとは?画角と特徴を撮影シーン別に解説!

【初めての単焦点レンズで迷ったら】35mm・50mm・85mmの違いとは?画角と特徴を撮影シーン別に解説!

今回は「初めての単焦点レンズ選び」と題して、35mm、50mm、85mm の3本で、それぞれの画角やレンズの特性を、撮り比べながら見ていきたいと思います。
まずは動画をご覧ください。

目次
  1. 使用機材の紹介
  2. シーン別で撮る
    1. 遊歩道
    2. 漁港
    3. 鳥居
    4. 小道(海へとつながる小道)
    5. 小道(狭い小道)
    6. 海辺&岩場
    7. テーブルフォト
    8. 動植物(昆虫)
    9. 動植物(猫)
    10. 神社(龍神)
    11. 神社(手水鉢)
    12. 夕日
  3. 撮影を終えて
  4. マップカメラのサービスやお得なキャンペーンのご紹介

 1.使用機材の紹介


まず最初に、本日の使用機材の紹介をいたします。
ボディはフルサイズの「Nikon Z6II」です。今回はNikonの機材を使用して紹介していますが、全メーカー画角が同じであれば同じ印象で撮影することが可能となります。

35mmレンズ「Nikon NIKKOR Z 35mm F1.8 S」は、準広角と呼ばれるレンズです。
比較的広めに撮影をすることができ、背景の情報を含んだ写真が撮りやすいのが特徴です。

50mmレンズ「Nikon NIKKOR Z 50mm F1.8 S」は、標準レンズと呼ばれます。
いわゆる人間の視覚、特に一点に集中した際のそれに近い画角で、スタンダードなレンズです。

85mmレンズ「Nikon NIKKOR Z 85mm F1.8 S」は、中望遠レンズで、俗にポートレートレンズとも呼ばれています。
画角の切り取りや、ボケが大きくなるので、そこを意識した絵作りができるレンズだと思います。
では早速、撮影していきましょう。



目次に戻る

 2.シーン別で撮る

 遊歩道


まず最初は、江の島周辺の遊歩道にやってきました。
ここで各焦点距離の違いを見ていきたいと思います。
ちなみに今回は焦点距離によるボケ量を見るために、絞りはすべてF1.8にて撮影しています。


【35mm】
今回の3本の中では一番広角側のレンズです。
奥の江の島や水平線など、その場の光景を広く切り取れています。


【50mm】
広角感は少し薄れ、左側の柵のパース感も目立ちづらくなります。
広角や望遠でデフォルメされていない、自然な絵です。


【85mm】
最初の35mmと比べると、かなり切り取り感が強くなります。
江の島もほんの少ししか写らず、小さかった街灯も、かなり大きく写るようになりました。
85mmは他のレンズと比べると、何に注目させたいかがより明確になる焦点距離です。


遊歩道から35mmと85mmで撮影しています。
35mmだと広さを活かした絵になり、85mmだと江の島がかなり大きくなります。
焦点距離を変えて工夫することによって、背景の印象が大きく変わります。

目次に戻る

 漁港


次に漁港を訪れました。
漁の道具や船など、被写体にしたくなるものがいっぱいあります。
ここではボートを主題にして、各焦点距離での切り取り方を見ていきたいと思います。

このシーンではあらかじめ決めたテーマがあります。
どの焦点距離においてもボートとシーキャンドルが必ず画面に入ることとしました。


【35mm】
漁港の先端に続く道を意識的に画面に取り入れ、奥行き感を演出しました。
広角なので、こうした絵作りがしやすいのが特徴です。


【50mm】
左右のバランスをとるために、シーキャンドルを中心に構図を整理します。
35mmより素直な画角になるので、画面の整理がしやすくなります。


【85mm】
ボートの全体を入れることは難しかったので、縦構図で大胆に切り取りました。
シーキャンドルが画面に入る位置でボートにクローズアップしました。

目次に戻る

 鳥居


いよいよ江の島に着きました。
こちら仲見世通り前の鳥居は、かなり人で賑わっています。
江の島を訪れたら撮りたくなるこの鳥居。
これも各焦点距離で撮り分けてみましょう。


【35mm】
鳥居の周辺の情報も広く入れることができます。
どこに何があるのかがわかりやすいです。


【50mm】
正面から捉えてみました。
抜けの道も程よく圧縮され、全体的に収まりの良い画角となっています。


【85mm】
圧縮とボケにより、かなり鳥居の立体感が強く出ていると思います。
鳥居がメインの被写体であるということが一目瞭然です。


こちらは35mmで撮りました。
通常だと広く捉えてしまうので、顔も写ってしまいがちですが、下から大胆にあおることによって、人が写ることを避けました。
撮り方を工夫することによって、焦点距離を変えずに情報を整理することもできます。

目次に戻る

 小道(海へとつながる小道)


仲見世通りから脇に入ると、海へとつながる小道がありました。
各焦点距離ではどのように見えるのでしょうか。
今回はすべて縦構図で撮影しました。


【35mm】
準広角なので、道の奥行きに加え、空方向への画面の広がりを感じることもできます。
距離を取らずに全体を写せるので、スナップ向きな画角と言えます。


【50mm】
ちょうど良い感じに画角が整理され、情報過多にならずに、奥行きも見せることができます。


【85mm】
遠くに見えた海が、かなり大きく迫って見えます。
35mmや50mmで撮影された2枚よりも、より海に向かっていく道であることが強調された写真となりました。

目次に戻る

小道(狭い小道)


両側に壁がある狭い小道にやってきました。
ここでは35mmと85mmの違いを見ていきたいと思います。


【35mm】
手前両側に壁があり、手前が大きく奥が小さく写るので、パース(遠近感)が通常よりも強調された絵となっています。


【85mm】
パース感は失われますが、その代わり圧縮効果により、行き交う人々がグッと寄せられた絵になりました。
道の狭さはこちらの絵の方がより強調できています。


85mmで階段を上る様子を撮ってもらいました。
人物を入れた構図を切るには、やはり85mmが向いています。
ボケ感も強く出るので、非常に立体的と言えます。


背景は活かしつつも被写体に注目させることができるのが85mmの特徴です。
35mmだと全体にピントが合いがちですが、85mmであればより被写体に立体感を持つことができます。

目次に戻る

海辺&岩場


先ほどの小道を下りてきて岩場に到着しました。
目の前に海が広がる気持ちの良いロケーションです。
ここでは50mmと85mmで比較をします。


【50mm】
まず50mmで画面の構成を考えました。
人物の視線の先の広がりを意識した絵作りになっています。


【85mm】
同じシチュエーションでも85mmでの切り取りとなると、視線の先の広がりは失われ、より主要な被写体に視線を誘導することができます。


2枚を並べてみると、同じ場所からの撮影でも視線の誘導先が異なるので、伝えたいテーマを変えることができます。

目次に戻る

テーブルフォト


お腹も空いてきたので、テーブルフォトがてらお昼を食べに行きたいと思います。
江の島の新鮮な海の幸をいただいてきました。


【35mm】
画角にゆとりがあるので、食べ物を撮影する、いわゆるテーブルフォトには35mmが向いています。
座りながら撮影した1枚ですが、食べている相手の料理まで入れ込むことができます。


【50mm】
まだギリギリ座っての撮影ができますが、かなりカメラを離さなければなりません。
少し撮影しづらいと思います。


【85mm】
座ってはいますが、テーブルからかなり仰け反って撮影しています。
手元の料理を撮ることはちょっと難しいです。


こちらは立ち上がって真俯瞰から撮影し、距離を取ることが可能であれば、85mmの立体感を活かしたテーブルフォトを撮ることも可能です。

目次に戻る

動植物(昆虫)


春を迎え、新緑の季節になってきました。
動植物も活発に動き出し、素晴らしい被写体になってくれます。
ここでは小さな昆虫を見つけたので撮影をしてみました。


【35mm】
一般的に35mmは最短撮影距離が短く、被写体に近づくことが可能です。
小さな昆虫でも、寄ることで大きく写すことが可能です。


【85mm】
寄ることはできませんが、前ボケ・後ボケを活かして被写体を強調した写真を撮ることができます。


【50mm】
定番の標準レンズなので、両方の良さを活かした絵作りができ、よりありのままの自然な形で被写体を捉えることができます。


こちらは木漏れ日の中の植物です。
ボケが豊かですが、実は35mmでの撮影です。
一般的にはボカしづらいと言われる35mmですが、先ほどの昆虫と同様に被写体にグッと接近できると、35mmでも大きなボケを得ることができます。

目次に戻る

動植物(猫)


道端で休んでいる猫がいたので、そっと撮影させてもらいました。
ほぼ同じ距離感で撮り比べました。


【35mm】
場所の情報が広く入るので、写真を撮った時の環境があとから見返してもよくわかります。
場所、天気、時間帯などが分かりやすいので、その時の情景が蘇ってきます。


【50mm】
背景情報はかなり限定されますが、代わりに被写体である猫により注目することができます。
表情などにも視線が誘導されるので、どんな猫だったのかが分かるカットになっています。


【85mm】
毛並みや爪、可愛いひげなど、かなり細部のディテールまで、はっきりとしてきます。
ボケ感も強くなるので、猫の全体というよりかは、その表情にかなりフォーカスされています。

目次に戻る

神社(龍神)


江の島には各所に神社が点在しており、その一つを訪れてみました。
中には龍神様が祀られています。
池の中に立っているので近づくことができません。
各焦点距離で見ていきます。


【35mm】
池の端から龍神様の全体を写すことができました。
横の説明看板も入れることができ、非常に多くの情報が入っています。


【50mm】
看板が少し見切れますが、龍神様がより大きくなります。
ボケ感も自然な雰囲気なので、肉眼で見たままの印象に近いと思いました。


【85mm】
龍神様の顔を大きく捉えることができました。
近づきづらい被写体を大きく捉えるには、中望遠以上のレンズが便利です。

目次に戻る

神社(手水鉢)


撮影も終盤になり、日が傾いてきました。
手水場の中は暗く撮りづらいと感じますが、反射を活かして撮影してみました。


【35mm】
その場の薄暗い雰囲気を活かしつつ、水面の反射を捉えました。


【50mm】
もう少し寄って、水面の反射に加えて水が落ちる様も一緒に捉えました。


【85mm】
かなり反射と水面のディテールに注目することができました。
中望遠の切り取りの大胆さはこういったシチュエーションでも活かせます。

目次に戻る

夕日


江の島の中と外で一日中撮影してきました。
1日の最後はやっぱり夕日、海と言えば夕日です。
3本の焦点距離で夕日のカットを撮っていきたいと思います。

逆光によるシルエットが撮りやすくなるのが夕方のシーンの特徴です。
広い海辺で堤防も見えています。
どのような切り取り方ができるでしょうか。


【35mm】
堤防にて夕日を眺めている人物を捉えました。
波打ち際の広がりを見せつつ、全体を捉えることができました。


【50mm】
波打ち際の情報はなくなり、より堤防の方に視線が誘導されます。
やはり自分の見た目に近い写り方をしてくれます。


【85mm】
メインの被写体の人物と、夕日の位置関係を、圧縮効果によりより近づけ、ドラマチックな写真にすることができました。


次に、同じシチュエーションでも、焦点距離によって狙いの違いが出てきます。

【35mm】
空間の広がり、沈みゆく太陽のグラデーションや走る子供たちの躍動感などをメインに捉えています。


【85mm】
より人物のシルエットを強調するカットとなります。
圧縮により人物の背景に海をグッと引き寄せ、情報を制限することによって、シルエットでありながらその表情までも想像させるようなカットとすることができました。


その他にもスナップ的にボートを入れつつ、風景の切り取りをしてみました。

【35mm】
いわゆる「マジックアワー」という時間帯なので、ボートの白い船体に夕日のグラデーションが映えています。


【50mm】
標準画角である50mmは、ふと目についた被写体を何気なく撮影しても絵になります。
自分の見た目に近い印象なので、カメラを構えて立ち位置を変えることが少なく撮ることができます。

目次に戻る

 3.撮影を終えて


今日は江の島で3本の焦点距離で撮り比べました。
それぞれの焦点距離の特徴がよくわかったと思います。

35mmレンズ
スナップやテーブルフォトにすごく向いていました。
寄りが取れるというのも非常に良いです。

50mmレンズ
標準単焦点のレンズです。
撮ろうと思った時に実際に目で見た時とのギャップが少なかったです。
構えたところからすぐ撮ることができました。

85mmレンズ
切り取りの大胆さがあります。
ダイナミックな絵がよく撮れたと思います。

注意点
今回は「Nikon Z6II」フルサイズ機で撮影してます。
お使いのカメラのセンサーサイズによって、今日ご紹介した焦点距離と合わせるためには、フルサイズ換算が必要になる場合があります。
例えばAPS-Cのカメラをお使いの方だと1.5倍(焦点距離1.5倍が35mm判換算での数値)となるため、標準画角で撮りたい場合には約35mmなどで撮影する必要がありますので、ご注意ください。



目次に戻る

 マップカメラのサービスやお得なキャンペーンのご紹介

今回は、初めての単焦点レンズ選びのために、35mm、50mm、85mmの3本のレンズで様々な撮り比べをしてみました。
お気に入りの写真は見つかりましたでしょうか。
見つかったらぜひその単焦点レンズで撮影を楽しんでいただければ幸いです。

キャンペーンなどの詳細につきましては、バナーよりご確認をお願いいたします。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。






他関連記事や動画もぜひご覧ください。

【SONY】画角で変わるポートレート撮影

【Nikon】おすすめ中古 Nikon Z マウントレンズ 6選




目次に戻る
[ Category:Nikon YouTube | 掲載日時:26年02月12日 17時00分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

中古総決算セール 中古カメラボディポイント20倍、中古交換レンズポイント10倍

RECOMMEND

PAGE TOP