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【Leica】Mデジタルで楽しむLマウント。6bitの基本解説と、後悔しないアダプターの選び方。

【Leica】Mデジタルで楽しむLマウント。6bitの基本解説と、後悔しないアダプターの選び方。

現代のカメラでは珍しい完全MF(マニュアルフォーカス)のデジタルカメラ、それがライカMシステムです。
1954年にフィルムカメラのライカM3が発売されてから、ずっと続いているMマウント。これらが現行のMシステムカメラにアダプターを介する必要なく使えるのは、クラッシックな見た目や研鑽された機能美、そしてオールドレンズらしい写りが好きな方には魅力的な特徴の一つと言えます。

ただ完全MFのため電子接点を持っておらず、ボディと電気的な通信を行わないため撮影時のレンズ情報が記録されません。そのため「レンズの切換をしたものの、どのレンズで撮影したのかわからない。」なんてこともしばしばあります。
それらに対応するためにMマウントレンズの中には「6bitコード」を備えているものが存在します。

また、Mマウントの前身となるL39スクリューマウントは、比較的手に届きやすい価格のものもあり、ライカの引き込まれるような描写を楽しむことができるレンズです。
このL39スクリューマウントについても、L/M変換リングアダプターを使用する事でM型ライカに装着出来るのですが、フィルムのM型ではなくデジタルのM型ライカで、これらレンズを使用する際にも6bitコードにまつわる要素は大きな存在となりますので、この記事では「6bitコード」と「L39スクリューマウント」の関係に注目して解説をしていこうと思います。

目次
  1. デジタルライカに欠かせない「6bitコード」とは?
  2. L39スクリューマウントレンズを現役で使うために気を付けたいポイント
  3. 唯一無二な表現で撮影がもっと楽しくなるスクリューマウントレンズ
  4. まとめ

 デジタルライカに欠かせない「6bitコード」とは?

昨今のデジタルカメラではボディとレンズの間で電気的な通信を行う電子制御が一般的となっていますが、
現行のM型デジタルカメラのベースともいえるフィルムカメラ「Leica M3」は1954年に発売されており、当然のことながら電子制御などは無い時代。
脈々と受け継がれるMマウントのレンズシステムにおいて、デジタルM型カメラに必要な情報を渡すために組み込まれたのがこの「6bitコード」なのです。

この「6bitコード」という単語、馴染のない方も多いのではないでしょうか。

6bitコードは、ライカ純正レンズのマウント部に刻まれている黒と白で構成された凹凸のことを指しています。

そしてM型デジタルカメラボディのマウント部右下には読み取り用のセンサーが搭載されています。
これが6bitコードを読み取り、Exif情報にレンズの情報を保存したりレンズに合わせた周辺光量補正等が行われます。

左:レンズ認識無し、右:レンズ認識有り

実際に6bitを認識させずに撮影した写真と認識させて撮影した写真のExif情報を見比べると、認識させている方では焦点距離・レンズモデルに使用したレンズの情報が記載されているのが分かります。

また6bitコードはレンズマウント部に記された情報を、ボディ側が読み取っているだけなので双方向での通信は行っていません。電子接点とは別物なのです。
そのためレンズ側を操作した際の情報、例えばF値やトリ・エルマーの様な焦点距離を変えられるレンズでの焦点距離までは記録されません。
それでもMレンズをいくつも持っているという方には、ふとした時に便利な機能だと思います。

 L39スクリューマウントレンズを現役で使うために気を付けたいポイント

L39スクリューマウントレンズをL/M変換リングアダプターを付けてM型デジタルライカで撮影をしようとすると、エラーがでることがあります。
それを防ぐために、気を付けたいポイントをお伝えします。

それはL/M変換リングアダプターの種類です。

L39スクリューマウントレンズからライカMマウントボディに使用するアダプターを写した写真

このアダプターは外周がどちらも完全な円形ではなく、広さが異なる欠けている部分があります。
欠けの範囲が90°ほどに収まっている、狭い範囲のタイプのものを『半欠け』や『半欠き』と呼称する事もありますが、
これらの欠けはL39スクリューマウントレンズにおいて、無限遠ロックの解除が押しピンタイプになっているものに
対応するためのもので、押し下げたピンがL/M変換リングに当たってしまわないようになっています。
※欠けの無い全周タイプのL/M変換リングアダプターも存在していますが、今回は割愛致します。


欠けている部分が広いものを付けると、このように6bitを読み取るセンサーが若干見えています。

欠けている部分が狭いものを付けると、完全に隠れるようになりました。

デジタルのM型ライカにおいては、この欠けが広いタイプを使うと読み取りセンサーが露出し光が入ってしまうため、カメラ側では『レンズを装着していない状態』と誤認してしまいます。
結果としてライブビュー撮影が可能な機種においてはエラーが表示されてしまい撮影をする事が出来ません。
設定でレンズ検出をオフにすることで解消することも可能ですが、この欠けている部分が狭い方を使うことで何度もメニューを行き来することなく撮影ができるようになります。

 唯一無二な表現で撮影がもっと楽しくなるL39スクリューマウントレンズ

ライカの魅力と言えばクラフトマンシップと言われる方も多いほど、オールドレンズと言われる世代のレンズでも現行に引けを取らない描写力や表現力を持っています。
そしてクラフトマンシップ溢れる特有の表現力を持ったライカレンズを、比較的手に取りやすい価格で選ぶことが出来る「ライカL39スクリューマウント」。

そんなL39スクリューマウントレンズとM型デジタルカメラとで撮影された作例をご紹介いたします。

使用機材:Leica M11 + ズマール L50mm F2 クローム

使用機材:Leica M-E (Typ220) + エルマー L50mm F3.5

使用機材:Leica M(typ240) + ズミクロン L50mm F2

使用機材:Leica M(Typ240) + ズマリット L50mm F1.5

使用機材:Leica M(Typ240) + ズマリット L50mm F1.5

 まとめ

ライカに限らず、マウントアダプターを使うことでお持ちのカメラに使うレンズ選択の幅が大幅に広がります。

今回ご紹介したように、一見ハードルが高そうに思える「M型デジタル × L39スクリューマウントレンズ」の組み合わせも、6bitコードの仕組みを理解し、正しいアダプター選びとボディ設定を行うことで、現行レンズと変わらない快適さで使いこなすことが可能です。

さらに手に届きやすい価格でその唯一無二な表現の深遠な沼へと足を踏み入れられるのも、大きな魅力。
ぜひ思い出がより鮮やかになる至福の一本を見つけてみてください。

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[ Category:Leica | 掲載日時:26年05月17日 13時00分 ]

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